卵の殻

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

キャンキャン 【東海】 2005/09/28(水) 09:50:48
つずけてお願いします、卵の殻を乾かして乳鉢で細かくして、油かすに混ぜたら、こっぷんいりの油かすの代わりにならないでしょうか。

やよい 【北陸】 2005/09/28(水) 14:25:40
>こっぷんいりの油かすの代わりにならないでしょうか。

こっぷん(骨粉?)と卵殻は明らかに別物です。
骨粉は魚や獣の骨の粉末。肥料の三要素の窒素とリンを含有します。特にリン。窒素の1.5倍のリンを含むとか。
一方卵殻は有機カルシウムです。その主成分は炭酸カルシウム。土壌酸性化の改良剤あるいはカルシウム補給として使います。
以前卵殻の利用で調べたことがありますが卵を大量に消費するマヨネーズ会社も卵殻粉を土壌改良材として製品化しています。
http://www.kewpie.co.jp/corp/index_eco.html

たちつ 【近畿】 2005/09/28(水) 20:44:39

乳鉢でする必要も無い。タンパク質成分を洗うか、腐らして、軽く潰しておけば良い。タンパク質が残っていると、異臭や不快虫が湧いたりします。又土を被せて置かないと、汚らしく見える。昔は、飾りも兼ねて花壇の周りに並べていた。微粉末は、花壇なら良いのですが、鉢植えには良くない。(鉢底へ流れ込んで、ヘドロ状になる・排水に良くない)
軽く水洗いして、ビニール袋に入れて、揉み砕けば良い。
土に混ぜれば、手の切り傷をしないように、注意。
本質的に、骨の性質(支える)と殻の性質(守る)は違います。骨は分解されやすいが、殻は分解されにくい。どちらかと言えば、骨は枯れ草等有機質に近く・殻は石・無機質に近い。 化石を想像すれば、良く解る。
捨てるよりは、使ったほうが良い。肥料と言うより、培養土増量材として、重宝しています。 海でも砂土より、貝殻が沢山集まっている(捨てる・流れ着く)処の方が、ゴカイ(魚の釣り餌)も大きくて沢山住んでいる。きっとエコ的に良い環境と思う。

キャンキャン 2005/09/29(木) 05:05:51
害にならないのは、解りましたが、植物に対しては、どう有益に働きますか。宜しくお願いします。

たちつ 【近畿】 2005/09/29(木) 08:11:11

石灰の生理作用
  主な働きは、
イ 植物の細胞膜を作り、また、これを強化します。
ロ 有機酸などの有害物質と結びついて、これを無害化します。
ハ 葉緑素の生成、炭水化物の移動に必要です。
ニ 根の発育を促進するなどすることにより病害に対する抵抗力を強くします。
ホ 植物に硝酸態の窒素を良く吸わせ、また、加里、苦土の吸収を調整します。

と教科書的には説明しますが、
実際には、趣味の園芸レベルでの、植物の必要とする石灰(Ca)の量は、
岩石に含まれていたり、石灰中和時に混ぜられたり、配合肥料の中に含まれたり、色々な形で投入されますから、特別に、肥料として、卵の殻を使う必要もありません。使わないより、使ったほうが良いという程度。生活塵も減少するだろうし・園芸用土も増える・微量元素も溶け込むだろう・中和もするでしょう。
積極的な効果を望むなら、焼却とか酢で溶かす等加工して、水溶液にしないと、効果は大変遅い。加工すれば、それだけ他の弊害もで易い。
其処まで手間隙を掛けてまで、使用する必要もない。他の方法で、手軽な方法もある。 同じ捨てるのなら、花壇に捨てれば良いという程度。
生塵堆肥を利用する程度の考え方。

骨粉には、リン成分が比較的多い 草木灰にはカリ成分が多い。卵殻には殆ど含まれない。「燐酸刈る主生む」と「炭酸駆る種有無」の違い。

其の他色々なことは、ネット検索すれば沢山紹介されています。
吸収生成の仕組みは専門書か論文研究書を参考に。

キャンキャン 2005/09/30(金) 04:48:18
[[解決]]
あまり重要でないことが解りました。これからは、魚や鳥の骨を細かくすることをして見ます。これからも宜しくお願いします。


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