エビネの根が土から出てくる

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

たに 【東北】 2005/09/26(月) 11:32:30
鉢植えのサルメンエビネの根が土から虹の様にニョキッと表面に出て来てしまいました。増し土や植え替えが必要なのでしょうか? また、新芽が既に出てますが、冬に凍みたりしないのでしょうか? ご教授願います。

たちつ 【近畿】 2005/09/26(月) 22:50:45

別にドウでもいいですが、根が隠れる程度は、粗い腐葉土(篩いでより分ける)や軽い園芸用土(篩でより分ける)を被せれば尚良い。・・・元気なら、必要な条件を満たしている。土の中の根は、活躍している。

植え替えるのなら、3年毎にしないと、土が痩せる(培養土の役目をしなくなる・ただの土・物質ということ。痩せるの意味は、肥料が無いという意味ばかりではない。排水・通気・保湿・保肥・支え着生するをいずれも兼ね備えているということ。根が元気に育つという条件がある。)
10月中には、花芽が安定するので、10月中か、生育が活発になる花後がよい。通常6月ごろ。私は秋が好きです。6月に植え替え失敗すると花芽ができ難い為です。

冬に強いランですが、北は北海道から、南は熱帯雨林までと、広範囲に生育しているし、種類も多く、特性も暖地系・寒地高山系と色々有る。
又交配も比較的楽なので、交配種も多い。バラと一緒で、系譜が大切。
バラは原種も少なく性質も原種を保持しているという意味で、大切ですが、エビネは、其処まで厳しくない。原産地の生育環境を知る上で必要。エビネは比較的血統書が整備されている。交配者の名前も明確なものが多い。血統書といても、犬のように高く売る商業目的ではない。純粋な敬意の為・後継者が困らないようにする非商業的な生物学の為。
一般的に、山野草のように、冬は日当たり良く・寒乾風を防ぎ、夏は樹木が生い茂り、木漏れ日か短時間の直射日光が当たる程度の涼しい場所に生えている。だから葉が大きく・寿命が長い。環境が悪くなっても生きていられるように、いつまでも、貯蔵庫を持っている。(団子状の球根。) この球根団子は、別に腐るわけでも無し、芽が出て、株別れするものでもない。ただし分離すれば、発芽して、独立した一つの株となる。少し他の球根の性質と違う。だから、冬暖かく夏涼しい自然の形に育てれば良い。(無加温・無冷房の要保護管理。)

一番気を付けなければならないことは、生育環境の整備は別にして。
 1)団子球根の前を空けるて、成長を妨げない。前とは、葉が付いているほう。毛虫に例えるならば、頭のあるほう。毛虫はバックして歩かない。
 2)団子球根は非常食(貯蔵庫)であると、言いましたが、覚えていますか?。 従って、少々弱っても(実際にエビネが弱っている)、1-2年は元気そうに見える。(勢力旺盛に見えるので安心する) ところが限界に達すると、急に枯れたり、回復不能な弱り方をする。原因は、可也以前から始まっていることも多い。だから「難しい」と馴れない人は、思い込む。
環境が合えば、雑草のように増える。環境が合わなければ、全滅する。
両極端な植物。だから、何回も枯らす人・難しいという人と、庭に何ぼでも生えている・手間隙入らずで簡単という人がいる。どちらも正しい。

植え替えの土は、流派・好みによりいろいろ。排水優先の粗い土を使う人・ミズゴケ単用の人・腐葉土堆肥(土も半分混ぜて腐食させる)重視の人それぞれ。

一寸休憩。箪笥の宣伝している。頭が禿げていても、ノリピーと沢口のやっちゃんが好きやねん。(^_^;)  娘も母ちゃんも (^_^;)

お待ちどうさん。
私は、適当にしている。 3-5mmの川砂1 1-2mmの川砂1 鹿沼土中1 腐葉土3 庭土4 植え付けは / のように前を根が出ない程度に持ち上げ、後ろの団子を1-2個分沈める。向きは鉢の中央向き。後ろは鉢の淵にくっけても良い。 鉢の深さは、乾燥し易いので、15cm程度が良い。自然での球根や根は浅く広がる。ので不必要という人もいる。好み。

一株1番2番目の2個の球根から、葉が出ていると理想的。最も良いのは、太短い新芽が沢山出ていれば、尚良い。(^^♪


この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター