桃の腹接ぎ等

[園芸相談センター]の過去ログです

アブラムシ 2005/08/09(火) 23:13:25
以前投稿し桃の品種更新は高接ぎや腹接ぎを9月くらいにすると
教わりましたが更新する穂木なのですが、9月くらいに
花芽と葉芽の区別ができるのでしょうか?なにかに見極める方法はないでしょうか?

M2 【中国】 2005/08/10(水) 02:18:14
大体どの植物にもいえるのですが、芽が細長い(先がとがった感じ)のが葉芽です。太く短い芽が花芽になります。(形として団栗と栗とを比べる感じかなぁ〜・表現としてちょっと不安)

pinetree 2005/08/10(水) 21:47:40
 お住まいの記載がありませんが、ごく一般的に言うなら、冬芽の発育は始まっていませんので、9月での判定は無理だと思います。
 そもそも花芽分化はもっと後の時期で、大多数の芽は、可能性が皆無とは申しませんが、花芽になって居ないはずです。たぶん、どの芽を使ってもほとんど葉芽になると思いますけど。
 ただし、自然状態で9月に落葉するのなら話は別です。

 ところで、落葉の事は知りませんが、桃って高接ぎを9月にするんですか?下手すると強烈に樹勢低下しそうに思えるんですけど・・・
 芽接ぎの間違いではないですか?

アブラムシ 2005/08/10(水) 22:50:11
今でも脇芽に小さいのがついていますが剪定によって花や葉芽に変わることってあるんですか
住まいは奈良です。芽接ぎの間違いかもしれません。

Iwasaki 【近畿】 2005/08/11(木) 04:38:51
普通落葉樹は 二月下旬〜6月下旬の 若葉が出る迄か 若葉がしっかりして来て枝が充実した時期に 高接ぎや腹接ぎは行います。
基本的には 芽接ぎの時期も同じです。
九月に行うのは初耳です。そのような時期に 接木して活着するのでしょうか 疑問です。

ももの花芽は丸みが有ります 又 葉芽は細長いです。

アブラムシ 2005/08/11(木) 21:48:12
[[解決]]
ありがとうございます
春まで待って見ます

タネツリ [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2005/08/12(金) 10:03:13
解決マークがついてしまって残念です。
早い(9月の)方が遅い(春)よりベターです。失敗したときのやり直しも効きます。尖った芽が着いているのを、使ってください。
 桃の場合も、私がHPに載せているのと同じです。

pinetree 2005/08/12(金) 22:41:38
 桃をあつかったことはないので、あくまでも理論上の推定ですが

 まず、落葉果樹は秋冬季の落葉前に、葉の養分を糖化して枝や幹、根に移行させたうえで落葉します。
 一方で、接ぎ木後の新芽の成長に使われるのは、台木や穂木の貯蔵養分です。
 このため、落葉前(9月)に、葉をばっさりと落とすような接ぎ木(切り接ぎ)を行うと、貯蔵養分が回収されないままで不足します。また、接ぎ穂は発芽、展葉した場合(多分、発芽すると思いますが)、ただでさえ少ない貯蔵養分を消費することになります。
 9月の接ぎ木が絶対にいけない(あるいは、不可能)とは思いませんが、前述の理由から
>早い(9月の)方が遅い(春)よりベター
とは、どうしても思えません。

 混乱を招くような書き方かも知れませんが、どうしても秋接ぎをしたいのであれば、力枝(ちからえだ)を多く残して接ぎ木し貯蔵養分の生産機関である葉を残すようにするか、側枝の芽接ぎや一芽腹接ぎで冬は休眠させ来春に接ぎ芽の上で切って発芽させた方が良いのではと思います。
 私ならIwasakiさんがお書きのように、来春、発芽前に切り接ぎします。

 冬を越した発芽前の花芽の判別については皆さんお書きの通りと思います。ただ、お尋ねは9月の時点ですよね?
 台風などによる不時開花もありますので絶対条件ではありませんが、多くの落葉果樹は形態的な花芽分化に一定の低温を必要とします。今年出た新梢なら、9月までに低温感応し、外観で判別可能な花芽になっているとは思えませんが・・・桃って判別が可能なんですか?

タネツリ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2005/08/14(日) 22:23:21
 切り接ぎではなく、質問者から出た「腹接ぎ、芽接ぎ」を前提に秋接ぎをお勧めしています。台木を切り捨てず、やり直しが効くので、初めての方にも向いています。失敗したら10月に、それも失敗したら2月に接げるのです。
 穂木は、徒長枝か長花枝の、中央から基部よりから取ることになると思います。であれば、花芽だけになることは、ほとんどなかろうと思います。
 山根の実生当年秋に大久保を、数年後の秋にその一部に倉方黄桃を接いで、利用しました。倉方早生桃作出者に直接指導していただきました。ただし、直前の段落に書いたこと(穂木は、徒長枝か長花枝の、…花芽だけに…)については、指導内容を忘れ、今ある照手水密の木を見て思ったことです。

Iwasaki 【近畿】 2005/08/14(日) 23:33:19
タネツリさん 成長期と休眠期では活着率が切り継ぎ以外でも違うと思うのですがどうでしょうか。
それとやり直しが効くと書かれていますが 何回も接木を繰り返せば 休眠期前に越冬の為の貯蔵養分を消費しすぎて 台木の負担が大きくならないでしょうか。
又 普通は九月に花芽と葉芽の区別は出来ないと思うのですが 如何でしょうか。
あくまで一般的に落葉樹は台木や穂木の状態などを考え 二月下旬〜6月下旬の成長期に行うと思うのですがどうでしょうか。

タネツリ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2005/08/16(火) 07:47:16
 ご質問を利用させていただき、次のようにホームページに加えました。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/graft/graft2.htm

Q 休眠期にも接ぎますか。落葉樹は2月下旬〜6月下旬の成長期に行いませんか。
A 休眠期には接ぎません。切り接ぎは成長開始期にし、腹接ぎ・削ぎ芽接ぎは、成長開始期と成熟期にしています。成長中期にする、休眠保存芽接ぎや緑枝接ぎは、未経験です。
Q やり直して、台木の負担はどうですか。
A 台木に負担はありません。活着確認前にはほとんど切り捨てないので。ただ、別の術部を選ぶのが難しくなる場合があります。
Q 九月に花芽と葉芽の区別ができますか。
A 区別できないかもしれません。しかし、徒長枝か長果枝の下部を複数使えば、葉芽を確保できると思います。

Iwasaki 【近畿】 2005/08/16(火) 13:12:22
タネツリさんホームページ拝見させていただきました。
色々されているのですね。
処で 落葉樹は 落葉すれば 休眠期の貯蔵養分にしか頼れない為 術部の傷の回復に貯蔵養分を消費しすぎれば 負担は有ると思いますが如何ですか。

タネツリ [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2005/08/16(火) 22:26:21
>術部の傷の回復に貯蔵養分を消費しすぎれば
 あり得ない仮定だと思います。どんなやり方を想定されていますか。 


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