桜の木がどんどん枯れていきます。
なおべ
2005/08/07(日) 00:35:36
昨年の冬に購入し、植木鉢に植えている桜の木が、
春になりたくさん葉が出て順調に伸びていましたが、
葉がしおれ、どんどん茶色になってきました。
もう一度復活して欲しいのですが…どうして枯れ始めたのかわかりません。教えてください、よろしくお願い致します。
たちつ
【近畿】
2005/08/07(日) 04:44:23
多分、直射日光で、鉢や鉢土が高温になり、根が火傷したものと考えられます。買われて未だ日も浅いので、愛着過ぎて、潅水過多の根腐れや多肥による肥料焼けも併せて、考えられます。自然の桜や公園の桜は、下草で断熱されています。桜の木は、例え地植であっても、根が浅いので、縄張りをしたりして、踏まないようにしたり、ウッドチップでマルチングしたり、下草を植えたりして根を保護しています。
対策。
鉢を簾で巻くか、板で鉢を遮光するか、日当たりの良い木陰など、鉢を冷涼にする事が大切と考えられます。夏は陽冠凉脚、冬は逆に頭寒足熱と言う感じでしょうか。
なおべ
【近畿】
2005/08/07(日) 21:50:33
お返事ありがとうございます。
自然の桜が元気なので暑すぎて枯れるなんて思いもしませんでした。
かわいそうなことをしたな…と思います。
もう手遅れということはないでしょうか?見た目は葉も茶色いし、
枯れ木のように見えて辛いのですが。
たちつ
【近畿】
2005/08/08(月) 00:02:38
此れだけは、口を訊いてくれませんから、様子を見ないと解からないですね。
涼しい場所で静養させて、様子を見る事です。根の1本と葉の1枚でも元気なら、再生する可能性もありますから。
植物的には、もう秋ですから、用土の保湿具合を観察して、潅水に注意しないと、蒸散が少ないので、過湿による根腐れを引き起こしたりします。
基本的に、根を育て保護すれば、勝手に枝葉が付いてきます。
枝葉が健康に育てば、其のうちに地上部が成熟して、夏には花蕾の下地も出来る。(花芽形成) 少々の病害虫や自然の刺激にも耐えられます。(寒暖や乾湿)
四季の流れ。
冬には、寒風・乾風・低温に注意して、凍死に気を付ける。新芽・花芽の充実時期・・・・生かしておくだけ。
春には、育ち盛りなので、日当たりと栄養と水分を与える。
夏には、夏休みで、成長停滞期になります。花芽形成期です。地上部の日当たりは良くするけれど、株元の高温と乾燥に注意。・・・生かしておくだけ
秋には、冬眠の準備時期と夏場のダメージ修復時期。潅水保湿の程度と肥料切れに注意。
纏め。
各季節のポイントを、どれか1つに決める とするならば、
夏と冬は、殺さない・生かしておくだけの手助けをする。春は育てるように手助けする。秋には、修繕を助ける。 と割り切れば、今何をすべきかが理解しやすいと思います。複雑に考えれば、我々の頭が混乱して、ノイローゼになってしまいます。生きるも死ぬも、本人(桜)しだい。我々は、唯見守るか一寸した手助けするしかない。 「・・・だろう」と言う空想の世界。
日々観察し、経験や知識を持てば、より正確な判断や素早い対応ができ、今までの想像の世界が、「夢・希望的観測」が、現実味をおびてきて、創造したり、自由にコントロールできるようになってきます。どの植物でも基本的には一緒です。
人間でも、見てもらえるのは、生まれたとき(希望の発生)、結婚するとき(希望の実現)、死んだとき(会えた事の感謝)の3回。植物は、芽が出るとき、花や実がなるとき、紅葉のときの3回。その間には、嬉しい時もあれば、惨めで辛い時もあります。最終的には、自力回復と神頼み。
なおべ
2005/08/08(月) 22:48:26
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ご丁寧なお返事、とても参考になりました!
桜はもう見たところは枯れ木そのものですが、
今からでもアドバイス通りにして様子を見ます。
葉はもうほぼ全滅ですが、根がすこしでも元気なら…と望みを
捨てずに見守ります。ありがとうございました。
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