黒星病?黒点病?
うめこ
【東北】
2005/07/04(月) 13:39:17
またここを頼って来てしまいました。バラを育て始めた初心者です。バラを雨宿りさせてあげることができない環境で育てています。黒点病(黒星病?)というのは、葉が長時間濡れた状態でいることによってかかる病気だと聞きました。私の住んでいる地域では今日から雨が降り続くらしいのですが、こんな時は、雨が降っている最中にでも定期的に消毒をしたほうがいいのですか?又その時には、そのまま噴霧できる市販の薬(アブラムシ、ハダニ、うどん粉病、黒星病に効く!!等書いてあるもの)に、ダインを混ぜても大丈夫ですか?本当に無知ですいません、どうぞ宜しくお願い致します。
cactus
2005/07/04(月) 17:13:41
薬剤散布をする時は、原則として雨が降っていない天気の良い日か、雨
の降りそうにない曇りに行ないます。次の日に雨が降ると天気予報で言
っていた時は、薬剤に展着剤(薬剤が葉などに付きやすくし、流れ落ち
無いようにする接着剤のようなもの)を入れてから良く撹拌して散布を
します。これが晴天で雨が降りそうに無い時は展着剤は入れる必要があ
りません。雨が降り続いて居る時に展着剤を入れた薬剤を散布しても、
雨で流れ落ちるだけですから、薬剤の無駄になって効果は全くなくなり
ます。展着剤は乾かなければ意味がありません。
うめこ
2005/07/04(月) 17:36:31
cactusさん、ご回答ありがとうございます。降っている状態で散布しても効果は無いのですね、雨の合間をみて散布します。その時は葉が乾いていない状態でも大丈夫ですか?合間といってもほんの少しの時間だろうと思われるので・・。それともう一つお聞きしたいのですが、マルチングが黒星病予防になると聞きますが、腐葉土やピートは虫に好かれるとも聞きました。ウッドチップが一番良いのですか?藁(これは私は手に入れることはできませんが)とも聞きます。虫に好まれないお薦めのマルチングがありましたら、合わせて教えてください!宜しくお願い致します!!
たちつ
【近畿】
2005/07/04(月) 17:47:58
混ぜても大丈夫。私は安いので、何でも倍程まぜています。
ダインは展着剤の一種で、糊の役目をしています。油と水を混ぜれば分離します、それを分離しないようにするようなイメージ。葉面は、植物油脂・産毛・表面張力等で、水和剤を弾き易く、隅々まで満遍なく薬剤が覆われにくいので、仲人役として、展着剤を用いる方がベターです。
弾き易いのは、柑橘類・椿類は特に弾き易い。叉早く乾くので、其の効果を考えれば、問題は有りません。
更に、農薬は、雨で洗われ易いので、雨の直前直後には散布しないものです。叉高温乾燥時期にも、薬害が現れ易いので注意が必要です。
殆んどの液状タイプの農薬には、使用しますが、除草剤には、不要と表示されているものもあります。手間がかかったり、効能が低下するようです。(断絶効果の防止?)
黒星病は斑点病の一種で、昔は、黒星病に統一表記されていましたが、インターネットが普及してから、良く似ている・見分けが付かない・云いやすいなどで、黒点病と混用・同一視されているようです。発病菌は違いますが、抑圧農薬もほぼ同じなので、趣味サイドでは、どちらでも良いと思っています。
バラの黒星病は、幼葉が固まる頃(葉が硬くなる)にボチボチと発生してきて、葉を黄変落葉させてしまいます。一度発病すれば、殆んど絶滅はムリ。抑制させるのみ。
何でも、早期発見・早期対処に心がけ、コマメなメンテが一番の薬。
瘤は発見し難い・黒星病は治療が難しい・飛来昆虫は駆除が難しい。その他は、2-3回の噴霧で駆除できる。バラは消毒に始まり、消毒に終わると云っても、過言ではありません。
黒星病の対策。
苗木・挿し穂の選択時に十分注意する。極端に言えば、販売所で黒星病の1本あれば買わない。
買えば、直ちに、殺菌消毒・石灰硫黄合剤を茎に刷け塗りする。
落葉期に石灰硫黄合剤を茎に刷け塗りする。
隔離したり、苗の廃棄・花ガラ摘み・落ち葉・病葉の掃除と泥はね防止。
農薬の種類をイロイロと変え、定期散布する。
耐病性の品種を選ぶ。ミニバラや赤紫系の苗は発病元になり安い。
根が弱ると、発病が著しくなる。
アリやアブラムシやカイガラムシ・雨水・潅水が菌を運んだり、移動させやすい。
等イロイロ想定して、防除に努力する。と考えます。
cactus
2005/07/04(月) 18:06:15
雨の合間にと言われてますが、葉が濡れていては薬剤が張り付く事はな
いと思いますが、うめこさんはどう思われますか。この時期はしきりに
雨が降り続いてやむ事はありません。この時期の散布は行なわず、梅雨
明けまで待たれた方がいいと思います。我家でも薬剤散布をしなければ
ならない状態の植物がありますが、この天候では無意味ですから、今は
我慢をしている最中です。
マルチングが病気に有効かと聞かれても、あまり良くは知りません。
ですが、マルチングをする事で虫達の絶好の隠家になる事は確実です。
植物によっては保湿調整のためには有効な場合もありますが、植物にと
っては何も置かない方がいい事もあります。
最近では藁が入手出来にくくなりました。昔は人力で作業をしていたの
で、藁は簡単に入手出来たのですが、今では機械化されて完全にミンチ
にされています。藁に変る物では、萱や葦などがあります。住いが東北
地方のようですから、探せば見つかるのではないでしょうか。
これらを軽く敷くようにすれば、通気性も悪くはならないので効果はあ
るように思えます
ひろき
【関東】
2005/07/04(月) 18:31:17
こんにちは。
横からすみません。
>又その時には、そのまま噴霧できる市販の薬(アブラムシ、ハダニ、うどん粉病、黒星病に効く!!等書いてあるもの)に、ダインを混ぜても大丈夫ですか?
もしかして、そのまま噴霧できる市販の薬ということは、希釈タイプではなく、スプレー剤のことを、おっしゃっているのではないでしょうか。
この効能からみると、サンヨールALではないかと思われます。
スプレー剤になっているものは、展着効果も考えて、そのまま噴霧できるように調整されていると思います。そこに、さらに、展着剤を加えるのは、あまり良くないのではないかと思います。
また、バラに、ダインを使うときは、厳密に瓶に書かれている濃度を守ったほうが、葉の調子が良いことが多いです。つまりその、一万倍と書かれていたら、量るのが面倒でも、一万倍に希釈してください。
うめこ
2005/07/04(月) 18:51:07
cactusさん、たちつさん、ひろきさん、ご丁寧な回答大変ありがたいです、本当に有難うございます!!お三方のご回答を何度も何度も読み直しながら〔一度では覚えられないかも(汗)〕、検討、勉強します!!
ありがとうございました!
園芸相談掲示板@園芸相談センター