カクレミノの剪定

[園芸相談センター]の過去ログです

たいせい 【関東】 2005/03/30(水) 18:32:43
二階の窓付近まで伸びてしまったカクレミノを剪定しようと思います。色々と調べていると「思い切った剪定を」などと載っているのですが、どのくらいまで切ってしまって良いのか判断できずにいます。完全に葉がまったく無い丸坊主の状態にまで切ってしまって良いものでしょうか?家のシンボルのようになっている木なので心配です。

【関東】 2005/03/31(木) 08:27:12
カクレミノは概して剪定には強い方ですが、古くなった大枝を切り戻すと新芽が出ずに枯れてしまうことも多いため、
更新する下枝を確保してから、樹高を低く仕立て直す方法をお勧めします。

カクレミノは、幹先端の新梢に葉がつき、かわりに下の古葉を落としていくので、放置すると葉の位置が年々上にあがり、
下の主幹部は枝のないスカスカの状態になってしまいます。
お持ちの株もおそらくこのような樹形になっていると推測します。
このような状態で、枝のない主幹部を寸胴切りにすると、新芽が出ずに株を枯らしてしまうことも考えられます。
よって、まずは梢付近の若枝を切り戻すことにより、下枝を増やします。具体的には、
・上部の枝の芯(車枝状に伸びる枝の中心部の芽)を掻きとって伸長を止める。
・上部の枝数が多い場合は枝元(分枝部)から間引く(枝数が少ない場合は不要)
・残した各枝を、枝元から葉3枚程度の位置で切り戻す。
・上枝を切り詰めたことにより、下の主幹部から同吹き芽(不定芽)やヒコバエが出るので、これを伸ばす。
・下枝がある程度伸びたら、先端を軽く切り戻す。(切り戻した後から二股に新芽が伸びる)
 以上を毎年繰り返して下枝を増やす。
・以上により更新用の下枝を確保したら、下枝の分枝部で主幹を切戻し、残した枝を新たな芯として育てる。

なお、新たな芯もいずれは上に伸びていってしまいますので、上枝を適当に切ることにより、次の更新枝(下枝)を確保しておく
と後々のために有利です。
カクレミノの剪定敵期は5月から梅雨前頃までですが、軽い切戻し程度ならそれ以外の時期にも可能です。
(ただし、真夏・真冬は避ける)

たいせい 2005/04/01(金) 22:31:39
[[解決]]
旬さん、色々とご親切に教えていただき、ありがとうございました。返信がどなたからもいただけない時間が多かったので、あまりに初心者の質問で申し訳無かったのでは、と考えていました。旬さんからのお返事をプリントアウトして片手に取りながら、今週末はカクレミノの木とじっくり向き合ってみようと思います。本当にご親切なご指導、ありがとうございました。


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