ミニバラ剪定&植替えについて
かんな
【近畿】
2005/01/26(水) 16:22:16
こんにちは、いつもお世話になっております。
去年の秋からミニバラを2鉢育てています。1つはアブラムシと薬害で半分くらいに切ってしまいました。もう1つは最初の時より1.5倍くらいに大きく育ち今は花を咲かせている状態です。時期的に剪定と植替えをした方が良いかと思っているのですが、蕾もいくつかある状態なので、どうしたらいいか迷っています。両方行う場合は剪定してから植替えをすればいいのでしょうか?もう1つの鉢は今10cmくらいの大きさです。一時は大きく育っていたのですがこちらも植替え&剪定した方が良いでしょうか?よろしくお願いします。
かんな
2005/01/26(水) 16:26:56
短く切ったのは11月の中旬ぐらいだったと思います。
宜しくお願いします。
マーベリック
2005/01/26(水) 19:23:40
近畿地方とありますが同じ京阪神とはかぎりませんが 私 京都南部ですのでご参考までに。私も今ミニも含めて 植え替え中ですが 私のところも咲いている物、葉が青々している物が多いですが 思い切って選定して太いシュート(根元から出て枝)だけにして植え替えています。細い枝はこの春よい花がつきませんので。ただ 太い枝も少し長い目に切って植え替えておくともうすぐ新芽がでてきますのでその中で外向きの芽の上でもう一度切り戻しそれに花や新枝をつけるようにしています。余談ですが切ってから冬の消毒をしたほうが楽ですよ。
かんな
2005/01/26(水) 23:10:19
マーベリックさん、レスありがとうございました。
私も京都市内在住です!そうなんですね、やっぱり思い切って剪定したほうが良いのですね。という事は、順番としては剪定→植え替えになるのでしょうか?(同時にする事は可能ですか?)それと冬の消毒というのは、切り口に菌等入り込まないように何か塗るのでしょうか?初歩的な質問ですみません。もうひとつ…今2鉢(違う種類です)あるのですが、植え替えの時に一つの鉢に一緒にしてしまおうかと思っているのですが、大丈夫でしょうか?
またまた、たくさん質問してしまいましたがよろしくお願いします。
たちつ
【近畿】
2005/01/27(木) 01:06:33
難しく、複雑に考えるよりも、シンプルに簡単に考えた方が楽。
根と葉茎のバランス。
根から水分・栄養分を吸収量と葉から蒸散する水分の量や生命維持し成長する栄養の消費量のバランスがどうかと云う事。植え替えれば、当然大なり小なり根にダメージを与えます。用土と根の癒合性の低下や根の切断してしまいます。従って、補給能力が低下し回復に時間が掛ります。一方消費の方は以前のまま活動していますから、当然エネルギー等は不足し、株全体が弱ってきます。萎れる、ひ弱になる、枯れる等の現象です。
その害を少しでも和らげ、再生準備期間を出来るだけ長くする為に、根回し根切り、や葉や枝の除去や休眠期に施行したり、保湿したり、日陰に移動管理したり等其の時々の処置を行います。
薔薇に限らず、適切な衰弱回避の仕方を完全に知っていれば、いつでも良い。長年の先人達の経験や知恵として、薔薇の場合には2月前後の植え替え・植え付けや剪定時期として良い。挿し木は2月6月が良い。接木は3月8月が良い。施肥は2月5月8月が良い。病害虫駆除は年中症状に応じて・・・との解説が多く成る訳です。尚、此れは時代と共に多少変わってきます。好みに拠っても大変違います。
根(地下部)を傷めれば、其れに応じて、地上部もその度合いに応じて斬ります。この方が、理屈の上でも、安全性の上でも好ましい。
本来は、今の時期には、落葉して、萌芽の準備中の休眠期ですが、暖冬の影響や管理場所の違いで花さえ咲いています。此処が(・・? や(^^♪になっています。
剪定時期は早すぎれば、発芽が早く、厳寒期に新芽が凍傷壊死してしまいますし、遅ければ、発芽準備期間が短く、細い花芽の弱い枝ばかり一斉に出てしまいます。いずれにしても、好ましくありません。
冬に消毒するのは、邪魔な葉や茎が丈夫になっているから、強アルカリの硫黄石灰合剤で焼いて滅菌してしまおうという考え方です。
古いですが、安くて手軽で、残留農薬として安全性がたかい。今の科学ならもっと良い農薬も作れるのですが、いまは、環境問題が最大の課題であり、強力なものは売れない。従って効いているのか、効いていないのか、滅菌しているのか、抑制しているのか、訳の解からない農薬が多い。此処に便利な言葉があります。「耐性菌・抗体を再生していますから、農薬の種類を色々変えて使いましょう。」此れで皆さん納得しています。 仕方がないですね。お互いに、我慢しましょう。
植え替えの必要性。
鉢植えには限界があります。根の伸長エリアの限界有限性。(根詰まり)
用土の陳腐化と風化・退化。(塩害・排水保水性・保肥性・通気性等の不具合)
有用菌の減少と有害菌の増加。胎毒の蓄積や老廃物の堆積。寄生虫や有害菌の繁殖増加(嫌地・連作障害等)
等の防止の為、年一回は新しい用土に植え替えるのが望ましい。年末の大掃除の様なもの。
一つお聞きしたい事がありますが、薬害とは(・・?
何の薬品を使って、いつ頃にどうなったのでしょうか。
アブラムシはマラソンが安くて良く効きます。黒星病は葉が充実してきたら症状が現れます。小まめに殺菌剤を噴霧しないとダメですね。皆さん色々と苦労しています。カイガラムシは小まめに消毒していれば、忌避作用で寄り付かなくなります。 いずれにしても「早期発見・早期駆除」ですね。 問題は飛来害虫ですね。コガネムシ等の成虫昆虫。葉や蕾や花を噛み切って行きますからね。私の今年の課題は、黒星病は二の次にして、十時に飛来のUFOをどのように迎撃するか。きっと近くで大繁殖しているものと考えています。
たちつ
【近畿】
2005/01/27(木) 01:33:28
訂正
邪魔な葉や茎が丈夫になっているからーーー>邪魔な葉も枯れ落ちてなくなり、茎も充実して、丈夫になっていますから に訂正<(_ _)>。
冬の消毒は通常、石灰硫黄合剤を茎に塗る事を指します。
切り口には防腐剤・殺菌剤は塗りませんが、塗る方が好ましい。
二つの株を寄せ植えしても良いですが、鉢が大きくなります。病害虫特に炭そ病や黒星病に罹った苗木は寄せ植えしないほうが望ましい。
危険行為かもしれませんが、芽が覗いた時期3月初旬に幹と根の片方を削って併せ継ぎ・寄せ付き・呼び継ぎしても一株に半々の花色が違って、面白いかも。テープや癒合剤が必要かもね。
かんな
2005/01/27(木) 09:57:03
たちつさん、レスありがとうございました。
詳しく説明して頂いてありがとうございました。たちつさんのお話を聞いてとりあえず、二つとも剪定&植替えが必要だと思います。1つは大きくなりすぎて、鉢が小さくてねづまりしている様子です。
もうひとつは株自体はあまり大きく育っていませんが、11月頃にアブラムシ大量発生で、この時にMS???(今出先からなので名前がはっきりわかりません)とかというエアゾール式の殺虫剤を撒いて、距離が近すぎた為冷害になってしまい^^;、新芽がやられてしまったのと、その薬の影響かその後いくつかの葉に黒い点が出来てしまった。(黒点病ではなかったみたいです)これらが薬害だと思っていたのですが…それとは別に土に苔っぽいものが付着してあまり綺麗ではないので、植替えしようかと思っています。
二つを寄せ植えするのはやめて1つずつにします。1つは少し病気になった株なので別にした方が懸命ですよね。
なるほど…石灰硫黄合剤を剪定後の枝に塗布するのですね。それと剪定&植替えのタイミングなのですが、剪定してから植替えまで少し時間をあけた方が良いのでしょうか?それとも同時にやってしまって大丈夫ですか?
色々初めての事なので大変ですが、春にまた綺麗な花を咲かせてくれると思うと、楽しみながら出来ます。
マーベリック
2005/01/27(木) 17:37:29
ミニバラの場合 一鉢に 挿し木苗が4〜5本植え込んである場合が多いです。植え替え方法を簡単に記します。まず 鉢から抜いてバケツの中で振り洗いして今付いている土を全部落とします。もし挿し木苗が4〜5本で一鉢になっておれば 2と3ぐらいで二鉢にします。(儲かった気分になります)根だけになればそのとき細い根が白い根ならば生きており黒茶色であれば枯れた根ですので枯れたものは切り取ります。もう一つチェックすることは 根に小さな粒が付いていないかをみてください。この粒はバラのガンですので昔はこのバラは没にしましたが今は付いている根だけ切り取り 人によれば「木酸液100%すなわち生成に一時間ほど付けて植え替えておられます。家のバラは今のところ「根頭ガンシュ」にかかった事がないので「木酸液」が効くかどうかはわかりません。根に病気がなければ水に一時間ほど漬けて吸水させて 市販のバラ用用土に植えればいいです。バラ病にかかれば 自分で土の調合までするようになりますが。植え替えと選定は今年は同時におこなわれたらいいと思います。
かんな
2005/01/27(木) 23:34:41
マーベリックさん、レスありがとうございました。
詳しい説明して頂き、大変参考になしました。そこで、少しお尋ねしたいのですが、今バラの本数を確認しましたところ、1つは3本でもう1つは6本でした。3本の方は直径10cmの鉢に大きくなりすぎて根づまりしてる状態で、もう1つは14cmの大き目の鉢で余裕があります。3本の方は一回り大きな鉢に植え替えで良いですよね?もうひとつは出来れば株分けせずに1つの鉢で育てたいのですが、それも可能でしょうか?このときやはり一回り大き目の鉢にした方が良いですか?
バラのがん怖いですね。植え替えの時はしっかり確認してから行うようにします。色々とアドバイスありがとうございました。
マーベリック
2005/01/28(金) 18:52:42
出だしが判らないのでとりあえず「こんばんは」からはいります。
先ず 鉢の大きさを示す値(単位)ですが 現在は一号=3pですので3本の方は3号鉢 14pの方は5号鉢ですね。先ずバラの根は横に広がるのでなくたてに伸びます。地植えの場合 深さ60pは掘り下げます。ですから横=幅で鉢を選ぶのでなく 深さ すなわち 胴長の鉢それも上の径と下の径が同じ物を使用します。(園芸店でバラ用鉢を見てください) これを頭に入れて分割せずにそのまま植え替えられてもいいです。(今年は 問題ナシ としておきます)でも 今年の6月頃から シュートといって新しい新枝が際から伸びてきます。(植え替えが成功の時)これが親に似つかわしくないほど太いものです。これがでてくれば大成功なのですが。
結論 もちろん 一回り大きい鉢で植え替えて大正解です。でも植える鉢は一回り大きいと同時に胴長の鉢にしてください。
バラ病患者になってほしいナ。実は一昨年はバラ病患者が増えて何処も秋の大苗が売り切れ続出だったのですが昨年秋は 売れ残りただ今どこも大苗が売れ残っています。私個人としては「うれしい」ことですが。
マーベリック
2005/01/28(金) 19:13:35
ついでに。 私どもバラ好き人間としては 京都は 「京阪園芸」という
バラ専門の種苗会社が 京阪 枚方公園駅 の側にあります。日本で バラに関しては「京成バラ園」がTOPで二番が「京阪園芸」です。もし バラをやってみようと思われたら「京阪園芸」で検索されればいいですよ。行けば気楽に教えてもくれます。駐車場も結構あります。
たちつ
【近畿】
2005/01/28(金) 20:14:37
一回り大きい鉢とは簡単な方法として、大小の鉢を重ねて、其の間に指を一本差し込んで、其の指がクルリッと一周できる大きさ。
通常は5-6号(15-18cm)の標準サイズの素焼き鉢が管理が簡単です。勿論苗木の大きさや、成長の度合いにも拠りますが。
潅水と根について、
周年乾かし気味に管理すれば、根張りが大きく、多湿気味にすれば其の根張りの成長は小さく、潅水忘れで葉落ちしたり、枯れ易くなるものです。保湿の程度は体験して、なれることです。
鉢底の保湿具合は見えないので、解かりにくいものですが、植え替え時に観察するとか、木の割り箸を深く刺し込んでおくと良く判る。
植え替え用土にあらかじめ軽く散水して混ぜておくと水と土の癒合が良い。更に鉢植えの場合には、鉢底の排水の濁りがなくなるまで、たっぷりと遣れば、気持ちがスッキリして良い。
経験の浅い人が良く犯す事故。
1,「潅水過多。」と「肥料過多。」
苗が弱った時は水や肥料を控える。萎れたら水を直ちに遣る。潅水実施の時はたっぷりと時間をかけて、鉢底から流れ出る程。施肥は極めて少しづつ、回数多く。いずれにしてもメリハリを付ける。大抵は3ケ月毎の年3回程度の一回休み。
2,「夏冬の対策」
落ち葉、藁、ミズゴケ、下草等でマルチングして、用土(マルチング)や植木鉢(鉢囲い)の蒸れ(夏場)や凍結(冬場)を防止すると共に、表土の乾燥蒸散を和らげる。半日陰移動・遮光対策や室内管理は早い目に。
上着を脱げば、耐暑対策の準備を考え、半袖になれば実施。上着を着れば、冬対策を考え、肌寒くなれば耐寒対策の実行。
3,「植え替え時の錯覚」
鉢植えやポット苗の移植・植え替えは、元々管理された環境で育った為に、根土を崩さないと、鉢土と新たな土との癒合・相性が悪いと考えるべきです。2-3割り鉢土を軽く落すとか、軽く崩す。更に潅水は、株元を確認して、株元に水を掛ける。葉の上からの潅水は、根に水が行き届き難い。葉の上からの潅水は埃を洗い流すものと考えた方が良い。
牛蒡根の場合には、鉢土をより慎重に扱う。鉢土をとりすぎれば枯れる確立が高い。新しい髭根や細毛は多いほうが活着し易い。
以上の事は参考になるかもね。
かんな
2005/01/28(金) 23:07:23
[[解決]]
マーベリックさん、たちつさんレスありがとうございました。
この前ホームセンターで植え替える鉢を探していたのですが、色々ありすぎて迷っていました。鉢の長さもどれぐらいがいいかなぁ?と思っていたところなので、マーベリックさんのレスを見てびっくり!いつも行くホームセンターは園芸に詳しい人が常時いないので…これで安心して選べます。植え替え成功してまた一回り大きく美しく咲くバラを見たら、私もきっとバラ病患者になってしまいそうな予感です(^^♪京阪園芸HP行ってきましたよ。一度実際に行ってみたいです。
園芸は奥が深いですね。水遣りにしても肥料にしても植物によっても育て方が変わってくるので、とまどう事も多いですが、すくすく育っていく植物達を見ていると、自分まで嬉しくなりとても幸せな気持ちになります。
注意事項に書いて頂いた事も念頭において、大きくたくましく育ってくれるように願いつつ、育てて行きます。
お二人の貴重なアドバイス大変参考になりました。ありがとうございました!
園芸相談掲示板@園芸相談センター