カサブランカの花後について

[園芸相談センター]の過去ログです

のぶこ 2004/12/11(土) 12:31:52
20センチ四方の鉢にカサブランカを2本植えて、7月頃たくさん花が咲きました。その後自然に枯らしたら、今元の茎のところ以外から6つほど芽が出てきました。このまま大きくなってもそのままに育てればいいのでしょうか。鉢が狭くなりすぎるので株分けしなくてもいいのでしょうか。

たちつ大阪 2004/12/11(土) 14:10:49
球根の直径が3cm弱あれば、花は咲きますが、大きければ大きいに越した事は無い。植え替えは芽だし前にしないと、新芽が出てからでは、新芽が折れる。又新芽がローゼット(放射状に地に這うように葉が広がる)に成っていれば良い。独立した1つの葉だけ立っていれば、球根が5mm位に分球肥培している。(燐片から発芽、2-3年咲かない。)
危険行為ですが、丁寧に、鉢から、土ごと抜いて、大きな器の水に20分浸ければ、土は解けて下に沈む。(通常、鉢土が、潅水凝固や根で締まっている。) 次に球根の状態を観て、分球可能な状態(球根に独立した根が付いている。十分な大きさになっている。球根が独立している。)なら分球する。
若し、茎が折れれば、葉を埋めない程度に、深く挿して、挿し木しておく。挿し木可能。折れた球根からは、分球し新たな新芽を数本だす。(YS繁殖法・燐片挿しより、球根の肥培が早く開花か見込まれる。又親=折れた茎の方も開花する。自然分球より、量産が効く。)

注意点
1. 球根を乾かさない。乾燥に弱い。
ついでに「オーソサイド殺菌水和剤」に浸けて、消毒しておいても良い。尤も百合の9割りはウイルス持ちで、耐病性は持っていますが。
2.深い植木鉢に植える。球根の下の根より、球根の上・地中の茎から出る根が大切。30cm鉢に20cmに球根を埋める(葉が無い場合、あればそれなりに。)
3.ついでに地中の構造・湿り具合・根・茎・球根・虫の生活状態等細かく観察しておく。 小学校の理科の勉強のようなもの。
4.百合根は寒さに強い(球根を冷凍保存をする場合がある。)ですが、暑さに弱いので、ビオラ等を混植すると表土を暑さから守る。自然の百合は、雑草の中から、時節になれば急に茎が伸びる。それまで、ローゼット状に待機していて、太陽光と生育のスペースを確保している。
5.特徴として、球根は毎年地表の方へ段々あがってくる。最後に地表に顔を出し、落ち葉や枯れ草・流土等の保護が
無ければ乾燥して、枯れてしまう。大抵は地表1cm位で落ち着く。この場合は倒れて、茎の一部を土石流に埋めて、数本の茎根を出して、花芽を作る。大抵は自分の根で持ち上げ、他人の根で抑えられ、地表4-5cmのところで、落ち着く。上下移動は彼岸花程自己調整移動はしない。

私は紅花カサブランカしか持っていないですが、同じ様なものでしょう。

のぶこ 2004/12/11(土) 16:00:06
たちつ大阪様、アドバイス有り難う。元の茎を中心に四方から芽が出てます。これをローゼットと言うのでしょうか。
初めて咲かせた素人なので難しいことは分からないし、横着者なのでこのまま植え替えずにいたいのですが、だめでしょうか。

たちつ大阪 2004/12/11(土) 19:13:16
ごめん! ロゼット(Losette)の間違い。老人ボケと老眼の多発中。

スプーンを円形に並べたようなもの。植物の冬越しの姿。成人球根の印。花が付きやすい。タンポポの葉のように、地に這うように中心から広がっている。球根は一ロゼットに付き一個。
又、幼苗はスプーンを立てたように、一葉づつ独立している。葉元は各葉ともつながっていない。球根は一葉一個で球根は小さく、花は2-3年付かない。

其の侭でも良い。その人の好み。市販品は2-3本で販売されていますから。ユリは花の直径が大きいですから其処を考えて、朝顔の枠で誘引すれば良いかも。

しかし6本の茎に10花X6茎の60個の花は外側は咲いても、内側は綺麗に開かないとおもいます。それと球根が大きくならず、花数も2-3個(一茎)と少ない。1茎2花としても12個花は内側・中心が込み合いますね。太陽が片側から入るとなおさらのこと。
65cmのプランターでも4-5球ということでしょう。又植え付けが軽い土や浅いと分球し易い。

たちつ大阪 2004/12/11(土) 19:22:02
参考サイト。
http://cheersgarden.fc2web.com/home309/gallery2.html
この花の6倍(6茎ですから)

のぶこ 2004/12/14(火) 18:14:55
たちつ大阪様、ありがとう。もう少し大きな鉢にこのままそっくり植え替えたらどうでしょうか。横着な考えですが、掘りあげて分球するのは怖くて。
参考サイトを拝見しました。すばらしいユリの花ばかりで、こんなに種類があるのかとびっくりしました。

たちつ大阪 2004/12/14(火) 21:01:02
植え替えないよりは、大きい鉢に移した方が、ズット良い。少なくとも、根詰まりを緩和させ、新鮮な空気や栄養が補充される。排水も良くなる。
多分鉢土がバラバラになって、植え替えたようになるでしょう。
怖がらなくても大丈夫、ユリは噛み付きませんから。 あわてずに、手早くすることです。
ついでに、ビオラの黄色を1-2株植えておけば、寂しさもなくなり、明るくなります。又ユリの根元保護(寒暖の緩和)のにもなります。ユリの咲く頃には、ビオラは枯れてしまいます。ユリは夏の地温の上昇に弱い。低温には強い。

のぶこ 2004/12/15(水) 15:17:26
たちつ大阪様、色々ありがとう。今日土をかいて球根を見たら直径3,4センチくらいになって根もついていたので、思い切って全部掘りあげて植え替えました。全部で8個球根がありました。大きいのは6、7センチ以上ありましたので、大きい鉢2つに分けて植えました。でも元の茎の球根は腐っていました。多分水をやりすぎたのでしょうね。これでうまく花が咲くでしょうかね。楽しみです。

たちつ大阪 2004/12/23(木) 23:42:00
6-7cmとは、1級品ですね。全部咲きますよ。楽しみに。用土をさらっとした湿り具合か、やや湿り気味を維持すればよいでしょう。乾燥すれば、枯れるし。ジュクジュクに成れば、突然死。立ち枯れ病になります。病気になっても、翌年には咲きます。ここが百合のよい所。
腐って球根がバラバラになっても、燐片1枚でも、芽が出てきますから、隔離することはあっても、捨てる事はない。
夏に、株元や植木鉢の蒸れに注意。


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター