園芸店で店晒しになっていたデンドロビウム

[園芸相談センター]の過去ログです

バジル 2004/11/11(木) 19:22:10
園芸店で店晒しになっていたデンドロビウム四本立てをもらってきました。茎は縦に皺がよっていて、大きな鉢に詰め込まれた小さな4つのビニールポットには根が一杯になっていました。

新しい土に植え変えたところ、四本のうち一本は灌水する事で縦皺が取れ、蕾が膨らんできたのですが、残り3本は水をやってもあまり吸水していないようです。
今年出たあたらしい茎も葉先や先端が枯れています。

この品種は大きな白い花をつけるタイプで、遮光は50%にするように言われました。

あまり世話されずに放っとかれたデンドロビウムを元気にする方法を御存じの方、教えて下さい。

花kei 2004/11/12(金) 10:15:41
そう、お店の片隅に無造作にほったらかしにされている鉢物ありますよね。バジルさんのデンドロは本来なら成長期なかばにお世話されなくなって、少し早い休眠になっていたんですね。そこにお水をもらって蕾が出たということですね。それはそのまま、暖かい部屋で管理すれば良いと思います。ただし、肥料はやりません。肥料は花が終わって新芽が3〜5cmになったら薄い液肥から少しずつやります。花がおわっても、葉がついていなくても茎(バルブ)は切ってはだめです。そこにはまだまだ栄養が蓄えられています。次の花まで面倒みてくれます。黄色くしなびたら、根元から切ってもよいです。
遮光ですが、まず夜間気温が15度のころに戸外の日陰に出し、少しずつ日光に慣らします。木の下はだめです。株がひょろひょろになります。葉が焼けない程度の強い日光が5〜6時間当たるのが理想です。様子を見ながら遮光ネットをかけます。雨は2,3日の分は平気ですが、梅雨に当たるときはシートで雨除けをしたほうがいいです。植え替えを「新しい土」と書いていますが、普通の土ではないですよね。専用のバーク、チップ、ミズゴケを使います。
残りの元気のない3本ですが、新しいバルブや葉も枯れているのでは
過酷な条件をクリアできなかったのかもしれませんね。でも、もう少し様子をみたほうがいいと思います。本来は時期ではない時に植え替えもされて、相当ストレスがありそうです。この株たちについては
今期花は見ないとすれば普通に水やりして、とりあえず株が元気になるようにしなければなりませんね。しかし肥料は控えていたほうがいいと思います。次からはふつうのサイクルでデンドロを育てる時のコツです。かぶっているかもしれませんが参考にどうぞ。
「霜の下りるころ家に取り込み、暖房の入っていない涼しい部屋で2ヶ月は管理します。朝方の気温が5〜6度、日中は日が差して15度ぐらいになってもかまいません。水やりは月に2度ぐらいです。受け皿の水は捨てます。株は休眠中ですから肥料はやりません。かなり過酷な扱いのようですが、これがポイントです。
外が少し暖かくなってくるころに水遣りを3,4日ごとににし、葉や茎に霧を吹いて春の目覚めを手伝うと花芽が出てくる。このころは夜間も暖かいへやに移す。花が見れるのは3〜5月になる。
デンドロは春から秋までが体作りの時期、初冬から冬は花芽作りの時期、早春が花を開花させる時期と3つのサイクルで管理すると良いです。開花中も肥料はいりません。根腐れしないように、水苔が乾燥しているのを確かめてから充分水を与えます。鉢の中に割り箸をさして乾燥具合を調べます。夜間15度を越えるようになってから戸外に出します。いきなり日光に当てず、日陰から慣らします。真夏は遮光が必要です。外では水は毎日たっぷりやります。が9月以降は気温が下がってくるので減らします。肥料は花後から新芽が出てしばらくしてから6月までは置き肥、6〜9月までは液肥もやります。9月になったら花のため、リン酸の多い肥料に切り替えます。植え替え、株分けは八重桜が散ってからの4、5月です。素焼きの大きくない鉢に新しいミズゴケで植えます。」
どれも元気になるといいですね。

バジル 2004/11/12(金) 18:38:27
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詳細なアドバイスありがとうございます。肥料は六月までやらず、水のやり方に気を付けます。皺がよった3本のうち一本は新芽の茎が枯れてきました。やはり根がいたんでるようです。


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