柏葉アジサイの増やし方を教えてください

[園芸相談センター]の過去ログです

新田ジロ 2004/08/07(土) 06:13:04
購入して3年の柏葉アジサイがあります(路地植え、樹高60cm、枝の本数7本)。増やしたいのですが、なるべく確実な方法を詳細に教えてください。

まお 2004/08/07(土) 22:46:03
こんにちは。
このあたりが参考になるかと思います。
http://www32.tok2.com/home/konnyaku/nouniwaajisai.htm

http://www.hm.aitai.ne.jp/~mkondo/try/sasiki/sasiki.html

挿し木がどんなに簡単だと言われている植物でも、100パーセント成功する訳ではありませんので、多めに挿し木することをお勧めします。
上記の方の例では成功率4割少し、実家のものは3割程度(いいかげんにやった)しか発根しませんでした。

新田ジロ 2004/08/07(土) 23:32:22
こんばんは
早速2種類の挿し木の方法を紹介して頂ありがとうございます。つきましては、@の方法は空気が入りやすいから素焼きの鉢を用いた。他方Aは写真で見る限り、ビニールポットを用いているようです。二つの違いの良い点と悪い点が分かりましたら教えてください。さらにAの方法の日陰とは、屋外の木の下を指すのか、それとも、屋内の日のあたらないところを指すのか、具体的に分かりましたらお教えください。
よろしくお願い致します。

まお 2004/08/08(日) 18:18:52
置き場所は、外の木陰で風通しの良いところが良いです。
室内だと、冷房を入れたりした場合、温度変化が急激に起こったり、冷風があたってよくありません。
あと、室内だとどうしても風通しが悪くなりがちで、蒸れやすくなります。
もし、木陰がないようでしたら、スダレ等で遮光してあげてください。
素焼きか、ポリポットかの問題はそれぞれに良い点、悪い点があります。
素焼きの良い点:蒸れを防ぐ
素焼きの悪い点:重い、乾燥しやすくなる、汚れがとれにくい
ポリポットの良い点:軽い、安値、素焼きほど乾燥しない
ポリポットの悪い点:色が黒い物の場合、熱を吸収しやすい、持ち運びの際、ポットの淵の土が崩れやすい、などです。

私の場合は、植物の性質によって使い分けています。
今回のカシワバアジサイや、その他のアジサイは元々水切れ厳禁の植物です。(特に挿し木の際は重要)
そうなると、基本的にポリポットでもOkですが、アジサイの葉が大きく、蒸散を防ぐために葉を切りますので、素焼きでもOkになります。
挿し木をする時期を考えると、やはり蒸れを防ぐ素焼きの方が良いと考えます。

新田ジロ 2004/08/09(月) 09:01:35
まお様
詳しい、ご指導ありがとうございます。
ご指導に従って、挿し木のシュミレーションをしたところ分かった点と不明の点が生じました。
以下に理解した挿し木の手順を示します。注意点がありましたらご指導願います。また、不明な点も列記致しますのでよろしくお願い致します。

挿し木の手順(群馬県東南部:海抜約50m)
@時期:5月下旬から6月中旬
A床1:6号程度の素焼きの鉢に中と小の赤玉を入れておく。
B床2:床1の鉢を水に浸しておく。
C挿し木の部位:新芽の芽挿し、筒挿し(芽でないところ?名所不明)
D切り方:カッタ−ナイフで切り口をつぶさないように、2〜3節程度に切る。葉は半分程度に切り落とす(挿し木後の蒸散防止のため)
E水揚げ:30〜60分冷水に切り口を浸す。
F床3:挿す少し前に、鉢を水から取り上げ、箸で、床に、挿し木用の穴を開けておく(挿し木の切り口を痛めないように)。
G薬:発根剤を付けて鉢(穴)に刺し、挿した場所を軽く押さえる。
H保存:大きめのプランターに芽を指した鉢を入れ、プランターの上部をビニールで覆う。
I置き場所:大きな木下で、比較的風通しの良い場所に設置、周囲2m以内は木漏れ日程度。
J毎朝ジョウロで水くれ
K1ヶ月でビニ−ルカバーは外す。毎日水くれ続行
L3ヶ月後(9月)に路地定植、(あるいは約年4月に路地定植)
以上の様に考えております。

不明な点は、挿し木直後、ナイロンを書けることです。蒸散は防げますが、空気の流入も少ないと思います。また注意点は温度上昇と思いましたが、上記の方法を考えました。
よろしくお願い致します。





誤りや注意点がありましてら、細かいことでもお教えください。

まお 2004/08/09(月) 21:17:31
新田さん、こんばんは。
さっそくですが、上記の方法で補足と改善点がありますのでお知らせします。
改善点
1、発根前の水遣りは毎日でなく、適宜
理由:ビニールで密封、日陰で管理、葉を切る=蒸散量が少なく、適宜な湿度、水分を保つ
したがって、毎日の水遣りは不要です。
透明なビニール袋を使って、中の様子が確認できるようにし、土が乾いていないか、確認をしてください。
しかし水切れは厳禁ですので、土が乾かないように、3日に一回は水を与えてください。
(中には全く水をやらず、密封状態で一ヶ月待つ方もいらっしゃるようですが、リスクがあるように思います。)
赤玉は土が乾くと色がすぐ変わってきます。変わった時点では手遅れですので、気をつけてください。

2、ビニールをはずした後の水遣り
これも毎日ではなく、通常の水遣り管理にします。
理由:しばらくは、日光にあまりあてませんし、発根していますので、根腐れの原因になります。

補足
1、発根後(ビニールをはずしてから)、最初の3日は陰で管理します。
その後1週間は日光に徐々に慣らしていきます。一日2〜3時間程度、それから半日陰へ。
理由:急に日光にさらすと、葉焼けを起こしたり、今までの蒸散ペースが狂ってしまい、株が弱る、もしくはご臨終…。

話は変わりますが、実家はアジサイが大好きで7種類植えています。冬場の落葉時には殺風景ですが、微妙な色の変化がなんともいえません。カシワバアジサイの紅葉も大好きです。
アジサイの挿し木は、いいかげんでも成功する時もあれば、マニュアル通りでもダメな時があります。
また、どんなに簡単と言われている挿し木でも、発根すればとてもうれしくなります。
成功に越したことはないですが、失敗しても諦めず、がんばってください!

新田ジロ 2004/08/10(火) 15:24:30
まお様
詳細なご指導ありがとうございます。

<アジサイの挿し木は、いいかげんでも成功する時もあれば、マニュアル通りでもダメな時があります。
また、どんなに簡単と言われている挿し木でも、発根すればとてもうれしくなります。
成功に越したことはないですが、失敗しても諦めず、がんばってください!

上述の「まお様」の考えは私も同感です。
来年上記を中心に、3種類(各7本程度x3=21本)くらい条件をわずか変えて試みたいと思います。

私の取り得は「めげない」ことです、いつかは必ず成功させたいと思います。成功は発根率2/3と致します。

最後に、今後も私のような様なしろうとにもめげず、ご指導をお願い致します。

新田ジロ 2004/08/10(火) 15:25:47
[[解決]]
まお様
ありがとうございました


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