バラの根頭ガン腫病について教えて下さい
困ったちゃん
2004/05/07(金) 02:21:23
バラの初心者です。数年大事に育てていた大切な鉢植えのフロリバンダが根頭ガン腫に冒されていたので昨日参考書に従い腫瘍部分を切り取っていたところ、一本しかない枝をあやまって切ってしまいました。今は水に浸けてありますがこの枝は捨てるべきなのでしょうか。それとも挿し木をしても大丈夫でしょうか。挿し木をしても大丈夫な場合、台木がないのですがどこで手に入るかを教えて下さい。また、今挿し木をしたものはいつ頃に接木をすればよいのでしょうか。質問が沢山で申し訳ありませんが、どうかご教示を宜しくお願い致します。どうもありがとうございました。
犬塚信乃
2004/05/07(金) 08:02:09
数年間育てているのに、枝が一本しかないのですか?
つっこむ様で申し訳ないのですが、どうも状態が想像できません。
切ってしまった枝のほうを心配しておられますが、親木のほうの養生
が大事だと思いますよ。
挿し木はしっかりとした部分を使って、用土の通気と葉水による保湿
に気をつければ、難しくはありません、が、挿し木したものをさらに
接木したい、というのは無理というものです。
挿し木が成功するということは、発根して活着するということですから。
台木はノイバラやロサ・カニナが使われることが多いですが、其の辺の
園芸店ではまず、扱っていません。
私は自分で実生から育てています。
困ったちゃん
2004/05/08(土) 00:15:24
犬塚様 早々のアドバイスをどうもありがとうございました。この苗は購入時から形が悪く、接木の上部から細い枝が一本出ていただけで、それでもラベルの画像に惹かれて買ってしまったものです。
3年は育てているのですが、なぜか接木のすぐ上の部分からシュートというのが出ず、唯一の枝が枝分かれするだけでした。切ってしまったというのはその一本で、丁度接木部分でぽっきりと折れてしまったので親木の養生どころではないようです。
そこで挿し木についてお伺いしたいのですが、もし挿し木が成功したら、いずれはその上部を切り取り、台木に接木をしたほうがよいのでしょうか。フロリバンダは挿し木では長くもたないのでしょうか。また、実生の種子は通販等で手に入るのでしょうか。
お手数をお掛け致しますがこれらの件を教えて頂けると助かります。
宜しくお願い致します。
バラ初心者
2004/05/08(土) 10:16:39
私も「根頭ガン腫」について勉強したいので、ちょっと参加させて下さいm(_ _)m(全然知識がないもので・・・)
ちらっとWebで調べた所では、この病気は根や接いだ部分がコブのように膨らむんですよね?Webによっては「発病したら諦めるしかなく、他への感染を防ぐ為掘り返して焼却処分等にする」旨書かれているものもあります。
先ず「困ったちゃん」さんへ質問なのですが、
発病はどのようにして知ったのでしょうか?
と言うことです。
患部を削り取っている旨書かれていましたので、地上部(接ぎの部分)にコブが出来て知ったのでしょうか?
更に、このフロリバンダは地植えですか?今までの世話の仕方は?
幾つもの質問をまとめて申し訳ありませんが、
私にとっても将来的に大変役に立ちそうなので、ご回答よろしくお願い致します。
たちつ
2004/05/08(土) 12:56:34
其の茎は、本命の幹でしょうか、台木(野イバラ)のヒコバエに思えますが。挿し木して折角根付いたものは、其の侭育てれば良いのでは。病害虫に弱いものも多いでしょうが。野イバラは、河川敷や野山に行けば、どこにでもあります。棘はありますが、又接木のヒコバエでも良く根付きます。不用なバラの挿し木苗でも良いのでは。誤って切る事は、良く有ります。私も先日、大事にしていた、一個しかない、菊の蕾みを切ってしまいました。折角季節外れに付いたのに。(^_^;)
何でも挿し木して、2-3本のスペア採りをして置かないと、次に探すのが大変。流行や正確な名前忘れ・ファジーな記憶や思い出と花色の発色のギャップからくる不満。何分種類が多すぎる。過ぎ去った過去や隣りの薔薇は良く見える。
犬塚信乃
2004/05/08(土) 20:09:29
たちつさんに賛成です。
挿し木は挿し木なりの良さが出てきますよ。
その第一はその品種本来の姿形が発現するということです。
挿し木で育てると、その殆んどがより、鮮やかな色合いになります。
特に、ノイバラの接木されたものは色がボケると言われています。
ガンシュ病は一昔前の参考書は、全て、土ごと焼却せよ!
と書いていました。
とんでもないです。
あれは、単なるカサブタのようなものだと認識しております。
切り取って、赤チンでも塗っておきましょう。
犬塚信乃
2004/05/08(土) 20:14:42
赤チンはジョークですよ。
木酢原液がいいとか、石灰硫黄合剤がいいとか諸説ありますが、
結論が出るのはまだ先のようです。
私は、トップジンMペーストというのを、去年3本のバラに処置して
そのどれもが、皆、元気です。
困ったちゃん
2004/05/08(土) 21:48:51
皆様、色々とよいアドバイスをどうもありがとうございます。毎日とても参考になります。アドバイスに従い挿し木をして数鉢予備に育ててみたいと思います。短く切って水に挿してあります。うまくいったらそのうちの1本位接木にして挿し木苗との違いを見てみたいと思います。
まず「バラ初心者」さんへのお答えですが、病気に気づいたのは他のバラ(と言ってもミニバラ3鉢とE.R.の1鉢だけですが)がつぼみを持っているのにその苗だけにつぼみがなく不思議に思って本を読んで見てガン腫とわかりました。全ての小枝の成長点?で成長が止まり、先が茶色く切られたようになっていて葉芽もつぼみもなく他の苗とは違っていました。以前には見なかった枝の数倍の大きさのコブが接木部分に出来ていたので本に従い限りなく枝近くまで削っていたところ枝を折ってしまいました。この苗は始めからずっと鉢植えで、用土はバラ用を使っていました。
「たちつ」様、ノイバラの入手方法のアドバイスどうもありがとうございます。気にして探してみます。
季節外れの菊のつぼみは残念でしたね。また、確かに失ったバラはとても惜しく感じるものですね。悩んだ末に買わなかった物みたいですね:)
切ってしまった枝は本命の枝でした。昨年迄はラベルと同じ花が咲いておりましたので残念ながらひこばえではないです。今日も園芸店でその種類の苗(ラマー)を探してみたのですがやはり売られていませんでした。ネット通販をしている種苗店1店だけにその苗が売られているのを見つけたのですが、皆様のアドバイスに従い挿し木にしてみて枯れてしまったら注文してみたいと思っています。そんなこと言ってないで初心者は始めから注文してしまった方が利口というものでしょうか?
犬塚様、度々のご回答どうもありがとうございます。とても参考になっております。トップジンMペーストを早速入手したいと思います。これはガン腫部分を削ってから塗るのですか。木酢原液の場合も削ってからかけるのでしょうか。それから丁度接木部分で折れた鉢は育てて芽が出るものでしょうか。判断がつきかね眺めております。また、腫瘍を切った刃物の消毒は石鹸で洗う程度でよいのでしょうか。
ガン腫の苗は「即刻処分」という本と、様子を見るように書かれている本があり、育て方も本によって違っているので疑問が尽きません。
例えば鉢のサイズや植え替え等ですが、大きめのものに植えて数年植え替えないでいい派と、小さめに植えて毎年植え替える派がありますが、バラにとってはどちらがよいのかと鉢を買う時点で悩んでしまいます。また、用土もフカフカ派と固い土?派の意見があり初心者は疑問は山積みです。
「ガン腫」と違うタイトルで新たに質問投稿して教えて頂くほうがよいでしょうか。
皆様お忙しいとは思いますがお時間の許す時にでも色々と教えて頂けると助かります。よい週末をお過ごし下さいね。
犬塚信乃
2004/05/08(土) 22:16:57
困ったちゃん、へ。
そうです、最初は先達に尋ねて、試してみて、失敗して、でいいのです。
数え切れないほどの品種ごとに、それぞれの育てかたがあるのです。
ガンシュ病を切ったナイフは消毒する必要なんかないと思います。
コルク状の部分を切除して、まあ、手ごろな木酢の原液かその他の薬剤
、要するに殺菌効用のあるものを、チョチョイと塗って、それでいいと
思います。
土はやっぱり、腐食の多いフカフカのものを、私は支持します。
困ったちゃん
2004/05/09(日) 16:49:17
犬塚様 皆様 こんにちは。
刃物はこのままでよいとの事ですのでこれで元の置き場にしまえます。
早期によいアドバイスを頂けて疑問も解決し、皆様や管理人さんには心から感謝しております。
早速挿し木を試みて、根付いたらフカフカの土に植えて育ててみたいと思います。
諸説に悩み、用土の配合等ですぐに次の疑問が沸いてくると思いますが、その際はどうかまたアドバイスをお願い致します。
それでは、皆様どうもありがとうございました。:)
バラ初心者
2004/05/10(月) 07:44:12
私も色々予備知識が出来て、安心です。
「困ったちゃん」さん、飛び入り失礼致しましたm(_ _)m
ありがとうございました。
cat
2004/05/10(月) 13:07:56
根頭ガン腫病は、切除しても樹体内に菌があるので、
遅かれ早かれ再発します。
挿し木・接木をしても菌はなくならないので、やがて症状がでます。
個人的には、あわてて処分しなくても、他の個体に感染することは
あまり無いような印象ですが。
困ったちゃん
2004/05/10(月) 14:11:20
cat様 こんにちは。重要な情報をどうもありがとうございます。
ビギナーで何もわかっておりませんのでもう少し詳しくお教え願えますでしょうか。どうか宜しくお願い致します。
手元の本には「こぶの中にはガン腫の菌は存在せず、地下の菌に木の栄養を送っているので木が弱っていく」と書かれていたのでこぶ以外には菌の存在は無いものだと思っておりましたが、菌が存在しないのはこぶの中だけの話であって苗には菌は存在するということでしょうか。
cat様はガン腫の出た苗はどうなさっているのですか。ネット通販で同品種を見つけたのですが、コレクションとして長期に育てたい品種の場合は挿し木よりも新規に購入したほうが安全でしょうか。
それから、がん腫苗は薬剤で手当てをしていれば再発・治療を繰り返しながらも花を咲かせられる状態で長期間(10年以上)もつのでしょうか。それとも、再発を繰り返し徐々に弱って枯れていくものなのでしょうか。そうであれば、いっそのこと元苗・挿し木用の枝を処分し、新たな苗を購入して育てたいと思います。
質問が沢山でご迷惑をお掛け致しますが、cat様がガン腫の鉢を発見なさった場合の対処法(特に気に入ってらっしゃる苗の場合)をお教え下さるととても参考になり助かります。
どうぞお時間の許す時にアドバイス、宜しくお願い致します。
それから、どなたでも多くの情報を下さいますよう、お願い致します。
どうもありがとうございました。
たちつ
2004/05/10(月) 15:54:21
誰でも最初は、何も解りませんよ。上手く育ったら、安心して、無関心になったりして、枯れたり、花が付かなかったり、葉が落ちたり、虫が集まったりしてから、慌てるもの。「失敗は成功のもと」と言うより、「成功は失敗の始まり」と考えたほうが賢いと考えます。
長年の経験者で、育て方が得意な植物でも、(例え鉢植えでも)
近所へ新築転居した為に、全く成功しない・枯れる・育たない・花が付かない等は良く有る事です。相性・地相・家相・方角も、迷信として、無視できない場合もあります。農家でも、今年は出来が良かったとか、何処何処の畑は、出来が良いとか・悪いとか良く言います。毎回時々刻々と状況は変わります。其のうちに経験・感・状況・異変・対策は付いてきます。料理のコツや車の運転のようなもの。残さず食べてくれて、お変わりを要求されたり、無事故無違反が本当のプロ。教科書は、誰でもが最も成功する確率が高い参考書であって、必ずしも成功すると云う保障はしてくれていません。自分の経験による成功例や失敗対処こそが、真の教科書。「信念」と「熱意・努力」が在れば、時間の長短は在りますが、必ず・何でも希望は叶えられます。「より好き」になることが最短の近道。
困ったちゃん
2004/05/10(月) 17:17:22
たちつ様 ありがとうございます。仰るとおりですね。小さな頃から花いじりをしており四半世紀は過ぎており、仰ることには大賛成です。
バラは最近始めましたので、ガン腫についてのより詳しい情報が欲しく投稿させて頂きました。なにか情報がございましたら宜しくお願い致します。
るびぃ
2004/05/10(月) 19:17:41
ガン腫についてWEB検索をかけると色々出てきますよ。ただ、とどのつまりは解明されてない。。。というところに行き着くと思います。なので、いろんな説や派が出てくるわけです。土壌感染する、枝にも菌がまわってるかも知れない、あたりが一般的な説ですかね。。。
私の場合ですが、ガン腫が出ても株そのものが勢いがあって元気なら育てます。
また、その「株」そのものに固執する理由があれば、(記念樹とか)そだてます。
場所が余ってて、育てる余裕があって、ガン腫の経過に興味のあるときも育てるかも知れません。
場所がそんなになくて、「品種」が気に入ってるだけなら買い直します。花を楽しみたいですから。
参考になれば(^0^)
犬塚信乃
2004/05/10(月) 19:59:13
るびぃさんがおしゃっているように、要するに結論の出ていない
病気なのですね。
しかし、そもそも癌腫、ガンシュなどとおどろおどろしい名前を付けた
人が明らかに人間の不治の病であると思われていた頃の癌を連想したものなのでしょう。
何も解明されていないにも拘わらず。
私は何年も栽培した株をそんな病気に罹ったからといって、
焼却したりすることは出来ません。
どんな姿になってもいいから1日でも長く生きていて欲しいから。
去年も幾つか出ましたが、伝染するような気配は全くありません。
犬塚信乃
2004/05/10(月) 20:27:56
それにしても、発病するのはHTとFLばっかりです。
オールドやイングリッシュには出たことありません。
皆さんはどうですか?
困ったちゃん
2004/05/10(月) 21:02:15
[[解決]]
るびぃ様、犬塚様、よいアドバイスをどうもありがとうございます。
お二人のご意見をお聞きしやっと納得出来た感じです。
未解明の病気ということですので、挿し木をした苗が先々どうなるかを観察してみようかと思います。挿し木苗を作り、お教え頂いた幾つかの治療法を試してみて経過を観察してみようと思います。そうすれば自分なりのガン腫に対する考え方も確立されると思います。念のために健康体のバラ鉢に伝染しないように場所を離してみますね。
皆様には色々とお教え頂きまして本当に感謝致しております。
特に犬塚様には何度アドバイスを頂きましてとても嬉しかったです。
ご協力下さいました皆様に改めて感謝の気持ちを込め、解決ボタンを押させて頂きます。どうぞまた宜しくお願い致します。
それでは、どうもありがとうございました :)
犬塚信乃
2004/05/10(月) 21:38:51
頑張れ!
根治不可能な病気でないと、私は信じております。
困ったちゃん
2004/05/10(月) 23:45:16
ありがとうございます。頑張ります!
人間の癌も治る場合と治らない場合があるのですから癌も不治の病とは限りませんものね。植木の免疫力なんかも関係あるのかも知れませんし??
そうそう、オールドとイングリッシュに病気が出にくいとはまたまたいい事を伺いました。こらからオールドを増やしていこうと思っておりましたので、何だか励みになります。
また、お知恵を拝借すると思いますが、宜しくお願い致ますね :)
園芸相談掲示板@園芸相談センター