ミニバラ・うどんこ病について

[園芸相談センター]の過去ログです

KINGYO 2004/05/04(火) 18:20:05
いつもお世話になります。
フォーエバー社のサンレモというミニバラを育てています。

植え替え後元気に育ち、新たな蕾も出てきて嬉しい限りなのですが、先日からうどんこ病になってしまいました。

こちらの掲示板の過去ログなどでいろいろ調べ、うどんこ病用にミラネシン、カリグリーンを求めて園芸店に行きましたが置いてなく、サプロールという薬とダインという展着剤を買ってきました。
今まで2日開けて2回散布しました。すでに白い粉が着いた葉っぱは根本から取り、風通しもよくしました。
対処法としてはこれでいいのでしょうか。
また、サプロールの散布はしばらく続けた方が良いのでしょうか。(治った後も予防という意味で)
どうぞよろしくお願い致します。

犬塚信乃 2004/05/05(水) 20:14:22
サプロールをウドンコ病の治療のために使うのは「私は」好ましくないと思います。
過去ログを読んでおられるようなので詳しくは省略。
某有名サイトの管理人さんが言及していますので、ご参考までに

http://www7.plala.or.jp/organicrose/fungicid.htm

たちつ 2004/05/06(木) 01:06:08
2日間隔は意味が無いですよ。薬害の元。せめて7日間隔位で。雨が降れば、又別ですが。人の病気や寄生虫の場合は食後直ぐ・日に3回の服用が多いですが・・・
うどん粉病は、大抵丁寧に1回すれば、収まりますが・・・4-5日して、水洗いして様子を診ながら、再発すれば、又改めて、散布すれば良い。又アブラムシも死んでいても、植物に刺す・しがみ付くようにして死にます、又虫は当分変色しない。から、良く勘違いして、しつこく消毒する人もいますが、間隔を空け様子を診てから、再度散布すると良いでしょう。何でも早期発見・早期処置が大事。
根腐・根の病気・剪定誤り・肥料過多・石灰中和誤り・水の遣り過ぎ・乾燥し過ぎ・蒸れ以外は、そう簡単には枯れません。
何か前触れがあります。蕾みや新芽が首垂する・葉が萎れる・落ちる・緑の茎に艶がなくなる・緑の茎に立て筋がでる等。
好きなものなら、挿し木等で2-3本のスペア採り・増し鉢をお勧めします。場所が無ければ、65cmのプランターに無肥料で30本は混植できる。スペアが目的ですから、花は諦めて、1年間、生かして置くだけ。小まめに剪定して、コンパクトにして置けば良い。まともに植え替えて育てれば、1-2年で相当大きくなります。
殺菌殺虫は、患部だけでなく、葉の裏表・枝の分岐点・根元や表土周り・周辺1m位の植木も合わせてしましょう。一度発病すると癖になっている。病害虫に犯されやすい性質になっている。
人間で言えば、花粉症になりやすい人・卵やそばアレルギーの人や風邪に感染し易い人のようなもの。

M2 2004/05/06(木) 13:28:15
サプロールはたしか乳剤ですよね?違ったらすいませんが乳剤ですと展着剤いりません。乳剤と展着剤は薬の分子が小さくなって効き易くなる(浸透しやすくなる)のでいっしょになっても展着剤の効果が得られません。

それとサプロールとミラネシンは予防薬(治療として効果がないわけではないですが)カリグリーンは治療薬として使います。カリクリーンは代用として重曹(炭酸)が使えます。(成分は同じなので)できれば治療薬のカリグリーンのほうを使った方が良いです。

植え換えしたとなるとたぶん鉢物でしょうから、撒布でなく鉢ごと2〜5分くらい漬けると効果が高いです。それからぬれない限り1週間から10日間薬の効果がありますので、それ以降に病気が発病しなければ必要ないでしょう。発病した時は違う薬(商品名のみ違うのがあるので注意、成分が同じで濃度が違うことも)使う方が効果も高い上に抵抗力もつきにくいです。

>対処法としてはこれでいいのでしょうか。
基本としては、こんな所でしょう。

>治った後も予防という意味で
予防ですと最低3種。できればもう少し多めで違う種類をローテイションさせるのが良いです。この時は濃度は薄めで良いでしょう。(発病しているわけでもないですし、いざという時に効果が薄いのも困りますので。お金もかかりますし)1種類でするのでしたらしない方が良いでしょう。それこそ、いざという時に効かなくなるので。

M2 2004/05/06(木) 13:50:10
すみません、書き忘れました。
ウドンコ病のみですと5度以下と30度以上は発病しにくくなります。このことから2〜7月と9・10〜11月に特に予防で注意すれば発病しにくくなります。(地方により違いますが)

バラ初心者 2004/05/06(木) 18:20:39
話が大分進んでいるようですが・・・

犬塚信乃さん、こんにちは。お世話になってます。
私もご紹介のHP、さらっと読んでみました(仕事中なので・・・笑)。
確かに素晴らしい内容なのですが、このHPの内容だと受け取り方次第では「使う(える?)薬が殆ど無い」と言う事になり兼ねない気がしました。このHPの中でも謳っていますが、大事なのはその使い方ではないでしょうか?「蔓延しているから」「効くらしいから」と同じ薬をガンガン使い続ける事による弊害が問題なのだ、と。
その意味では、KINGYOさんの散布方法も問題ですねぇ。残念ながら・・・。
予防は予防。治療は治療で或る程度切り離して考えた方が良い。と言うことでしょうか?そして、同じ薬を使い続けない。

>今まで2日開けて2回散布しました。

KINGYOさん、使用方法に「7〜10日間隔を開けて」と書いてある筈ですよ?良く読んで下さいね?m(_ _)m
素人が購入出来る。と言っても、厭くまでも農薬です。使い方を誤ると色々問題が起こります。

犬塚信乃 2004/05/06(木) 18:48:44
バラ初心者さん、おひさです。
そうなんですよ、実に為になるサイトですが、いざ、我が身を振り返るとなかなかそうはいかないぞ、というところが問題なのです。

しかし、サプ・・・の怖さは充分に解るじゃないですか。
私も使いますが、その際は完全防備にします。

バラ初心者 2004/05/07(金) 07:35:06
>私も使いますが、その際は完全防備にします。

私は案外無頓着なんですが(笑)、それでもこの手の薬を使う時はマスク、手袋は絶対してます。

KINGYOさん、鉢数が少なければ無理をせず市販のハンドスプレー式の物でも充分と、私は思いますよ?あれだってちゃんと効きます。
使い方を守ってしつこくスプレーしなきゃなんで、直ぐなくなるのが欠点ですが(^^ゞ

KINGYO 2004/05/07(金) 11:34:27
犬塚信乃さん、たちつさん、M2さん、バラ初心者さん、いつもありがとうございます。

犬塚信乃さんが紹介してくれたサイトによるとサプロールはうどんこ病にはあまり効かないようですね(T_T) 買ってしまったサプロールは黒点病用にとっておいてカリグリーンを購入しようと思います。

ただ近くの園芸店ではカリグリーンを置いてなかったので、M2さんがおっしゃっていた「重曹(炭酸)」を代用しても大丈夫なのでしょうか?粉末の重曹を溶かした水、また甘みの入っていない炭酸水は代用できますか?もし注意点がありましたらご教授くださいm(_ _)m

一つの薬を使い続けると効果が薄くなる事、とても勉強になりました。これから使用するときはいくつかの薬をローテーションする事にします。

>>違ったらすいませんが乳剤ですと展着剤いりません。
サプロールは確かに乳剤なのですが、パッケージに「展着剤を加えるとより効果的です」と書かれているのを見てダインを購入しました。ダマされたかなぁ〜(T.T)

>>使用方法に「7〜10日間隔を開けて」と書いてある筈ですよ?
すみません!ちゃんと読んでいませんでした。確かに書いてありました。薬を使いすぎるという事は植物にとってとてもいけない事なんですね。農薬ですし・・・。これからは気を付けますm(_ _)m

私はサプロールを散布するときは無防備でしていました。終わった後に手を洗うくらいで・・。みなさんのお話を聞いていると無謀すぎますよね。農薬を甘くみないで付き合っていきたいと思います。

スプレー式のモノもあるようですし、もう少し薬について勉強してみます。

みなさん、今回はいろいろと勉強になりました。本当にありがとうございました。

犬塚信乃 2004/05/07(金) 15:52:36
タ○ダ園芸の農薬を購入されたのでしょうか?
あの会社の乳剤のボトルには全て展着剤(ダインなど)を加えるとより
効果的です、と書かれていますね。
良識を疑いますね。乳剤に含まれる有機溶剤は薬害の可能性があるし、
界面活性剤も含まれていますから、展着作用もあるのです。
但し、照葉性の新葉などに全く「ヌレ」の悪いものがあります。
それらに限って、極、極薄めの展着剤の混用はありうるかもしれません。

KINGYO 2004/05/07(金) 15:59:45
犬塚信乃さん、こんにちは。
そうです。タ○ダのサプロールです。
ダインも同じ会社だし、こうやってパッケージに書いて隣に置いておけば私のように何も知らない人は買ってしまいますよねー(^^; やられました。
ダインはいざという時に、薄めに使う事にします。
でも薬って消費期限もあるようですし、無駄にしそうですー・・・(T_T)

犬塚信乃 2004/05/07(金) 16:06:07
炭酸水を試しても何の効果もないと思いますよ。
重曹は炭酸水素ナトリウムです。
カリ・グリーンは炭酸水素カリウムが主原料ですから、カリ肥料としての効果もある、ということらしいです。
ただし、重曹はカリウムと比べて薬害があるそうなので、やはり止めたほうがいいです。
詳しくは、前述のサイトを精読することをお勧めします。

KINGYO 2004/05/07(金) 17:42:01
犬塚信乃さん、こんにちは。
重曹などの事ありがとうございました。
教えていただいたサイトを改めて見ましたが、む、むずかしいですねぇ(^^; 私だけでしょうか(^^;;
自分で調達・調合する自信がないので、やはりカリグリーンを用意する事にします。
ここのサイトに「ニームオイル」の事が書いてありますね。昔「ニームのかほり」という薬を買った事があります。農薬を使わずに害虫が90%減るそうです。ハダニが出たらこれを使ってみようかな。

犬塚信乃 2004/05/07(金) 18:10:58
KINGYOさん、こんばんわ、の時刻ですね。
何しろ、管理人さんは医学博士ですから。
BBSにしたって、バラ関連の本を2冊は読破してから来い、と言っていますから、ちょっと敷居が高い感じですね。

だけど、表現は思い切り易しくしてあると思いますよ。
本当は優しい人です。
私などは、htmでメールを送ったら、テキストにして来い、といって
怒られましたからね。
バラを勉強する上でとっても有用なサイトだと思います。

ニームだとか、電解液だとかちょっとついていけない処があるんです。
(コスト面で)
ニームはなんとなく良さそうとしか言えません、臭いから。

pinetree 2004/05/07(金) 20:22:16
 盛り上がってますね〜。あまり深く聞かれても困りますが,手元の資料ではバラのうどんこ病には以下のようにあります。

(生態と防除)
 病原菌は病斑部や芽の周辺で越冬する。20℃位の多湿条件で発生しやすい。多発してからの防除は困難なので予防散布が大切である。
(耕種的防除法)
 (1)多湿を避ける。
 (2)り病葉は集めて焼却する。
 (3)窒素過多,カリ欠乏を避ける。

 温度に関してM2さんもお書きですが,これらからは,うどんこ病が発生してしまったら,被害部位の除去で菌密度を下げ,かん水量を減らして過湿を防ぎ,かん水や通風を改善するべきと読めます。
 資料に記載されている農薬は,サプロール乳剤を含め20余あります。発病していないのに薬剤を使用するのには抵抗がありますが,いずれも「多発してからは効かない(効きにくい)」と言うことです。それは,重曹やカリグリーンなどでも同じ事と思います。

 防除に関しては,基本的には,落葉期に枯葉や枯れ枝をきちんと片づけるとともに,休眠期,発芽期から活動適温になる前に防除すべきなのではないでしょうか?専門外ですので,ここのところはよく解りませんけど。

 窒素過多は植物が軟弱になりますし,過湿(水分過多)はそれを助長します。カリ不足では葉の硬度が下がります。これらは,うどんこ病に対する抵抗性を下げることとなります。同じ意味で,日照不足による徒長も影響するはずです。
 これらは,植物を育てている人がそのように仕向けているわけで,肥料が適正だったか,密植になっていないか,かん水が適正かなど,過去の管理を振り返ることが来年につながると思います。

 なお,うどんこ病は耐性菌対策のため同一系統薬剤の使用を避けるとなっています。これは,ハダニなどでも同じ事です。縁の無い方には難しい話になりますが,うどんこ病には
 EBI剤(サプロール,バイレトン,トリフミンなど),
 ベンズイミダゾール系薬剤(トップジンM),
 抗生物質剤(ミラネシン,カスミンボルドー)
 その他(イオウ粉剤,モレスタン,ポリオキシンAL,ダコニール1000他)
などがあります。「同一薬剤」を使用しなくても,サプロールやバイレトンなどの「同一系統薬剤」を使用しては意味がありませんのでお気をつけ下さい。

 と言っても,多分,販売店の人でさえ解っていないでしょうから,せめて上記の中で,「その他」を除き,同じ系統の剤は使われない方が良いと思います。
 比較的入手しやすそうな剤をあげておきましたが,耐性菌によっては,これらが効くかどうかは解りません。
 なお,栽培規模にもよりますが,使用頻度の問題もありますので,購入される際は,単価が高くなりますが,一番小さい小瓶,小袋や,1〜2リットル用の個包装の物を買われることをお奨めします。

KINGYO 2004/05/08(土) 01:32:41
こんばんは。KINGYOです。

>>管理人さんは医学博士
ひゃ〜。だからあんなに難しい事もスラスラと書いてしまえるのですね。でも確かに難しい事ですがわかりやすく書いてあると思います(^o^) 今後とも参考にさせていただきますm(_ _)m

pinetreeさんも詳しく教えていただいきましてありがとうございます。
窒素過多・水分過多を避け、カリの不足に気を付けるんですね。元肥は植え替えの時に入れましたが、追肥としてハイポネックスの5-10-5をあげています。他にハイポの開花促進液(0-6-4)もありますが、まだバラにはあげた事がありません。通常ハイポと併用して少しあげてみようかな。

今回のうどんこ病でだいぶ葉っぱを除去しました。風通しは良くなったと思います。お日様は真西のベランダなので西日になりますがよく当たります。

お薬の系統の事、とても参考になりました。薬をローテーションで使う時(買うとき)には是非参考にさせていただきますm(_ _)m

沢山の事を教えていただきましてありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

M2 2004/05/08(土) 10:10:53
犬塚信乃 さん、代用として書いたのでそんな心配が出ると思いませんでした。しかし、心配無用です。同じ炭酸水素ナトリウムの農薬で、ハーモメイトというものがあります。カリグリーンと同じ効果です。ウドンコ病はアルカリ性に弱いので、食品にも使うこれらが治療薬として出来ました。カリグリーンは肥料効果を、ハーモメイトは食べても安全なものとして出てきました。用は、アルカリ性のもので害がないなら何でも治療として使えます。

M2 2004/05/08(土) 10:22:01
また書き忘れです。たびたび、すいません。
ハーモメイトやカリグリーンは治療薬ですので発病しないと治療になりません。ですから、発病してからで構いません。pinetreeさん、ご安心を。
予防にも使えないことはありませんが、薬の効果からも直接菌にかからないと本領発揮しないので、そのあたりも考慮して使ってください。

るびぃ 2004/05/08(土) 15:52:38
重曹の薬害について、自然農薬のリスクのひとつだと思うんですが、どの植物に対して、どの濃度でどれだけどのように散布すればよいかというのが明確ではありませんよね。重曹については、農薬として使用は認められていますが細かく決められているかどうかまでは存じません。効果と薬害のバランスのとれたやり方というのはクチコミでしかなく、メーカーが農薬として登録している、カリグリーンのように○倍で散布などと、どこかでテストを繰り返されてるわけじゃないですよね? その意味では、重曹は園芸初心者さんには非常に使いにくいものです。バックアップの株も持っていて試してみようという人が使うものかなと思います。

その意味では酢も同じだと思いますけれど。

話題のサイトは非常に勉強になりますけれど、全部読んでないので、カリグリーンより重曹の方が薬害がおこりやすい理論上の話はちょっと解ってないのですが、「重曹で薬害がおこりやすい」という話をよく聞くのは本当です。多くは個人的には散布濃度の問題かなと思ってるのですが、でも、ベストな濃度を探すよりはカリグリーンを使ってしまいますね(^_^;;
余裕のあるときならともかく、早く治したいですもん。

犬塚信乃 2004/05/08(土) 19:57:12
みなさん、こんばんわ。
すごい熱気が湧き出しているようなスレになっていますね。

今年はウドンコが特にひどいような気がしませんか?

pinetreeさん、ローテーションが必要なのは判っているのですが
現状、バラに使える薬剤をあたってゆくと、どうしてもEBI剤が入ってくるんですよね。
ベンレート、トップジンMは効かなくなって久しいし。
必然的にミラネシンを主体に有機硫黄剤とダコニールとサンヨールのローテーションです。
人畜、虫魚に無害な特効薬がホントに欲しいですね。

pinetree 2004/05/09(日) 00:11:34
 ユーザーとしての私見で、バラを作っているわけでもありませんが。

 重曹の薬害は、るびぃさんがお書きのように、散布濃度が問題と思います。農薬取締法改正時に、特定農薬として検討された重曹は、600から800倍です。ハーモメイトは、炭酸水素ナトリウム(重曹:80%)に、界面活性剤と増粘剤を20%加えた製剤です。
 農薬登録にあたっては、効果はそこそこでも登録は可能ですが、薬害が生じるとトラブルの元になるため、メーカーは、薬害が明らかになった時点で、対象作物の限定などを含め、すぐに登録の変更や取り下げを申請します。ですから、重曹でも、ハーモメイトの登録内容にある作物や濃度(成分濃度80%で800倍)なら、まず薬害は生じないはずと考えます。ただし、食酢も含め特定農薬の使用は、あくまでも自己責任です。散布を奨めるつもりはありません。

 うどん粉の防除は難しいですよね。特に、栽培規模や病気発生の規模が大きいほど困難です。先に挙げた薬剤も、正直なところ「効く」とは思っておりません。ハーモメイトやカリグリーンが効かないとは言いませんが、殺菌効果の「マイルド」な剤ではなおのことと思います。
 トリフミンなどは、私が勤め始めた頃に特効薬として発売された剤だったと記憶しています。が、これらの剤が効かなくなったのも、連用による耐性菌の出現の結果です。例えば、今年効いた薬が来年も効くとは限らないのです。千葉のバラ農家で有効な剤が、茨城で効くとは限らないのです。耐性菌は自然に発生した物ではなく、農家や家庭園芸を含めた農薬の利用者が作り出してきたのです。
 だから、仮にそこそこしか効かなくても、やっぱりローテーションが必要なのだと思います。また、連用をさけるためにも、農薬は少量購入に勤めるべきと思います。
 犬塚さんへの返事としては、消化不良を起こしそうですが・・・

 薬剤が効きにくくなった難防除病害虫は、耕種的防除が基本になります。発生しにくい環境や植物体条件にしたうえで、病斑を含む枯れ葉などを除去し、発芽前を中心とした予防防除で菌密度を下げることが大切なのではと思います。また、それが農薬の効果を上げることにもつながります。このことが、先の書き込みで言いたかった本意です。

 KINGYOさんには酷な言い方かもしれませんが、石灰硫黄合剤での発芽前防除もせずに(してたらゴメンなさい)、うどんこ病が発生してからでは対策は限られます。しかも同一薬剤を連用しているし。
 ただ、知らないから当たり前なのですが、同じ事を繰り返していても進歩はありません。KINGYOさん、ぜひ前に進んでください。

 外野のたわごとですが、お気に障ったらお許しください。

KINGYO 2004/05/09(日) 02:13:38
[[解決]]
pinetreeさん、こんにちは。

>>石灰硫黄合剤での発芽前防除もせずに
すみません。していませんでした(^^; というか初めての言葉でよくわかっていません(^^;;

バラを育てるのは初めてですし、挿し木などもまだした事がないような初心者です。みなさんに教えていただいた事も少し難しい(初めて聞く事ばかり)ですが、良く読んで少しずつ吸収していこうと思っています。

うどんこ病の事はとても勉強になりました。薬をローテーションして免疫をつけないようにする事。すでにかかってしまった葉っぱは除去する事。(沢山葉っぱを取ってしまったのですが、この先大丈夫でしょうか?蕾も一つついています。)チッソ過多や水分過多に気を付けること。こんな感じでしょうか?

薬を使うのって難しいですね。植物はお話してくれませんし、人間が経験と状況で判断するしかないですものね。
私は今までいくつかの植物を育て枯らしてきました。(おいおい(^^;)でも、そうゆう経験があって植物の事を少しづつ勉強してきたと思っています。
バラもこれから勉強していきます。出来れば枯らさないように・・。

みなさん、真剣に教えていただきましてありがとうございました。「解決ボタン」を押しておきますね(^o^)/

M2 2004/05/10(月) 15:22:19
>>石灰硫黄合剤での発芽前防除もせずに
>すみません。していませんでした(^^; というか初めての言葉でよくわかっていません(^^;;

今の時期、手に入りにくいので使っていないと思いますが、石灰硫黄合剤は冬季限定の農薬です。熱を持つので今からでは使えません。

今までの出てきた農薬でも知らないと使っても効果ないに等しくなったり、薬害が出たりと、これらのようにその農薬の本当の効果を発揮する使い方まで一般には知られていないことまだまだ(これからでも分かりづらいかも?)多いです。殺菌でも酸・アルカリでの殺菌、熱で殺菌、菌を直接殺して(毒?)殺菌、栄養を奪って殺菌等色々です。あと予防もありますし、本当の(かけるだけでなく、いつ、どういう風にが特に効果が大きく変化します)使い方まで調べることをお勧めします。


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