サボテンの種の消毒について

[園芸相談センター]の過去ログです

やまぐち 2004/04/08(木) 22:41:30
兜の種を手に入れましたので、蒔種しようと思っています。本やホームページで調べたら、蒔く前に種を消毒するとありますが、アルコールであったり、その他いろいろな薬品がそれぞれ紹介されており、何を使えば良いかわかりません。消毒用アルコールであれば、自宅にあるのですが、消毒用アルコールを使用しても良いのでしょうか?

ad hoc 2004/04/08(木) 22:48:27
てのひらの上にサボテンの種子を載せ、消毒用のエタノールを垂らし、指でぐるぐるとかき回します。
息を吹き掛けてアルコールを揮発させ、殺菌完了。
私はいつもこれで済ませていますが、何の問題も起きていません。

やまぐち 2004/04/11(日) 20:40:38
ad hocさんありがとうございました。家にある消毒用アルコールを使ってみます。

ad hoc 2004/04/11(日) 22:06:51
兜の種子は大きくて扱いやすいですよね。
双葉(あまりはっきりしない形ですが)の間から出る本葉(?)が、小さいながら兜の形をしているので面白いものです。
5〜6月くらいが蒔き時でしょうか。

たちつ 2004/04/12(月) 09:29:10
ad hocさんが成功しているので、何の問題もない事なのですが、種を撒種時に消毒する事の意味が今ひとつ理解できません。果肉と種を分離する時とか、用土、容器、道具を、消毒するのなら、解りますが。葉ものの多肉植物と違って、棘ものや厚皮ものは、砂漠の周囲や荒野等、相当過酷な環境下で、生存していますから、生命力が強いと思っています。過酷であるが故、病害虫が少なく、日本は余りにも、現地と比べると雑菌・黴が多いということなのでしょうか。撒種時の消毒は、刺激を与えて、発芽を促進する目的と思いたくなりますが・・・・・・
又消毒アルコールは、昔は濃度70%といわれていましたが、最近の一般市販品には90-100%もありますから。70-80%に確認・薄めた方が良い。エチル系とメチル系(最近は少なくなった)・混合がありますが、安全上・税金?の問題であって、殺菌効果は変わらない。

ad hoc 2004/04/12(月) 11:24:47
サボテンの場合は、一般に種子を殺菌した方がいいと言われています。
もしそうしないとカビが発生したり、腐敗しやすくなるようです。
「腰水」にして、なおかつ鉢の上をガラスやポリ袋で覆って、かなり多湿の状態にするからでしょうか?
原産地では確かに殺菌されていないわけですが。
しかし、気候の違う日本で行うわけですし、殺菌した方が、自然状態よりも発芽率が高まるということもあり得ると思います。
もし殺菌の効果をお疑いなら、比較実験してみてください。

なお「消毒用アルコール」というのは70%エタノールのことです。
100%エタノールは「無水アルコール」と呼ばれ、ラベルにもそう書いてあるはずです。
それから消毒用アルコールにメチル系を混合するなどということがあり得るのでしょうか(終戦直後ならともかく)?
初耳です。

たちつ 2004/04/12(月) 14:42:50
ad hocさん。軽油に灯油を混ぜるくらいですから、あるらしい。
我々は、小瓶で、手軽な値段ですから、さほど気にしませんが、・・・・
サボテンの実生というものは、其れほどにしないと発芽しないものなのですか。サボテンは昔は集めていましたが、撒種育成までしてなかったですから。当時に珍しいものは、良く盗られたのでやめました。特に兜系・多花性の雪晃系、接木系はそっくり、多肉茎は余り被害にあわなかった。
早速のご返事ありがとう。

ad hoc 2004/04/12(月) 15:24:44
サボテンの種子は、他の草花の種子に比べて、発芽のために高い空中湿度を必要とするようです。ちょっと意外ですが。原産地において少しくらいの雨で発芽していたのでは、その後の乾燥により枯れてしまうからではないでしょうか? 本当の雨期を見極めるために備わった性質のようにも思えます。

ですから前回書いたように、実生するためには空中湿度を高める必要があります。腰水とし、鉢の上は半透明の覆いを掛けて湿度を保ちます。そうすると、日本の環境ではカビが発生したり、腐敗することが多いのです。ですから砂には熱湯を掛け、種子はアルコールや他の薬剤で殺菌をするのが普通のようです。もっとも家庭レベルの施設では、完全に滅菌することはは難しいでしょうが、少なくともカビの胞子を減らすくらいの役には立つと思います。
一回目に私は、「てのひらの上にサボテンの種子を載せ」云々と書きましたが、これも厳密には好ましくないかもしれません。殺菌した容器に種子を広げ、アルコールをかけた方がいいかもしれませんね。

このような殺菌は、あくまでも実生の成功率を高めるために行うものです。そこまでしなくても、たとえば親株の根元にこぼれた種子から自然に発芽することもよくあります。

以上しつこいようですが、ご参考までに。

たちつ 2004/04/12(月) 15:53:19
何処のサボテン愛好者のHPも、そのように書いてあります。ad hocさん程、事細かく・具体的に種子の消毒の件は、書いてありませんが、皆さん苦労しているのですね。しかしサボテンも安く、又種類も増えたものだと痛感しております。当時は1ケ月の小遣いでやっと1個手に入るかどうかでしたから。サボテンの花は開花期
間が短いですが、綺麗です。開花季節がないのが魅力的。コンパクトなのも良いですね。又良い知恵があったらお教えください。
重ね重ねカキコありがとう。

VITA [URL:http://vita.easter.ne.jp/] 2004/04/12(月) 16:25:39
去年種蒔きしたサボテン、どうも発芽率が良くないと思っていました。
カビが出ちゃって。
消毒してから蒔くべきだったんですね。
勉強になりました。

SHIFT 2004/04/12(月) 17:31:40
手のひらで種をアルコール揉みするのは、案外良いかもしれませんよ。
体温でアルコールの蒸発が進みますし、あまり浸し過ぎると、アル
コール漬けになって良くないでしょうから。

兜の種は大きいですが、柔らかいためアルコールで揉むとき潰さない
ように注意してください。


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