シークァーサーの結実まで
ヒラミレモン
2004/03/02(火) 23:01:45
シークァーサーって大体何年くらいで結実するんでしょうか?当方群馬南部在住で室内で直径・深さ共に30cmのプラ鉢で育ててます。近所のホムセンで去年の夏購入したモノです。接ぎ木のようです。(おそらくカラタチ台木か?)今70cmくらいです。
たちつ
2004/03/03(水) 12:20:14
雑蜜柑の事だから3-4年で実が付くと考えられます。一才若木ならもっと早くなりますが。それよりも寒さに耐えれますかねぇ〜。
ヒラミレモン
2004/03/03(水) 13:11:10
ウチのシークァーサーは深夜には0℃近くになっているであろう部屋に放置されているにもかかわらず、1月末くらいから新芽がニョキニョキ
伸びているのです。個人的には本当にシークァーサーなのか疑問を抱いてますw。一応木からは柑橘系特有の香がするし、葉の形も写真とかで
見るシークァーサーと同じなのですが、柑橘系はどれも見栄えはかわらないしなあ。あと、シークァーサーもトゲがあるんだろうか。少なくともウチのにはあるのですがw。
iuq
2004/03/03(水) 14:24:06
実生の場合は3〜4年目から結実するようです。
ヒラミレモンさんご所有の苗は接ぎ木苗ですから、間もなく実を結ぶのでは?
耐寒性が強く、0℃前後の気温にも短時間なら耐えるようです。
ただし低温にあわせた場合、結実するかどうかは不明です。
ほかの柑橘類の台木に用いられるほど、丈夫な植物のようですね。
あと枝にとげはあるみたいですよ。
pinetree
2004/03/03(水) 20:43:28
シークワシャーは亜熱帯性で,カラタチなどから比べると低温に弱いのは確かです。福岡,田主丸の苗木産地で,カラタチは大丈夫でもシークは冬に枯れることがあります。ただ,人間が住める家の中なら,冬越しに大きな問題はないと思います。
シークのトゲは,実生や苗木時代は多いですし,大きくなっても強勢な夏枝なら多発します。
思いつくままですが,カンキツの結実は以下のような条件があります。
1.齢(age)の高まり
年を取ることです。内生ホルモンなどとの関連はあるようです。「桃,栗,3年・・・」の例えがありますが,それです。
2.環境と樹の大きさ
ある程度の大きさになり,日照や温度条件が揃わないと花は咲きません。小さい時に花芽が着かないのは自己保存のためかも知れません。育種された経済品種は早い時期から結実しますが,プリミティブな品種はなかなか結実しません。「品種特性」と言えるかも知れません。
3.結果母枝の条件
カンキツの着花は,春母枝が基本です。変な時期にせん定や施肥をすると,夏秋梢が多発するため結実しにくくなります。どうしても早く結実させたいのなら,春芽以外の新梢はかん水や肥料を抑制気味に管理し出させないことです。特に8月以降の新梢発生は結実が悪くなりがちです。
以上は柑橘類の一般論としての話ですが,シークでも一緒と思います。
なお,多くの方は「シークワシャー」を一つの品種としてお考えのようですが,種子は単胚,または,極端に胚数の少ない多胚ですから,実生のシークが多い現状からは,それぞれが別の品種と考えるべきです。その意味では,個体(品種)によって結実に早晩があると考えます。
つまり「育ててみないといつ咲くか解らないけど,新芽をばんばん出させてると,いつまでも実は着かないよ」ってことでしょうか。
たちつ
2004/03/04(木) 12:04:08
私の想像ですけれど、柑橘類は日に良く当て、海水を1000倍に薄めて、霧散布を葉水・実水とすれば、甘くて、皮の柔らかいのができるように思う。カルフォルニア・USAでも凍結に遭う位に冷えても、実が凍っても、樹が枯れたとは聞いていないが、なにぶん温帯産の樹木ですから、成樹になった時に、鉢植えですから・・・バリ島でミカンの樹を観たことが有る。台湾の新高山は林檎の名産だとか言うし・・・
ヒラミレモン
2004/03/04(木) 20:50:41
皆様、色々と貴重なアドバイス有り難うございます。大変参考になります。最後に一つ、シークァーサーって確か沖縄の原産地では石灰岩に繁茂してるようなのですが、そうするとシークァーサーはアルカリ性の土壌を好むんでしょうか。大体の果樹は弱酸性くらいを好むと思うのですが。
たちつ
2004/03/05(金) 08:37:00
沖縄は珊瑚質と思われますが、赤土表土も多いです。米軍海洋ヘリポートの環境アセスメントや開発における海洋汚染で良く問題になっております。詳しくは下記に問い合わせては・・・
又全国の地下1m迄の地質調査総合データーベースが見つかりません。
http://www.gene.affrc.go.jp/plant/image/index_j.html
http://konarc.naro.affrc.go.jp/access/okinawa.html
pinetree
2004/03/05(金) 12:59:04
国内で台木に多く使われるカラタチ、あるいはカラタチの変異系であるヒリュウは、中性から弱酸性が適します。
シークワシャーは、中性からややアルカリ寄りが適し、酸性土壌では極端に生育が悪くなる場合があります。強アルカリは適しているわけではないと思いますが、サンゴを母材とする石灰岩土壌でも生育は可能です。
シークワシャーは、アルカリ土壌の多い沖縄から奄美に至る南西諸島に自生するカンキツで、種子繁殖中心で生き続けてきました。アルカリ土壌に適さないものは残れないので、アルカリ耐性のあるものだけが自然選抜されたとも考えられます。
ヒラミレモン
2004/03/07(日) 13:10:32
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皆様色々とアドバイス有り難うございました。いただいたアドバイスを参考しながら大切に育てていきたいと思います。
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