菜の花の茎が途中で枯れるのはなぜ?

[園芸相談センター]の過去ログです

TOM 2004/02/28(土) 23:06:55
秋に鉢上げした菜の花をサンルーム(床はなく土ですが)で咲かせています。草丈80cmほどになり、たぶん鉢から根がはみだしていると思われる。他の花は問題無く元気なのに時々突然茎が潰れたようになり、そのうちそこから先の花が枯れます。立ち枯れですか?

たちつ 2004/02/29(日) 16:21:10
「他の花」の意味が今ひとつ不明瞭ですが・・・
移植の時、苗の時か、花芽が付いてからか、・・・根を切れば直ぐに萎れたり、枯れたりするのですが。植え替える時、茎を握り潰すとか、すれば折れるし・・・
病気か? 一種の連作病なら、殆どが矮化するし・・・
菌核病なら腐敗するでしょうし・・・
参考HP
http://www2.pref.shimane.jp/nousi/home/database/disease/ky088.htm
http://www.nanohana.gr.jp/more/qanda.html

TOM 2004/02/29(日) 21:45:11
参考HPありがとうございます。菌核はわかりますが発生していませす。花が咲き始めてからは水・肥料やり以外、殆ど触りません。
9月蒔きの11月下旬「苗」の鉢上げです。年明け花芽があがって2月上旬から咲き始めてサンルームは春の香りがたちこめます。
しかし、突然、不規則に枯れ上がる、この状態が不思議でなりません。
「他の花」というのは、同じ株の違う枝(茎)です。

たちつ 2004/03/01(月) 10:41:01
その様な被害に成った事が無いので、詳しくは解りませんが、後考えられることは、茎の中で幼虫が住んでいるとか、茎を切って、穴が空いているとか、幼虫がいるとか確認してみればどうでしょうか。
農家用参考HP
http://homepage2.nifty.com/ikiiki-s/nanohana_tukurikata.htm

pinetree 2004/03/01(月) 12:06:36
 野菜に関わったのは20年以上前ですのでお役に立たないかもしれませんが

 アブラナ科の多くは移植は向きません。その意味ではたちつさんの書かれているとおりと思います。スペースなどの関係でどうしてもとの事なら、小鉢直まき→鉢増し が無難でしょう。

 ご存じかもしれませんが、菜の花は、野菜としては「ナバナ」、園芸用としては「ハナナ」で流通しています。「ナバナ」「病害」などで検索すれば、以下などの多少のヒットがあります。
http://www.nasuclub.co.jp/tenteki/sindan/aburana-byouki.htm
 苗立ち枯れ病などだと、地際部での発生がほとんどです。簡単には探しましたが、アブラナ科の病害でも「茎の途中から枯れる」症状は見あたりませんね。がんばって探してみてください。

 病害なら、判断のポイントは、被害部の色、被害部が湿っているか乾いているか、被害部の境界がはっきりしているか否か、菌糸の有無などです。また、アブラナ科の場合、連作になっていないかなど土の履歴も重要です。(ただし、書き込まれても私が答えられると言う意味ではありませんので悪しからず)

 簡単な判別法としては、菌類であれば、被害部を切り取りコップなどに少量の水を入れラップし、「湿室」を作って暖かな場所におけば菌糸が確認できます。ただし、発病後に付いた2次寄生の雑菌の可能性もありますので、発生後速やかに行います。
 バクテリアなら、コップの中の水に浸して暖かくしておけば、数日うちに濁る場合があります。菌が流れ出すのが見えることもあります。健全なものと比較すれば確実です。
 病害虫の場合は、被害が拡大するかどうかが問題ですが、如何ですか?その後広がらない一過性のものなら、あまり気にすることは無いでしょう。

 ただ、土床のサンルームとのことですので、湿度や温度が気になります。根鉢が巻くほどの状態で、水切れで高温になれば、全体がしおれる場合もありますが、おっしゃるような症状になる可能性も考えられます。
 室内が乾き換気が悪い状態で、発生前(2〜3日前?)に急に日差しが強くなり気温が高くなったとか無かったですか?温度とか、多くの場合解らないことが多いのですが、もしご使用でなければ、最高最低温度計でのチェックは必須です。
 原因が確定していないのであれば、病気の事に限らず、環境を判断できる情報も書き込まれた方が、生理障害なども含め、回答に幅が出ます。(逆に、混乱する可能性もありますが・・・)

TOM 2004/03/01(月) 21:57:54
>ただ、土床のサンルームとのことですので、湿度や温度が気になります。根鉢が巻くほどの状態で、水切れで高温になれば、全体がしおれる場合もありますが、おっしゃるような症状になる可能性も考えられます。 室内が乾き換気が悪い状態で、発生前(2〜3日前?)に急に日差しが強くなり気温が高くなったとか無かったですか?

実は、これを予想していました。先週までの暖かさで発生が多かったのは事実です。病害虫のような移る広がる、食害などは見られません。
しかし、水分がその枝だけ上がらないなど、そんな単純な現象なのかと疑ってしまうのですが?

pinetree 2004/03/01(月) 22:54:39
 疑うところがあれば、その点を書かれた方が余計なやりとりをしなくて済みます。特に
>先週までの暖かさで発生が多かったのは事実です。
はきわめて重要な部分ですが、最初に書いておいていただければ答え方も違っていたことでしょう。

 考え方だけですが、植物体が何らかのストレスで受けるダメージは、全体が均一に受ける訳ではありません。
 例えば、乾燥ストレスは根から離れて上に行くほど大きくなります。更に、萎れて曲がれば、その部分には物理的な力も加わりますから、その部分から先のダメージは大きくなります。
 温度が下がって水分蒸散量が減ってきた時に、全体に行き渡るだけの水がなければ、もっともダメージの大きい部分は切り捨てられ、ダメージの軽い部分の回復が優先されるのは、当たり前だと思います。普通の水切れでも、部分的な枯死は珍しいことではありません。

 個体の条件により、同じように発生するとは思いませんが、もし、頭に書いたことが書かれていれば、「主軸の先端部分、高い位置に発生が多くはないですか?」となります。そこらは、いかがだったでしょうか?

 高温障害は、温度が高く、湿度が低いほどに出やすくなります。また、条件にもよりますが、極端な乾燥状態にある時に急いで換気をすると、被害を拡大する場合があります。サンルーム内の土は、かなり乾き気味で、通気が悪い状態だったのではないでしょうか。

 余談ですが、個人的には、高温障害の発生時は、温度を下げるより、葉水を打って水分ストレスを解消する方が優先、と思っています。

2004/03/02(火) 23:01:49
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 個体の条件により、同じように発生するとは思いませんが、もし、頭に書いたことが書かれていれば、「主軸の先端部分、高い位置に発生が多くはないですか?」となります。そこらは、いかがだったでしょうか?
そうとも限らないような・・・不規則なのがなんとも。
水もほぼ毎日、鉢と地面にもします。
水切れの他にも可能性があるのならば、どんなものか…
広い範囲で考えられる点をお聞きできた事がとても勉強になりました。
もう少し観察しようと思います。
ありがとうございました。

pinetree 2004/03/03(水) 12:13:46
 解決を押されましたが追加で

 発生は不規則なのですね。気になったので専門家に聞きました。
 アブラナ科での具体的な病害は思いつかないとのことですが、例えば、軟腐病などの可能性はあり、小さな傷などがあれば、茎の途中から発症する事は考えられるとのこと。

 私も病害の可能性を否定しているわけではありません。それもあって、病害判断の考え方を最初に書いております。以下は専門家意見を前提にした私の個人的見解です。一つの可能性としてご理解ください。

 小さな傷は、萎れによる物理的な茎の損傷も含まれると思います。菌が運ばれる経路は、天井からのしずく、かん水や雨漏りなどによる泥はね、汚染された溜め水を用いたかん水などが考えられます。「ほぼ毎日、鉢と地面に」あたりの関連があるかもしれません。
 先に、病害判定法を書きましたが、判断は被害状況を観察することが大事です。例えば軟腐病は、境界は明瞭からやや不明瞭で、一部から水浸状に広がり、被害部は湿り気を持ちます。バクテリアですのでカビは出ませんが、特有の臭いがあります。被害部を多めにコップに入れておけば、どろどろになります。
 他には、立枯れ病菌などの可能性もあるでしょうが、症状は異なります。

 BBSでの病害診断は、画像付きであっても、よほど詳しく書かないとなかなか難しいと思っております。一方で、伝えるべき事を観察できるレベルの方は、そもそも質問する必要も無いでしょうから、ジレンマですね。
 ただ、最終的な判断は、TOMさんもお書きですが、ご自分で観察するしか無いと考えます。あまり参考にはならないでしょうが、一助になればと再度書き込ませて頂きました。


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