石灰硫黄剤の塗布の仕方について

[園芸相談センター]の過去ログです

ゆりぶー 2004/01/05(月) 19:19:03
初めて石灰硫黄剤をハケで塗布しようと思っています。
ハナモモなどはもう芽がでていますが、そこに塗っても大丈夫なのでしょうか。
また、エゴノキやハナモモの幹の一部が緑っぽくなっていますが
これは病気に侵されているのでしょうか。

cactus 2004/01/05(月) 22:15:33
消毒液や石灰硫黄剤などは、噴霧器などで散布した方がムラがなく
確実に散布出来ます。ハケでは大変ですよ。
石灰硫黄剤などは、どこにかけてはいけないと言う決まりはありま
せん。ただ身体への影響が考えられますから、マスクなどをされた
方が安全です。
緑色をしたものは、多分コケの一種ではないでしょうか。

要一郎 2004/01/06(火) 17:51:56
石灰硫黄剤を使用する際、
噴霧器を使用した方がいいか、ハケがいいかは、
樹の大きさや、栽培規模によるかと思います。

噴霧器を使用した方が、確実で、
栽培規模が大きい場合は、噴霧器の方が楽です。

しかし、石灰硫黄剤は人体に有害な為、
吸い込んだり、肌に触れないように注意する必要があります。
また、金属に付着すると腐食してしまう為、
まわりの金属(車、家、柵等)にかからないような注意も必要です。

その為、小規模なコンテナ栽培程度なら、
ハケを使用された方が、手軽で安全ではないかと思います。

pinetree 2004/01/06(火) 20:25:57
 農薬の使用に際しては対象作物,使用濃度,使用方法が登録の要件として定められています。対象病害虫に関してはグレーな部分があるのですが,登録された目的や用法以外では農薬取締法に触れますのでご注意下さい。
 なお,定められた方法以外の方法を奨めることも,法に触れる可能性があると思われます。

 で,私が知る範囲では,石灰硫黄合剤の使用方法は,「散布」で,麦,落葉果樹,みかん,茶などに登録されております。ただし,農薬取締法の改正に伴い,多くの農薬で適用拡大がすすめられているため,変わっているかも知れません。特にハナモモなどの非食用作物について適用があるかは,ご自分で確認して下さい。
 登録内容は,以下のHPなどで検索可能です。
 http://www.jppn.ne.jp/nouyaku/frame02.html

 ご質問のように,石灰硫黄合剤の発芽した若芽への使用は,芽がやける可能性が高くなります。日ざしが強かったり高温時は薬害が出やすくなるので,早朝ゃ夕方に散布するか,登録濃度の薄い方で使用するなど注意が必要です。

 散布と塗布の違いですが,石灰硫黄合剤は付着性はあまり良くないのですが,散布と塗布では,植物体への付着量が異なることが考えられ,薬害の発生頻度も異なる可能性があります。
 参考までに,商品名「アグロス石灰硫黄合剤」の濃度は,発芽前や休眠期の落葉果樹やみかんでは7〜40倍です。その他の時期では40〜200倍となります。ともに使用方法は散布です。

 緑っぽくなる幹は,cactusさんがおっしゃるように藍藻類ではないでしょうか。コケと言うよりも藻と思います。絶対ないとは言い切れませんが,樹に大きな障害を及ぼすことはまれと思います。
 有機物などの多様,窒素過多やかん水過多,過湿,通風不良,日照不足などで発生が多くなる傾向にありますので,それらを排除すれば少なくなると思います。

ゆりぶー 2004/01/07(水) 19:01:25
[[解決]]
園芸書に載っているように簡単にはいかないと、よーくわかりました。pinetreeさんの検索、うまくいかなかったです。
ハナモモは縮葉病対策のため、何かしなくてはと考えてます。
メーカーに問い合わせてみるのも一つの手かもしれません。
緑っぽい幹はコケや藻というより葉緑素で緑になった感じですが、春になるまで様子を見て見ます。はっきりするかもしれません。

pinetree 2004/01/07(水) 20:19:47
 お役に立てなくて申し訳ありません。非食用作物対象ですから,建前ではなく本音で言えば薬剤は他にもありますが,お教えできないことが残念です。調べましたが,花木類での拡大はすすんでいないようです。登録拡大が早くすすむことを祈るばかりです。
 ご紹介したHPの検索は,薬剤名とかある程度の知識がないと使いづらいですね。ほかに知っていれば良いのですが,ここしか知りません。

 藍藻類は基本的には葉緑素の固まりです。布や歯ブラシなどでこすって取れるなら,「藻」だと思います。

ゆりぶー 2004/01/10(土) 19:39:35
幹を歯ブラシでこすったらとれました。ありがとうございました。


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