チューリップに生石灰は使えますか?

[園芸相談センター]の過去ログです

ぴょん子 2003/04/11(金) 12:12:38
チューリップ祭り会場で、ポットで咲いている3球入りのチューリップを
2ポット買って来ました。それぞれ花壇と鉢に(花壇が手狭なので;)
植えたいと思っています。
植える際によく、土に苦土石灰を混ぜると書いてありますが
海苔などの乾燥剤で、成分が生石灰となっていて、園芸用に何か
使えるかもと思って取っておいた物が結構あるのですが、
これではダメでしょうか?
それから、来年も花を咲かせたいのですが、3球ではどの位の大きさや
深さの鉢に植え替えれば良いでしょうか?

どちらかで結構ですので、どうぞ良きアドバイスをお願いします。

海人 2003/04/11(金) 12:41:23
マグネシウムが欠乏すると古い葉が黄化し
生育に影響が出ます。

生石灰は酸化カルシウム(CaO)ですので
全くの別物です。

ただし肥料としてではなく
土壌のph調整(酸化してしまった土壌の中和)のために、
畑に水酸化カルシウムや炭酸カルシウムを
散布する事はあります。

生石灰は水分を吸収すると,
消石灰(水酸化カルシウム)となり
多量の熱を発生しますので
鉢土への混合は先に処理しておかないと
混合時に植物がある場合
植物にダメージが出るでしょう。

チューリップの植え付けは3球ですと
5号鉢が適当です。
よく狭い鉢に密植した物を見かけますが、
開花時は見栄えがいいですが
球根はやせ細ってだめになってしまいます。

訂正(文章切れ) 2003/04/11(金) 12:42:36
苦土とはマグネシウムの事で
酸化マグネシウム(MgO)肥料を苦土石灰といいます。

マグネシウムは葉緑素の主要成分で、
植物体内の成長の盛んな部位へ移動しやすいため、
マグネシウムが欠乏すると古い葉が黄化し
生育に影響が出ます。

生石灰は酸化カルシウム(CaO)ですので
全くの別物です。

ただし肥料としてではなく
土壌のph調整(酸化してしまった土壌の中和)のために、
畑に水酸化カルシウムや炭酸カルシウムを
散布する事はあります。

生石灰は水分を吸収すると,
消石灰(水酸化カルシウム)となり
多量の熱を発生しますので
鉢土への混合は先に処理しておかないと
混合時に植物がある場合
植物にダメージが出るでしょう。

チューリップの植え付けは3球ですと
5号鉢が適当です。
よく狭い鉢に密植した物を見かけますが、
開花時は見栄えがいいですが
球根はやせ細ってだめになってしまいます。

追伸 2003/04/11(金) 12:52:22
袋に開けないで下さい。とか
注意書きがあると思いますし
用途外の使用はしない方がいいでしょう。

DD 2003/04/11(金) 12:58:14
石灰について

生石灰・・・・石灰石を焼成したもので、水分と反応すると熱を放出します。

消石灰・・・・生石灰を水分と反応させたもので、運動場でライン引きに使われています。

苦土石灰・・苦土(マグネシウム)と石灰(カルシウム)が含まれ、当然アルカリ分も含まれている。

上記が一般的に使われています。

やはりオススメは苦土石灰で、肥料にもなり土壌酸度の調整もできる
なかなかの優れものだと思います。
逆に消石灰・生石灰はアルカリ分が強いので
使用に注意するか、できるだけ使わないほうがいいと思います。
特に生石灰は土中の水分と反応して熱を放出するので注意が必要です。

また、石灰をまき、すきこんだ後、
1週間ぐらい土となじませれば完璧ですが、
苦土石灰の場合、あまり気にしなくてもいいような気がします。

ぴょん子 2003/04/13(日) 11:28:40
[[解決]]
早速のアドバイス有難うございました。
苦土石灰と乾燥剤は別物なのですね。よく解りました。使わないようにします。
お二人とも詳しい説明をお書き下さって、本当に有難うごさいました。
鉢を買って来ましたので、これから植えてみます。


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