移植時期
橋本勤
2001/11/17(土) 02:15:17
福岡市中央区渡辺通の歩道部の街路樹を工事のため、一時移植する必要があります。
移植可能な時期または、この月は絶対に移植には適さないというのがあれば教えていただきたい。
樹木の種類は、イチョウ、ケヤキの高木（５ｍ以上）です。
何月〜何月は移植可能、何月〜何月は、移植不可という形で教えてください。
沖@東京
[URL:http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2752/]
2001/11/27(火) 17:20:51
イチョウやケヤキですと、移植じたいは、実に優しい樹種です。
ただし、今まで5mに達するまでに植え替えを一度もなされていない
様な樹ですと、いきなりの植え替えは殺してしまう様な物です。
是は、太い根しか樹幹の近辺に無く、かなり離れたところに細根が
行ってしまっているのに、植え替えで其れを置いてきてしまうからです。
大きくなって、根の張っている樹木は根回しや断根を予め半年や数年の
余裕を持って行っておく必要があります。是によって、樹幹の近辺に
細根を発生させておき、植え替えを行っても細根が機能して、早く水などを
吸い上げられるようになり、ダメージの回復がはかられるから絶対に必要です。
ご質問ぐらいの大きな樹は職人に任せた方が結果は良いです。但し、
植木屋と言っても、知識のない土建屋崩れのトコロではいきなり植え替えて
くれますからご注意が必要です。
ちなみに、植え替え時期に関してですが、落葉樹の場合、落葉期が休眠期
であり、弄られても比較的ダメージが少なくなります。植え替えは根を切り捨てますから、その相対量に匹敵する、枝葉を落としてバランスを取り植え替えるものです。
michi
2001/11/28(水) 02:09:00
私は、埼玉で沖さんがおっしゃるような植木屋(大きい)に勤務していました。橋本さんのお話の様子ですと、イチョウやケヤキは工事終了次第、元に戻されるという意味だと思われます。そういう工事は、役所関係ですとざらにあると思いますがいかがでしょう？
沖さんのおっしゃるとおり、そういう工事は植物にとっては酷です。でも役所にとっては捨て賃やら何やらがかかる上、新しい木を買わなくてはならない事って、お金の事を考えると多少の苦労(って役所の苦労じゃないけど)は「いとわない」って感じなんですよぉ。(涙)
福岡にも大きな会社があると思うのですが、そういう所の職人さんがきちんと養生を行った上で、仮植場に伏せて「工事が終わるまでの間」きちんと管理して頂ける会社に施工をして頂くのが一番いいと思われます。(「きちんと」とは、沖さんの記してある通りの事一式)
それと、植えて（戻して)からのことですが、植えマスは少し大きめではないと難しいかもしれません。念のためがっちりとした支柱を立てないとまずいからです。一概に５ｍだからと言われても、（今迄の管理の仕方で幹の太さが違ってくるので）その太さにもよりますが、植樹マスに植わっていたのですから根玉は小さいと思われます。（そんなに遠くまで根は浸透してないとは思います。）あまりに根玉が小さく幹が太い木をただの鳥居支柱で支えるのは危険だとか色々あるのですよ。歩道なら、（支柱をした上で)補強と雑草抑制の意味も兼ねての踏圧板の利用も考えられるかもしれません。
少しあいまいでゴメンなさい。昔取った杵柄なもので。
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