パッションフルーツの花が咲かない

[園芸相談センター]の過去ログです

パッション 【関東】 2017/07/20(木) 11:47:04
冬越ししたパッションフルーツを地植えしましたがまだ花芽がつきません。
新芽はそこそこ出ています。
昨年9月の終わり頃になってからようやく咲きましたが、収穫までいたりませんでした。早く咲いてもらわないと今年の収穫も見込めません。肥料は液肥、化成肥料を
施しています。どうしたら花が咲くようになるでしょうか。

果物時計草 2017/07/20(木) 20:17:26
時計草は、成長時期に応じた、気温と陽光により比較的気難しい環境依存型の蔓植物です。
従って、手間暇なしに良く実る人と苦労しても神経質に管理しても全く収穫に津ながらない人が、両極端に表れます。
極端な場合、隣近所であったとしても、極端に違います。

その一つが、ご認識の
>早く咲いてもらわないと今年の収穫も見込めません
アメリカ大陸の亜熱帯地域を原産とする原種系であり、日本の四季に順応していないことにあります。
そこで、栽培テキストをすべて、廃棄忘却して、栽培テキストより、生理生体のプロセスたる生物学的なテキストを今一度見直した方が簡便かと思います。
極端な言い方を、簡単に言えば、日本の四季を無視して、育ちにくい冬場にも休めずに、できる限り巨大に、元気モリモリ鬱蒼と蔓延らさせることです。
そのような環境を作ることです。
又は、手間暇かけずに良品収穫が多数できる環境にあるということです。

どちらかと言えば、栽培技術や知識も大切ですが、栽培技術よりたまたま運よくそのような環境が手元にあったという事です。
そのような恵まれた環境がたまたま続いたが故、成長プロセス
も知らず知らずのうちに身に付き、多少環境が悪くなっても、その対応策が、意識せずに是正されているだけと思います。

初めてのバナナにしても、マンゴーやパイン栽培をするにしても、昔からの歴史ある冬場の花のない時期に、春夏花の早期出荷が安定してできている一部の地域(黒潮暖流の恩恵ある、伊豆千葉など)でないと、難しい面があります。
無事に、越冬させるだけでは、不十分な要素も多いです。
ここが、花時計草との根本的かつ大きな違いです。

春の栽培スタート時期から、ハンディを付けないと安定しては、勝てないという事です。
勝てないのなら、生理生体から今一度見直さないといけないのかも。
どなったときに、どの位置に花が咲き、その花をどうれば、受粉し結実し、肥大熟成するのか。
その時々の温度条件や日照の許容範囲はどうなのか。等
鼠と猫犬と人では、出産可能年齢(茎葉の充実必要期間)も違えば、妊娠期間(開花実成タイミング)や一人前に自立する期間(肥大熟成期間)も異なります。
これらは、恒温動物ですから、春夏秋冬乾季雨季にかかわらず、走り続けますが、植物の場合には、休眠期間という初期化現象ともいい、振り出しに戻り一から作らなければなりません。
ここが、一部の南洋もの(定温環境)と四季ある日本(寒すぎる暑すぎる)とでは、アジャストされていない、自然ではアジャストしにくい植物群の一つです。
ネット情報は、条件を無視した結果論の意訳的情報も多く、通販や市販品は、売れれば何でもよい、決済さえ済めば、完了したことであり、クレームも合っても無視すればよいし、なければ更によいという程度です。
これが、自己責任の生き残り時代や護送船団方式を放棄し自由化が加速度的に解放された時代のもっとも基本的なルールです。

次の地球温暖化対策は、飛行機や船舶の大幅減便が可能かどうかです。
そういった意味なら、本人が自覚しているかどうかは解りませんが、トランプの極論は、最大の善となる。
いずれにしても、SF映画の見過ぎではありませんが、人工知能で人類やすべての生命体は絶滅する。ロボットが意識して、人類を攻撃し殺傷を繰り返すという意味ではなく、ロボットの快適環境を求める過程において、地球生命体が絶滅するという意味です。
事故でない限り、人為的でない限り、人類を殺傷することは絶対になくそのような目的意識ももたない。
例えば、ロボットは、錆びる事を改善するために、酸素を隔離させるだろう。太陽光からの劣化を改善するために、地球に暗幕を張るだろう、川の水も海水も、分解し、エネルギーや資源に変えるかもしれない、山も谷もなくするかもしれない。
しかも、瞬時に、大量により高度なロボットを自ら作っる能力がある。能力の継承は瞬時に行える。
そして、最後には、資源の枯渇により、自らも消滅してしまうように思われる。ロボットは、人のように宇宙へ進出しようとは思わないだろう。その能力があったとしても、思わないと思う。

このように、ロボット同様に、日本でのパッションフルーツの行動ハターンを理解する方が、解決するには、より近道なように思います。

果物時計草 2017/07/20(木) 20:33:28
少なくとも、冬場の根の巨大化根域の拡大化は、春のスタートに著しいハンディを付けるものと思い込んでいます。
という事は、鉢上げ冬越し後の春の地植え戻しは、時間を無駄にしている事につながります。時間切れ。
花時計草でも、冬場に地下茎が、春から伸びる蔓の長さに匹敵するほど残っていれば、実も付きやすいです。
このことから、広範囲に蔓延る根域も無視できません。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2017/07/21(金) 09:29:07
そんなに栽培経験が無いですが、以前栽培した時に調べたことと体験したこととして、パッションフルーツは30度を超えると花が咲かなくなります。
私が栽培した時で花が咲くのは5〜7月、9〜11月(この年は暖冬)ぐらいでした

なので今年の関東は春は寒さが残り続け、いきなり猛暑になってのでパッションフルーツの花芽がつく適温期間があまり無かったためだと思われます。

4月にポット苗から始めて、5月に開花。
収穫までできるので、上の方が言うように根域の肥大はさほど影響ないと思われます(まったく無いわけではない)

パッションフルーツは霜が降りるとツルの内部組織が氷のよって破壊されるので、そこまでが勝負です。
私の住む地域(千葉県中央部)では、9月以降の実は12月の霜までに熟が間に合わないで酸っぱいままでした。

と言うわけで、来年の対策提案としてまだ寒い時期は防寒をして積算温度を稼ぐこと。
いよいよ暑くなったら、遮光ネットなどで温度上昇を抑えてあげることが良いように思われます。
いわゆる適温期間をできるだけ長くしてあげるよう意識をしてあげればいいのかなと思います。

パッション 【関東】 2017/07/21(金) 23:01:10
ご意見ありがとうございます。
神奈川県沿岸に住んでますが、2回地植えのまま防寒しましたが、冬は枯れてしまいました。鉢上げして室内で冬を越すと暖房のせいか多少の新芽はでます。ですが、地に戻した後成長が始まる迄に時間がかかるような気がします。
と、いうことは鉢のまま育てた方がよいのでしょうか?家族皆パッションフルーツが好きで、沢山収穫したいのですが、ご意見を伺って鉢のままの方が良いような気も…
植えてから短時間で成長が始まるような方法はありますでしょうか。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2017/07/25(火) 09:22:38
あ、私が言う寒い時期の防寒とは露地植のままと言う意味ではないです。

秋口に掘りあげ、または挿木苗を作って背の低い状態で室内で冬越し、4月ごろ路地植えにするのですが、まだこの時期は夜は寒いし、場合によっては遅霜も心配されます。
なので黒マルチで地温を確保(できたら定植一か月前ぐらいから)し、ビニールトンネルやポットキャップ行燈などで外気を弱めます。
背が高いと難しいので、つるが伸びているようなら切り詰めます。

私は挿木苗でGW頃に買ってきて、それなりに収穫がありました。
上記の方法なら1カ月程度スタートを早められるので、かなりの収量を期待できると思います。
パッションフルーツは挿木で増やせますので、鉢のままの苗も一緒に試せば比べられます。
また、場所が許すなら挿木で株を大量に作るという方法も並行して行えば収量を増やすことができますね(^^

パッション 2017/07/28(金) 07:56:46
[[解決]]
定植前から土を温める!
気がつきませんでした。苗も大事ですが、土も大事なんですね〜。来春は地温を上げてから地に戻し、収穫を目指します!ありがとうございました🙇

ミルテ 2017/07/28(金) 09:57:41
解決済みですが。

こんなページを見つけました。

パッションフルーツの緑のカーテンの作り方
https://tobita-garden.jimdo.com/%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%AE%E7%B7%91%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%B3%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9/

我が家のグリーンカーテンはブドウで作成中なのですが、パッションフルーツもナカナカ良さそうですね〜。葉っぱも涼しげだし、無農薬でこんな風に鈴なりになるのなら羨ましい限り。ご紹介のページも関東でのようですよ。

秋咲きのパッションも、「行灯つくりの鉢植えで育てた場合は室内(居間等)に取り込み管理すると来年の1〜5月に収穫できます。」とありました。
来年は、地植えと鉢植えの2段構えで栽培されてみても良いかも知れませんね。


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