カボチャの栽培方法とウドンコ病について。

[園芸相談センター]の過去ログです

シゲゾウ 2016/05/08(日) 04:34:56
カボチャ栽培ではどうしてもウドンコ病が発生してしまいますが、皆さんはどうされていますか?

正直病気にかかった葉を取るときりがないです、しかし殺菌剤では防ぎきれません。カボチャの場合放置するのがベターなんでしょうか?

あと栽培方法について。
病気防除のためにマルチを用いたこともありましたが、カボチャの不定根
が出ず蔓の固定が必要で大変でしたしかも病気にも効果無し。
マルチを用いてもさほどメリットはないでしょうか?

脇芽を摘み2〜3本仕立てにするか?それとも完全放任でならせたいだけならせるか? 正直カボチャの場合そこまで育て方が影響するように思えませんが皆さんはどんな栽培方法をされていますか?

りっこ 【関東】 2016/05/08(日) 16:22:01
品種はなんでしょう。一般的なカボチャ栽培でのうどんこ病対策ですか? またお住まいはどちらでしょう。栽培地によっては栽培が若干育てにくいものがあります。それと「カボチャの不定根」とはなにをさすのでしょう。さつまいものつるのようにあちこちから根が出たことは経験がありません。又、トマトのように気根がでるとは考えにくいのですが...

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2016/05/08(日) 19:21:02
こんいちは

>皆さんはどんな栽培方法をされていますか?

ということなので、私の場合です(正しい栽培方法とは違うかも)

可能な限り教科書どおりの整枝方を踏襲しますが、茂ってくると途中で放任になります。

うどん粉病は、基本無視です。
何やってもダメなら、そのまま行くしかないという感じです。かぼちゃは強いのでうどん粉病で枯れるのは体験したことないです。

初期のうちは気持ち的に抑えられそうな気がするので、草木灰液や石灰液うぃかけます。
苗のうちはどぶ漬けなどします。
これで抑えられることもあります。
ただ、以前無農薬系の本を読んだときに草木灰を朝露の残る頃、そのまま降るかけるというくだりがありましたが、そのとおりにやったら、その葉から枯れていきました。その時は市販の草木灰を使ったのですが、そのままだとアルカリが強かったのかもしれません。今は撒きストーブの灰を使ってます。

シゲゾウ 【近畿】 2016/05/09(月) 23:55:30
最近は主にミニカボチャ(坊ちゃん)を栽培していますが、品種は一般的なものです。

カボチャは放任していると節々から根(不定根?)が出ますよ?
それで蔓が地面に固定されるから丁度いいかなと。
でも検索しても出てきませんね。
私の記憶違いでしょうか…

りっこ 【関東】 2016/05/10(火) 04:18:09
ウリ科のなかでもかぼちゃはうどんこ病にかかることが多いですね。栽培期間の気候(温度、湿度)や環境(風通し)などが影響しているようです。うどんこ病は沢山の種類があり、ウリ科以外にかかるうどんこ病ではかぼちゃには移りません。
当方もカボチャが好きで毎年15株ほど栽培します。品種は3〜5種類です。今年はほっこり133、ロロン、夢味、ごちゃん長南瓜(飛騨かぼちゃのようなタイプ)、ほっこり姫、沖縄の島かぼちゃで各3株の計18株です。
うどんこ病は以前は半分諦めでしたが、比較的うどんこ病に強いというふれこみでダークホースを植えてみましたが他よりはいくらか被害がましだったですね。メーカーに電話するとその年によっては出ることはありますとのことでした。沢山の品種のなかでうどんこ病はおろか病気に強いのは沖縄の島南瓜です。定植後はまったくの放任栽培です。というより、整枝をするとつるが傷みやすくいじれないからです。
ツルは他のかぼちゃの収穫時期が終わっても最後まで雌花がついていました。雄花がなく慌てましたが..。

さて、うどんこ病対策としていくつかあげてみます。
 1.栽培環境として、うどんこ病は乾燥で風通しが悪い、窒素過多でより発生しやすいので朝晩てきとうに散水する。
 2.定植後新芽が出始めるころから苦土石灰などの石灰類を葉にふりかける(農文協出版 「石灰で防ぐ病気と害虫」)。以前見習いさんが推薦された書物です。Guuさんもおっしゃているやりかたです。
 3.ピカコー液と食酢を規定量まぜて葉に散布する(ピカコーは南洋の海藻でのり状になったものでうすめて散布するとアブラムや葉ダニの気門を塞いで死滅させる効果で販売されています。うどんこ病での使用は社長から直接お聞きしました。
 4.強電解水(強アルカリ水と酸性水)を交互に散布する(農文協 強電解水農法)。当方超酸性似水生成器を保有して一度にph2.5 酸化還元電位1150mVの超酸性水と強アルカリ水が1.5Lづづ生成できますのでこれを用います。若干手間がかかるので面倒ですがうどんこ病やほかの病気には農薬以上の効果があります。

上記1〜4まで全部試してみました。勿論最初は農薬も散布したこともあります。農薬まで使用して食べるのもどうかと思い今はやめています。
一番手軽でそれなりの効果があるのは噴霧器が不要の2が比較的簡単です。手順を間違わないで出きれば4が最強と思いますが、生成装置が高額なので家庭菜園では不向きでしょう。当方は犬の耳の治療やケガや虫刺され、風邪症状ののどの痛みの消毒、まな板の消毒で利用が結構ありますので20年ほど前から日常的に利用しています。

シゲゾウさん不定根とおっしゃるのは巻きひげのことではありませんか。ツル性植物ですから何かにつかまりながら前進成長していきます。フェンスなどには2重3重にからんでちょとやそっとではとれませんね。敷き藁の上なら西瓜と同じく上手にからんでツルを伸ばして前進します。

シゲゾウ 2016/05/10(火) 08:15:55
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やはりこれだけ経験者がウドンコ病放置だったら私には不可能だと思いました。とりあえず初期成育のときだけ注意してあとは放任しようと思います。

あと不定根ですが、やはり根ぽいです。

http://onf.blog101.fc2.com/blog-entry-25.html
http://hanna-papa.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-4a72.html

りっこ 【関東】 2016/05/10(火) 17:14:41
画像拝見しました。びっくりです。たしかに気根にみえます。まるで幼鬼の妖怪の角のようです。始めてみました。一般に気根は狭い空間で肥料が過多のとき、地上部の生育と根の生育のアンバランスによって起こりやすくなります。トマトの気根が良い例です。地上部の茎が太く茎勢強く、葉も異常に大きくなると根からの養分吸収が間に合わなくなり気根を沢山発生させます。果樹ではブドウの木もそうです。壁をはう植物も巻きひげと気根をだし、壁に気根がささり安定させるそうです。
当方の露地栽培では経験がありませんが、今後の参考にしたいので栽培環境を教えていただけませんか? よろしくお願いします。
 当方のトマトの気根は根域が狭い場所(山茶花の生垣と通路の狭い場所に肥料を入れて栽培)茎は通常の倍以上になり大きな葉の付けの部分に穴が開いて向こう側が見えました。山茶花の背丈は3mほどあり根も太いので根域取合戦にまけたようです。
 ブドウは倉庫の壁下に地植えでありました。先住人が植えたもの)その南側に200Lの水槽設置と、キウイの基礎を埋めたのでブドウの根域が半分ほどに減少で発生。

シゲゾウ 【近畿】 2016/05/11(水) 02:48:10
栽培環境と言われましても、何も特別なことはありませんよ。

私の場合は教本通り元肥えに化成肥料など 150g〜200g/u程に、気になれば石灰、堆肥を入れて植え付けるだけです。 実がなり始めたら追肥。

去年はマルチを敷いたのですがその上からでも気根を出していました。
もちろん下ろす場所が無いので根は枯れましたが。

品種も坊ちゃんやエビスなど一般的なものです。
近所の人もカボチャは蔓から根を出してそこで地に着くからいっぱい取れる
と言っています。栽培方法という事もないような気がしますが。

不思議ですね。関東のカボチャは気根を出さないのでしょうか?w

シゲゾウ 2016/05/11(水) 03:00:43
教本では化成肥料100gでした。

私は栽培方法を調べるときはよくタキイの栽培マニュアルを参考にしています。教本や簡単なサイトより詳しい部分があるので役に立ちます。
これくらいのものですね。

http://www.takii.co.jp/tsk/manual/

りっこ 【関東】 2016/05/11(水) 21:36:56
タキイさんの指導員とお話をさせていただきました。南瓜の気根は近畿地方ではよくあることだそうです。関東では見られないかもとおしゃっていました。タキイさんの会報とか育て方などを時折みています。又、園芸書もNHK趣味の園芸やその他数冊ありますが、どうも近畿地方の施肥量と関東ではかなりの違いがあるようです。その点を尋ねると実際3割〜5割ほど関東より多いそうです。これは土壌の違いによるそうです。
一例として、関東では葉ネギより1本ネギの栽培が圧倒的に多いです。これは好みというより、近畿地方の土壌では1本ネギの栽培が適さないからといわれています。

南瓜の元肥に150g〜200g/m2(8−8−8としても)はこちらではびっくりの数字です。
うどんこ病も発生したら「液肥を与えてみるのもある」とおっしゃっていましたが、でもこれはツル性が弱くなる後半の話ならわかりますが、梅雨明けのこれからというときに発生するうどんこ病にはどうかと思います。
シゲゾウさん今回は大変貴重な情報ありがとうございました。おいしい南瓜ができますよう頑張ってください。

シゲゾウ 【近畿】 2016/05/11(水) 23:35:32
申訳ありません、施肥料は私の勘違いで150〜200というのは間違いです。
100g程が適正でした。

ですが気根は環境によらずこの辺では本当に一般的だと思います。
まさか気候や土地でそんな違いあるとは私も驚きました。

こういう情報交換ができるのは面白いですね。またよろしくお願いします。


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