粒状15苦土炭酸石灰の使い方

[園芸相談センター]の過去ログです

まさひろ 2016/01/10(日) 05:34:58
粒状15苦土炭酸石灰という石灰の特徴と耕運機で土とよく混ぜてどの程度待てばいいのか教えて下さい。

まさひろ 2016/01/10(日) 06:16:53
念のため追記です。
アルカリ分53%
可溶性苦土15%
と書かれてあります。

(・・? 2016/01/10(日) 22:33:10
私は、もっぱら道楽園芸ですから、無頓着に利用していますが別段障害らしい障害に陥ったことはありません。
・・・粉状苦土石灰or粉状有機石灰+有機混合肥料888or鶏糞 + 即種蒔きor即植え付け

液状より粉態、粉状より顆粒の方が、遅行性でしょうから、
効果が認められるのは、(どこかのサイトに書いてあったような)30日程度必要のようです。

問題は、地力(土壌の残留性)は計測しないとわかりませんから別にして、表示されている施肥量を守って、よく土と混ぜ込む(攪拌 耕す)ことの2点に尽きると思っています。

心配なら、少ない目に施肥。又は
最悪の(強烈即効)生石灰や消石灰と同様と考え2週間据え置けばよい。

それでも不安なら、販売店ではなく、製造メーカーかJAに問い合わせればよいかも。

それでも不安なら、毎週1年間48回定量分析しないと不安は解消できません。
残留性(地力)と消化吸収(植物有効性)と風化無効性(自然減耗流出性)の時系列相関図が見つかりませんでした。

そもそも、取説に表示されている基準施肥量そのものも、年に1回施肥する必要があるのか、それとも植えつけ毎なのか(年に複数回施肥)も不明。
多分年間施肥量を想定しているものと思われます。

多分溶液栽培ではなく、土壌栽培の場合は、経験と感で適当に利用しているものと思います。
そうとするならば、結果的には、曖昧なもので、目立った事故が無ければ、すべて良しということでしょう。
事故が起こってから、其の後で反省するということでしょう。

コノサイトでは、施肥量超過もOK、即種蒔き植え付けOKと述べられています。
http://www.tama5ya.jp/product/317
信頼性は不明。 会社謄本と経歴書の表示がない為。

質問者さんの場合には、或る意味生産農家ですから、過去において、MgCa過不足生理障害の経験があるのなら、それなりに、無ければ従来の方法と同様に施用すればよいのでは。・・・MgCaの肥料効果狙いが目的の場合。
生理障害が引き起こった場合には、それなりの緊急対処方法もあるでしょう。
不足黄変葉出現なら、葉面散布とか

其の他 肥料の種類や成分との喧嘩(拮抗作用)など

別に宣伝する訳では有りませんが、ペンタキープVは、即効性として、
効果抜群でした。高価なので、コスト的に採算が合うかどうかや利用する必要があるかどうかは不明です。
・・・鉢植えの小さな花ユズが枝枯れと落葉が目立ち、次第に数箇所からのひ弱な新芽だけになってしまった。
そこで、簡便方として枝きり根きりの時節はずれの植え替えをし、ひ弱な新芽がかろうじて展開した。そこで、ダメモトで、Pvを散布したところ今では、枝数多く、葉数も多く瑞々して元気に回復し安堵しています。

土壌中和なら、有効根域における、土壌湿度や土壌温度とpH測定器とにらめっこですね。
少なくとも、毎週1回縦横3m間隔で、サンプル土壌を抽出し測定する統計調査。深さ15cmと30cmの2点若しくは、10cm20cm30cmの3点を3-5年続けて。
ここで問題となるのはねpH測定の不安定さにありまする
そこで補正する必要がありまする
簡単な方法は、とりあえずサンプル土を数回そのまま測定し平均値を取る。 更にサンプルの土を天日干しして、土の量の3倍の蒸留水(空調の排水をキッチンタオルでろ過でもOK)を加えてよく振り24時間後の上澄み液を計りその誤差を比較する。

簡易な土壌消毒なら、生石灰でしょうね。

結論として
種蒔き苗植え付けとして、即日でも良い。
そのためには、事細かく攪拌する。耕運機でも、一度ではなく2度3度と往復するに越したことはない。
施肥量は、表示基準以内で、過去に不足障害がないのなら、複数回に分ける。端境期もあることですし。

施用する目的を明確にし、その効能結果を体験確認し緊急時対応策の事前準備することと思います。
何事も、目的とそれに見合った低コスト(銭時間資材手間隙)の最善策
を見出すこと思います。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2016/01/12(火) 10:29:37
まさひろさん こんいちは

>粒状15苦土炭酸石灰という石灰の特徴と耕運機で土とよく混ぜてどの程度待てばいいのか教えて下さい。

とあるので、質問内容に準じて私の知っている限りで言うのなら、苦土はマグネシウムを指し、石灰であるカルシウムに加えて入っているというのが最大の特徴でしょうか。
マグネシウムは、植物が必要とする微量元素なので、中和消毒をしながら、ついでにマグネシウムも添加できるというのが便利なところだと思います。
私は安いので粉状をよく使うのですが、粒状は機械などで散布するのに扱いやすいのだと理解しています(本当のところは知りません)

どの程度待てばいいのか→散布から植付までの期間を知りたいということだと思うのですが、1か月という人も要れば、1週間という人もいます。
私は即日から植えることもありますが、障害が出たことはありません。
運かもしれませんが、失敗を恐れてナーバスになった結果、なるべく安全マージンをとって期間を長く設定している人か居るのかもしれません。
心配なら2週間以上置くと良いかと思います。

要約
苦土石灰の特徴→マグネシウムが入っている
施肥後の植付期間:2週間程度置くのが一般的だと思われるが、即日でも大丈夫とGuuはやっている

まさひろ 2016/01/13(水) 16:30:57
[[解決]]
(・・?さんGuuさんありがとうございます。
知識役立てたいと思います。

まさひろ(解決後) 2016/01/18(月) 19:47:55
(・・?さん、Guuさん、苦土石灰と化成肥料も同時に混ぜ合わせているんですか?
成分が喧嘩したりするんじゃないのですか?

(・・? 2016/01/18(月) 21:08:14

成分の喧嘩は、良く聞いたり見たりしますが、難しいことには、無頓着な性格ですから、気にしていません。

窒素の気化による無効化やリン成分の固化による無効化等のことは、おおよその事は耳にしていますが、実際のところ目に見えない次元のことなので、実感もなく良く判りません。
解らないことは、何らかの悪い兆候が確認してから、よき対策をすればよい。と楽観的な方向で、とりあえず無視しています。
疲れるので、深くは考えていません。

其処まで神経質に計算しながら、厳格な土壌栽培されている農家は、日本で唯一つ。
過去には、初期魚沼の米農家群落だけと思っています。

まさひろ 2016/01/19(火) 00:25:50
僕も何にしても完璧を求める性格なので、楽天的になれたら楽なのにと、思います。
それと僕の野菜はほとんどを、道の駅に出してるので、他の出品者に腕前で負けていられないんです。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2016/01/19(火) 09:53:34
まさひろさん
私も(・・? さんと同じで、あまり気にしません。
と、いうか気にしなくなりました。
始めたばかりのころは、頭でっかちになりそういうものを非常に気にしていた時期もありますが、時間的な余裕がない時に実際に苦土石灰と化成肥料を同時に撒きましたが、障害が起こったことはありません。
とはいえ、最近はなるべくタダか安い肥料を手に入れようとしているので、鶏糞や米糠が中心になっています。
化成肥料は追肥中心で有機物の分解を待っていては間に合わない場合に使っています。

提案なのですが、まさひろさんが完璧を求める性格ということなので、確認のため一部条件を変えて作付してみてはどうでしょうか?
誰の経験よりもご自分で確認された事実が一番なのではないでしょうか?
私の近所で腕の良い農家さんは、イロイロ試されているようです。

出荷しているとのことなので、私とはゴールが違いますし、
土地の条件なども違いますしね。

頑張ってください

まさひろ 2016/01/19(火) 12:32:50
[[解決]]
(・・?さん、Guuさん、僕も面倒くさい考えはやめて石灰も肥料も一緒くたに耕運機で何往復かして、混ぜ合わせようと思います。
ありがとうございます。

(・・? 2016/01/19(火) 15:24:41

迷わすことに繋がりますが、知らないより知っておいたほうが良い事の一つとして・・・・
知らずして実行すれば、万が一トラブルが発生しても、
其の原因を追究することができませんし、気が付くことすらできなくなります。
一応、頭の隅っこの備忘録としてでも、知っておいたほうが良いこと。
・・・共同社会の規範としては、知っててやらずば、横着者・卑きょう者として、排他阻害されますが、知っててやら無い事と知らずしてできないこととの間には、大きな隔たりがあります。

肥料の喧嘩に関して、言い換えれば、2種類以上の肥料系などを同時混合施用した場合には、
拮抗性(打ち消しあい無効化し、結果的に肥料不足と肥料過多となる さ 相殺)
と協調増幅性(より肥料の効果が高まり、効率的となる 相乗)がある。

肥料(この場合には、栄養素、元素レベル)の組み合わせが、下記サイトに解説されています。
他にも、環境(温度、湿乾度、pH、土の材質など)との兼ね合いもあります。環境によっても、肥料効果の程は、大きく影響しますから、多角的に総合して、判断し妥協しなければなりません。
具体的には、元肥中心主義か、追肥中心主義かの肥料の種類・配分・タイミング 複合品か単品施肥かなどの施肥基準をどうするかに影響してきます。

http://algoflash.co.jp/images_org/algo_s_interrelate.jpg

良く似た農業用語の解釈にも、実際のところはどのようなメカニズムなのか紛らわしいものがあります。
例えば、
連作障害とは?、其の回避処置はどうするのか?。
連作障害が顕著な植物の栽培は、植えないで据え置き期間を設ける、違う環境で育てる、転作輪作する、堆肥を漉き込むなど言われています。
又、連作障害の原因は、肥料栄養素の偏りが原因だとか、有害(微)生物の一極集中繁殖にある、いや土の陳腐化固着化にあるといわれています。
いずれにしても、原因理由の如何に問わず、転作輪作などにより、顕著な植物は、同じ場所で栽培しないほうが簡単な方法です。
よくよく考えてみれば、栄養素の過不足偏りなら、補充や流出させればよく、土壌の陳腐化なら、良く耕せばよいし、有害菌の繁殖なら土壌殺菌すればよいと簡単なことですが、問題は、その最適なバランスが簡単にわからないことです。(有害菌がおれば、有害菌を食べる有益菌も存在する)。其の存在も解らなければ、其の区別も判らないことです。
科学も発展してきたことですから、細菌の学名や細菌の写真は簡単に知ることはできても、私の田畑の何処にどれだけ存在して、どれだけの影響があるのかは、簡単にわかりません。

先に、堆肥の話を持ち出しましたが、ここでよく話題に上がるのが
未完熟堆肥を施用する場合の弊害です。
多くの障害の原因として、再発酵、持続惰性発酵、追熟発酵による温度(発酵熱)が上がる、発酵とは微生物による分解であるから、メタン、アンモニア気化、酸化炭素の発生置換により、酸素不足に陥ると解説されます。
これも、よくよく考えれば、堆肥とは、有機質(人にとって不用な植物)を細菌微生物により、分解させることですから、細菌が過激に繁殖し活動していることです。
となれば、細菌に善悪(人にとって有益無害有害)の区別が判らないですから、植物にとって必要な根の成分まで、分解してしまうこともあるでしょう。

これらの現象は、一つ一つ、自分で、体験して究明しないことには、なかなか文章や画像図では、理解できないものです。
限界点?分岐点?妥協点?は、自分で、曖昧ながら判断しないと仕方がありません。

ということは、潜在意識として、限りなく好きになり、無意識行動として習慣付けることが、最も有効な手立てだと思います。

誰にも負けたくない、日本一いや世界一の野菜を作りたいではなく、
空自信でも良いですから、誰にも、負ける筈がないという自愛の信念を持続することも、一つの方法です。
少なくとも、日本一いや世界一という、見本が有るだけに、多少は気持ちも楽でしょう。後は、模倣するなり、技術を教えてもらうとか盗めばよい。問題は、何が違うのかという部分別の検眼力が無ければ、次に進めません。
有る程度の技量があれば、自然と理解できるようになるはずです。
サンプルを見ただけで解るようになるはずです。
栽培者とすれ違うなり、田畑を遠くからでも通り過ぎれば、チラッと見ただけでも、感じるようになれる筈です。
もって生まれた能力には、限度がありますが、養う能力の鍛錬だけで、殆どは解決できるはずです。
市場で、旬の野菜(旬の筆頭高値の意味を理解しながら、)を見るとか、コンクールに出品見学や交換会に参加するとかも一つの方法です。
是非善悪の区別できなくとも、又バラバラな要素であっても、ある日突然に有機的に結合し機能しだすものです。
棚ボタもあることですから、
映画の、知能ロボットの口癖More Memory?ですね。
私は、餃子理論と言っていますが、・・・・なかなか規則正しく高速に尚且つ、所狭しとギュウギュウ詰めにしても、くっつかないように、包めないものですが、ある日突然、熟練者のように、格好よく包めるようになる。
一度、富士山の頂上に立てば、365度の下界は見下ろせます。
富士山で無くとも、近所で一番高い山に登れば、それなりに展望できます。
といっても、雲やガスが掛かっていれば、見失ってしまいますが。
しかし、いずれは、展望もよくなる。ある日突然に有機的に、連結するようになります。
後は、組み合わせと其の効果の実感や支持率人気度(商品ですから)の問題ですね。
一般的には、見栄え(新鮮さ、瑞々しさ、夢や自信を与える)と割安感と最近では、安全安心感や健康志向か で十分に通じますが、不味くない程度でよく(消費者自信もわかっていない)、口コミの影響は、大きいです(解っていないから群集心理が働く)。
次に、使い勝手でしょうか。
となれば、読むことはないにしても、旬の美味しい食べ方や好感有る個性的な料理の仕方(話題性)や、健康に良いなどの能書き(キャッチアレーズ)でも封入することも一つの方法です。
少々、オーバー気味の表現の方が良い。しかし、嘘はいけませんよ。
たまには、実演販売や客の動向調査やお店へ好感が有り尚且つ夢の有る提案改善書をそれとなくだすとか。
売るためには、良い野菜を作るのみならず、店舗運営から消費者の食卓まで、踏み込まなければならなくなる。面倒なことです。

なにぶん、少子高齢化、一人家族や可処分所得の減少や貯蓄取り崩しのみならずローン先使いの上、消費税という厄介なものまで出現した昨今で、財布の中身もない上に出し渋りが現状ですから。
ゴミの量も、分別収集による原因は別としても、減る一方ですね。
買い物も、切り詰めに切り詰めた当用買いまっしぐらで、寒い上に、外出しない傾向にあります。
クリスマスも無ければ、年末年始の活気も見受けられませんでした。
・・・各地の定点カメラによるライブを見ていて

現実は、世相もこのようなものかも。
従って、一味違う工夫が必要です。


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