梨の黒斑病

[園芸相談センター]の過去ログです

ユキオ 【近畿】 2013/08/30(金) 12:28:15
 私は趣味で二十世紀梨を5本程、10年余り作っています。最初のうちは沢山いい梨が取れていたのですが、、2〜3年前から黒斑病にかかり悩んでいます。実は1本の木に50〜60個なりますが、半分ぐらい病気にかかり満足な梨が取れません。春に袋をかけてピンポン玉ぐらいになった頃から落ちかけます。8月中頃になると黒い斑点が所々出てきて、そこから腐ってきます。また、外見がどこも悪くなかっても切ってみると芯の所が腐ってたりします。薬は殺菌剤(ジマンセン、オーソサイド、ベンレート、ビスダイセン)のうち1種類と、殺虫剤(オルトラン、スミチオン、ベニカ)のうち1種類を月替わりで組み合わせて、月に1回程度かけます。
 友達に聞くと、そういう木は木の中に菌が入っているからいくら薬をかけてもダメで切ってしまったほうがいいと言います。何か良い方法はないでしょうか?

oakland 2013/08/30(金) 12:45:55
まずは、こういう対策はしていますか。

http://www.jppn.ne.jp/tottori/jissen/nashi/kokuhan/kokuhan.htm


それと、ジマンダイセン・オーソサイド・ベンレート・ビスダイセン
のうち、治療効果のあるのはベンレートだけで、他は感染後は
何の効果もありません。
また、ベンレートは昔から一般に多用されている薬剤で、とっくに耐性菌ができている可能性大です。

薬剤の注意書きにあるように「作用機構の異なる薬剤をローテーション」で適切に散布することが大事です。また、感染後(感染の疑われる状況を含む)には、治療効果のある薬剤を適切に選択することです。

個人的には、お友達の言うように、今の樹は処分して、ゴールド20世紀のような耐病性のある20世紀ナシに切り替えた方が早い気がします。
ナシは苗を植えて、3年もすればどんどん結実しますから。

花梨 【関東】 2013/08/30(金) 12:49:40
ご自身でも既にお調べになったと思いますが黒斑病は梨の中でも二十世紀梨に特異的に発症する病気で
農家の方も手を焼いているようです。

[加藤農園]さん>「梨の病害虫 黒斑病
http://katonoen.com/pear/rireki/file/kokuhan.html

大規模で生産している農家さんにとっては対策のひとつである感染した花芽をすべて摘むというのは
不可能に近いように思いますが、趣味程度なら何とかなるのでは、、、とここまで書いて
ユキオさんの栽培状況を再度見直しましたら個人で対応するには少々難しそうですね。
上記の加藤農園さんのサイトにもありますが黒斑病に強い品種も出てきているようですので、
今後の手間や費用、それに見合った収穫が困難になるようでしたら品種の更新も考えた方がいいように思います。

ユキオ 【近畿】 2013/09/05(木) 08:39:46
[[解決]]
oaklandさん、花梨さん、お礼をいうのが遅くなってすいません。お二人が言われるように品種を替えた方が良さそうですね。色々考えた結果、私も高齢ですので今から3年待つよりは、こまめに感染した花芽を摘んだり、薬剤を替えたりして、今の木を育てていくことにしました。 oaklandさん、花梨さん、丁寧に教えていただきありがとうございました。


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