柑橘類の成長不良について

[園芸相談センター]の過去ログです

みやりん 【東海】 2013/03/03(日) 19:30:52
家の敷地内に柑橘類の木(家を購入した際には植わっていたので種類は不明)が三本、ゆずの木一本、レモンの木一本、金柑の木一本があります。
2年前(時期は忘れました)に6本の木すべてが鹿食害に会いました。その後いずれの木もほとんど新芽が出ず、成長が止まっています。と言って枯れるわけでもなくわずかに残った葉で現状維持の状態が続いています。今のところ今年も新芽が出る気配がありません。いずれの木も日当たりは良いので成長不良の理由が鹿食害かどうかも正確にはわからないのですが、もし鹿食害が原因であるなら、今後どのような管理で成長させていけばいいのか教えていただきたいです。家は西伊豆の海に面した強風が多い地域ではあります。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/03/03(日) 21:01:05
我が家から少し離れた公園付属の観光果樹園では山が近いので鹿が川の水を飲みに降りてくると侵入される恐れがあり、そんなに広くはないので木の支柱を立てて3メートル以上はある目が細かく丈夫なネットで侵入経路側を保護し、春から秋まで15分おきに害獣おどしの、ガス使用の爆発音がしています。周囲に家が少ないのでできるのでしょう。うちからは窓を開けているとなんとか聞こえる程度です。でも、個人のお宅ではよほど敷地が広くないとガスボンベを屋外に置いたりのおどし道具などは無理そうですね・・・。
北海道でも鹿被害がひどく、敷地をフェンスで囲ったり(山に囲まれている町全体の山際一帯の凄い距離を金属の丈夫なフェンスで囲ってます)、狭い旗なら電牧(酪農の牧場の放牧場の柵に使う弱い電流を流すもの)で防いだりしています。
道東の有名な酪農地帯の大きな酪農家では大型犬を何匹も飼って敷地の境界の鹿の通り道につないだりしています。親戚の家はそこから遠く離れた道北なのに子犬が生まれた時にスカウト話が来ました。雑種で大きい犬が欲しくて人づてにほうぼうを探している様で、母犬がシェパード雑種だったので期待されていましたが、余所で繋がれずにいたか野良かわからない父犬が大きくない犬だったらしく育ってみると大きめの芝犬並みの大きさだったので話は立ち消えに。

個人のお宅だと回避グッズでオオカミのおしっこを染み込ませてあるという製品を使うくらいでしょうか(人間の鼻だとあまり臭わないそうです)
北海道の鹿食害について調べてみると何かヒントがあるかもしれないですよ。

残ったかんきつ類の樹木ですが、枝自体は生きているなら枝継ぎを行ってみてはどうでしょうか?
かんきつ類なら別種の枝でも継げることが多く、一本の木に複数の種類の実を成らす事も可能とか。
余所から剪定枝をいただいて来たり、実生でも性質が変わらない古い品種(土地に昔からある在来種など)であれば実を食べた後の種子を蒔いて実生の苗木を作れば、それから接ぎ穂が作れます。気長に枝が出るのを待つよりは早めに木が再生でき、入手が可能なら好みの品種の実が将来収穫可能ですよ。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/03/03(日) 21:16:47
補足です。
木の周りに囲いを作ることが可能ならアヒルを複数羽飼う果樹園があると聞いたことがあります。獣が近づくとガアガア騒ぎ立てるので寄ってこないとのこと。真偽のほどは不明ですが中国では番犬代わりにしているそうですよ。
アヒルは下草や昆虫を食べてくれるので病害虫の予防やフンが肥料になってくれるとか。
入手も、アイガモ農法をしている米農家からもらってくる(毎年雛から始めるので前年の親になったものは雛が育てば用無しだそうです)などで安価に入手できることもあるとか。卵もほんの少し癖があるものの美味しく食べられます。(食べたことがありますがほんのちょっと泥くさいかなと感じる程度)
地域にキツネやイタチなどの肉食の害獣が出没するのであれば無理ですが、家に近いのならペット兼用で侵入者防止にもなるので使いようによっては良いかもしれませんね。(ご近所の騒音にならない程度の敷地向けでしょうけど・・・。)

みやりん 【東海】 2013/03/04(月) 10:15:47
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ご丁寧な説明をいただきありがとうございました。我が家にも犬がおりますが、小型犬のポメラニアンで赤ちゃんのころから甘やかして室内育ちなので番犬としては全く役に立ちません。アヒルのアイデアも面白いですね。ガス爆発のアイデアも広い北海道ならではの発想ですね。とても楽しく読ませていただきました。現在、我が家の柑橘類の周囲には手作りの鹿除けフェンスを作っているので食害についてはこれ以上の被害はないのではと考えています。枝継ぎについては全く思い及ばずでした。このまま気長に元気な枝葉が再生するのを待ってもいつになるか分からないことを考えれば、接ぎ木挑戦がベストな選択ですね。じつは枝継ぎも初チャレンジとなるのでネットで調べて楽しみながら、柑橘の樹木再生をしてみます!
鹿に負けないよう頑張っておいしい柑橘の実を成らせてみたいです!


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