ピーマンの栽培
山下
【東海】
2013/02/18(月) 06:19:54
昨年、スーパーで買ったピーマンの種を庭に蒔いたところ、一本が背丈より大きく育ちました。白い花も次々に咲きました。けれども一つもピーマンが生りませんでした。
今回、同じように八百屋のピーマンをトレイに蒔き、オーブンの近くに置いて40本ほど発芽しました。これらも実が生らない可能性があるのでしょうか?実が生らないのは、どのような理由によるものですか?
花梨
【関東】
2013/02/18(月) 14:58:07
昨年の栽培環境や状況がわかりませんので何とも言えないのですが。
過去ログに「花が咲くのに実がならない」という質問がありますので、
まずそちらをご覧になって、ご自身の栽培環境・状況と比べてみてください。
http://log.engeisoudan.com/lngv/200907/09070092.html
また下記のサイト様の「ピーマン栽培のワンポイント」も参考になるかと思います。
http://earthtime-club.jp/garden/onepoint/003/
ばんざいうさぎ
【北海道】
2013/02/18(月) 22:14:39
ちょっと気に成ったのが「スーパーで買った」という点です。生の実を切った時に出てきた種子を蒔いたということですか?
だとすると、遺伝的に性質が変わって実が成らない可能性もありますし(理由は下記に)、栽培を改善して実がちゃんと成る様になっても満足に実が成らない、美味しくない事もありえますので、ちゃんとした実の収穫をめざすのならちゃんと市販されている種子や苗を買ってきて栽培なさった方が確実に良い実を多く取る事が出来ますよ。
というのも、現在流通している野菜は大抵品種改良されつくされていて成った実からの種子から殖やせる様には作られておらず、ほとんどが性質の固定化をされていません。性質を固定化してある種子以外から殖やしたものだと整った実に成らなかったり、小さかったり実の結実が悪い、美味しくないなど、性質が良くないものが出てくる事も多いのです。
特にF1とも呼ばれる一代交配の品種はその種子一代限りしか良い物が取れないと言うものです。これはそれぞれ別の面で優れている別品種同士をかけ合わせると両親の良いとこどりの種子が出来るという遺伝で、現在の日本の野菜ではかなりの割合でこういう品種が多いです。市販の種子は交配で出来た品種から種子を取るのではなく、毎年両親品種の掛け合わせで種子を作っています。
売られているピーマンには地域ブランド名は書かれていても品種名までは滅多に書かれていませんからF1品種である可能性も出てきます。そういうF1の品種というのは、次の代(F2)以降は性質が一株一株バラバラに、特に劣った性質のものが出易いのですね・・・。
こういう由来の株は、どういうリスクが出てくるか解りません。酷いと雌蕊や雄蕊が未発達のままで自家受粉が不可能な物さえ出てきます。(プロが行う品種改良にはわざとこういう自家受粉できない物を使う事もありますが・・・。)
つまり、人間が改良して出来た品種では(特に日本の改良物)、育てても食べる目的だとちゃんと育つかの保証は無いと言う事です。電化製品で言えば保障書も無く、もし不具合が出ても修理も出来ない製品を買った様なもの・・・。
日本の野菜でも地域ごとに性質が固定化された「在来種」などなら毎年種子を取って蒔いて育ても良い物が取れますが、そういう品種の種子は入手しにくいです。
市販の実から取った種子からの栽培は興味本位で育てる程度なら良いのですが実を成らせるほどは期待できないかもしれません。自家収穫までをお望みならちゃんとある程度の収穫の保証はついている市販の種子から育てるか、苗を買っての栽培をお勧めします。
山下
【東海】
2013/02/20(水) 16:52:40
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花梨さん、ばんざいうさぎさん、どうもありがとうございます。
好奇心から、食したピーマンの種を庭にバラ蒔きしたところ、一本だけ見事に生長したのです。もちろん、定期的に化成肥料を与えました。草勢があまりにもすごいのに、実が一つも生らないのが不思議でした。
F1ということを初めて知りました。調べて勉強したところ、普段食べている野菜にF1が多いことを知りました。
大分以前に、スイカとカボチャで同じような種蒔きをしました。得られた実は形や味が食べたものとずいぶん異なりました。これもF1だったんですね。
F1レースや、F1グランプリなら知っていたんですがね。(笑
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