ハウスの加温
通りすがり
【九州】
2013/01/15(火) 11:31:56
九州でマンゴーの苗を育てています。
昨年末に外気最低気温が10度を切り始めたので越冬させるためにも一部屋がマンゴー部屋になってしまいました。
今年は2年生苗3本3年生苗1本の計4本だったので良いのですが、せっかく一部屋潰れるので・・・と品種を増やす予定です。
ただ、庭に0.7坪の簡易ハウスがあり、今はイチゴの苗を入れています。
せっかくなので、マンゴーの越冬のために(来年からでも)使えないかと、いろいろ温度の確認などをしているのですが、なかなか10度以上をキープ出来ません。
0.7坪の簡易ハウスは、最近よくあるパイプをつなぎあわせて骨格を作り、家型のビニールをすっぽり被せるタイプです。
地面は砂利の上に3cm厚のゴムスポンジのようなしっかりした人工芝を敷き、その上にしっかり固定しています。
ビニールカバーだけでは早朝の最低気温のままで、温度差がない状態にしかならない(日中陽が当たるときに暑くなるだけ。なので、内側に梱包用のプチプチをしっかり張り巡らせ、ビニールカバー下部からの風の流入もないようにプチプチを余らせて貼り付け、
加温ストーブとして暖太郎(DTR-2)という煙突のような簡易ストーブを着けています。
この状態で、ようやく屋外最低気温がマイナス1度程度の時にハウス内が8度程度になるようになりました。
どうにか+8度の加温が出来た程度なのですが、これをあと5度ぐらい加温することはできますでしょうか?
最低気温がネック担っているので、500W ぐらいで2000円程度の簡単な電気オンプーヒーターを夜間だけでもつけてもいいかな?と思っています。
園芸用のヒーターだと1Kwで2万円程度するためまずは実験的に2000円ぐらいのヒーターでと思ったところです。
なにかよいアイデアありませんでしょうか?
また、このような簡易ハウスで温度をキープさせてマンゴーなどを越冬させている方の手法など有りましたらアドバイスいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
Pine
【九州】
2013/01/15(火) 22:10:21
>暖太郎(DTR-2
使った事はないのですが,灯油燃焼式の園芸用ストーブですよね?
規定の容積より狭い密閉した空間で使って,酸欠による異常燃焼やガス発生はないですか?説明書に書いてないですか?
ハウスの条件によっては,500W電気ヒーターでの+5℃の追加加温は可能とは思いますが,お書きの状態なら難しい様に思えます。発泡スチロールの板で囲いでもすれば大丈夫でしょうけど。
園芸用灯油ヒーターであれ,電気ヒーターであれ,問題は温度調節機能がない事です。せめて電気ヒーターにはサーモスタットを付けるべきです。農電ヒーター用のサーモをお勧めしますが,容量が足りさえすれば熱帯魚用のサーモで流用は出来ます。
なお,幅射型の電気ストーブは,正面だけ熱くなりすぎますのでご注意を。
また,お書きの小型ハウスは,換気扇がありませんので温度調節は人手による開閉しかありません。基本的に密閉すべきではないと思います。
密閉したハウスは,冬でも日が照ると簡単に30℃を超え,条件によってマンゴーは発芽を始めます。植物が生育を開始した状態で夜温が下がると,低温障害も生じやすくなります。特に,ハウスが小さければ高温に成りやすく,それこそ,付きっきりで開け閉めする必要があります。
マンゴーは条件にもよりますが,連続した寒さは別として,短期間であれば5℃でも耐えます。私の場合,冬越しだけであればヒーター設定温度は5℃以下です。
九州も寒さは色々ですが,もし,お使いのハウスを前提に工夫するのであれば,北,西の寒風があたる面の内側に1〜2cm厚の発泡スチロール板を入れ,農ポリで2重の内ほろを垂らし,サーモを付けた電気ヒーターを使い,夜は5℃くらいに設定し,日中は開閉をする様にします。
植木屋 園主
【九州】
[URL:http://green.ap.teacup.com/oujien/]
2013/01/15(火) 22:15:16
こんちは〜♪
>家型のビニールをすっぽり被せる
>内側に梱包用のプチプチをしっかり張り巡らせ
上記二品は同じパイプ骨格に重ねているのですよね?
ならば骨格のパイプを二重構造にして間を15cmほど空け空気の層を作ると保温具合は変わります!
それと底(地面)には断熱効果の高い発泡スチロールがHCなどで広い物が手に入りますよ
●同じパイプ骨格ではビニールなど厚く重ねてもあまり効果はありません
通りすがり
【九州】
2013/01/16(水) 12:18:06
Pine様 植木屋園主様
御返事ありがとうございます。
暖太郎、説明書は既に無いんですが、確かに密閉するといけないかもしれませんね。
簡易ハウスだけの状態だと通気がよく(笑)、特に問題なかったんですが、
プチプチ貼ってからは使わない方がいいかもです。
空気の層15センチですかぁ・・・内側に貼ると狭くなるし外側にはうまく貼れないのと庭がそんなに広くないので無理っぽいです。
プチプチをあと一層追加してみるのもいいかもしれないので、ちょっとためしてみます。
それより、やはり園芸用の温風ヒーターが必要かもしれませんね。
日中の高温は深夜料金の時だけタイマーで動かして日中は止めておくのと、冬は日陰に入ることが多くプチプチ1枚追加で最高20度ぐらいにしかならないからまぁどうにか・・・
あと、家で使わなくなった除湿機があったので、捨てるならと、温室の中で動かしたら結露はしなくなるし、温度が1〜2度上がるみたいでちょうどいいっぽいです。
乾燥し過ぎはダメでしょうか?
ばんざいうさぎ
【北海道】
2013/01/16(水) 12:26:55
私も植え木屋園主さんの空気層を作る方法に賛成です。
北海道でも冬の寒さがかなり厳しい当地ですが、5月のゴールデンウィーク頃の植えつけに間に合わせるため逆算して2月頃から玉ねぎやビート(砂糖大根)の種子蒔きを行います。ビニールハウスの外は一面の雪で、一番冷え込む時期です。
今はお金をかけて地中にヒーターのシートを入れている農家もありますが、私が幼かった頃には暖房する物など何一つありませんでした。
こんな時期に種子がどうして発芽できるかと言うと、ビニールハウス内に更に二重のビニールトンネルを作るのです。
苗床の上に中型のトンネル支柱を刺してビニールを張った上に、大型のビニールトンネル支柱を被せて刺しまたビニールを張ります。これで日中の苗床の温度はかなり高くなり、通気と温度調整でビニールの端を持ち上げたり閉めたりします。夜間は外側のビニールトンネルの上に古い毛布をかけてました。こうして発芽させるのですが短い期間に作り上げ発芽させる為私は、幼稚園の頃から手伝いに行きビートのペーパーポットに土を入れたり種子を蒔いたり、複数出てくるビートの芽をピンセットで抜いたりする作業を毎年手伝っていました。
二重トンネル、これは植木屋園主さんの仰っている方法とほぼ同じ原理です。北海道と違い暖かい九州ならもっと楽に保温できる事でしょう。
テレビで以前福島で熱帯のフルーツの栽培もしていた、某アイドルが農村生活をする某番組でも、二重の温室を立てていましたが内側と外側の間の空間というのは彼らがビックリするほどかなり室温が上がってましたよ。まぁ、福島あたりでは冬の温度が低すぎるので地面に管を引いて、屋外で火を焚き暖かい温度を地面に巡らせていましたが。
北海道では温泉熱をやはり温室の地面に巡らせた管に循環させて年中マンゴー栽培をしている農家があります。
ハウス栽培ではどうしても冷えが地面から登ってきますので、温室の保温処置を充分行ってから床に農業用のシート状のヒーターなど敷いて(温度調整も簡単に出来る製品)、温度が調節できると夜間の寒さにも対応できるかと思います。
通りすがり
2013/01/16(水) 19:48:08
[[解決]]
ばんざいうさぎさん
ありがとうございます。
やっぱり空気層を作るってのが重要みたいですね。
地面については、砂利の上に3cm厚のゴムマットを敷いてるので幾分かは影響が少ないようです。
これに発泡スチロール等があれば良いのかもしれませんが、発泡スチロールはボロボロになった時に大変なのでこのまま乗りきれないかなぁと思ってます。
ありがとうございました!
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