ブドウの剪定
とんぼ
【九州】
2013/01/09(水) 18:16:12
はじめまして。
ブドウの剪定がよくわかりません。
長梢剪定・短梢剪定とかあるのはわかったんですが、これまで何の知識もなく選定されていなかった実家のブドウを剪定してしまいましたが、今になって大丈夫なのか?疑問が多く出てしまいました。
数点まとめて質問させて下さい。
・主枝自体がはっきりしないほど根元近くからも数本の枝が出てましたが一番長く太く育っているものが主幹だとして、その他を整理のため枝分かれしている根本から切りおとしました。良かったのでしょうか?
地際の太さは直径5cm程、主枝として残そうと思っている枝は4mぐらいまでは直径3cmはありそうです。
整理した枝は地際から1mぐらいのところから1.5mぐらいのところまでに3本程、直径3cm程ありました。
結果枝・結果母枝とかキチンと管理されてなかったので、残した主幹から出ている枝に実がついていたようです。(結果枝ということなのでしょうか?)
・主幹から出ている枝を1〜2芽残して剪定しました。(来年の結果母枝になりえるのでしょうか?)
・昨年の状態から考えると根からの幹自体が結果母枝ということなのでしょうか?
・今年、この主幹から1〜2芽残した枝から出た枝に実は付きますか?
・今年、この主幹から芽はでますか?でたらどんな扱いになりますか?
・今後短梢剪定としたい場合、どのように選定すればいいのでしょう?
わからないことばかりでやってしまったものの、今年の実がなるのか心配になって来ました。
品種は多分キャンベルだと思います。
分かりにくい文面で申し訳ないですが、不足分は都度何度でも書き込ませていただけたらと思いますのでお分かりの方お答えいただけると助かります。
よろしくお願いします。
ランラン
【関東】
2013/01/10(木) 20:25:50
私も狭い2つの棚で葡萄を8本ほど作っています。
植えて9年ほどたった物からまだ3年ぐらいのものまであります。
品種は巨峰やピオーネ等の色が紫系4種、マスカットなど緑系3本です。
毎年剪定していますが、葡萄トラカミキリやバンプ病などで葡萄栽培農家のような剪定は出来ませんね(^^
そこで昨年から雨避け施設を紫色系に作ったところバンプ病は防げたようで、今年からはまともな短梢剪定が出来るかもしれません。
それまでは結果母枝がカミキリなどで無くなったりしまして、補欠の枝を長梢剪定で確保したりしていました。
仰るように主枝が定まれば(私は3本ぐらい)その先副枝を棚に上手く網羅できるように配置し、そこから出る結果枝(新梢)は毎年短梢剪定基本的には2芽残し)を繰り返せばいいと思います。
しかし日当たりなどで勢いがなくなる副枝(病害虫被害も含め)も出ますのでそこは更新の結果枝を長梢剪定で代替えするのが良いと思います。
でも狭い所に多くを植えていますので結果枝の伸びがすごいものが出まして、6月ごろには芽を摘んだりもします。
私はあんまり剪定の公式よりも棚のすき具合を見ながら満遍なく枝が棚を覆うように剪定しています。
とんぼ
【九州】
2013/01/11(金) 10:53:10
ランランさん、コメントありがとうございます。
ほぼ主枝(幹)のみになってしまってるのですが、まずはそこから副枝として棚に配置ってことですね。
結果枝まで今年たどり着けるのかなぁ・・・
で、結果枝(副枝から出た梢)を毎年2芽残すってことですが、
短梢栽培の、この、「1〜2芽残し」ってのが、後々どういう処理に成るのかが
イマイチピンときません。
結果枝を毎年2芽残す場合、一年目は単に副枝から出てる枝を2芽残すというのはわかります。
翌年は、どの部分から出た枝に実がなるのでしょうか?
また、翌年の剪定で2芽残すというのは、どの部分になるのでしょうか?
1年目に2芽残した枝から生えてる結果枝を2芽残すとなると、
短梢という部分がすこしずつ伸びてしまう気がします・・・
とんぼ
【九州】
2013/01/11(金) 11:05:00
書いてて、ちょっとわかりにくかったので、図解
こんなかんじです。 <<<2,4,6年目切ったとこはスペースの関係で書けませんでした。
─┬ <一年目切ったとこ
├─┬ <3年目切ったとこ
│
├─┬ <5年目切ったとこ
│
├ <7年目切ったとこ
こんなかんじで毎年長くなっちゃう気がして・・・
実際はどんなかんじなのか、写真や、昨年切ったところと今年切ったところの比較写真とかあれば理解しやすいかなと思うんですがあまり実際の様子がみれなくって・・・
ランラン
【関東】
2013/01/11(金) 17:58:08
葡萄は成長させながら収穫も出来るという都合のいい果樹です(^^
主枝で有ろうと副枝で有ろうと実をつけさせ収穫後にその役割を担わせればいいわけですから、主枝だけになってもそこから出た新梢が結果枝であり、その中から秋には副枝として残す枝が出て、それを長梢剪定と言うことだと思います。
成木ブドウの場合、結果枝を出させる副枝(ここで用語を共通にするために、根から枝分かれするまでの部分を主幹、そこから2〜3本出す枝を主枝、そして主枝から出す枝を副枝、と呼ぶことにしましょう)の充実が大事です。
葡萄は当年枝(春に芽を出して伸びる枝)に1〜3花芽をつけますが、通常はその内の一番良い形の1房を残します。
この当年枝(結果枝)は概ね長さを50〜150センチ程度に伸ばします(これが安定すると短梢剪定が確実に出来ます)
しかし、我々が作る葡萄はこうは上手く行きません(^^
結果枝が秋までには3〜5m伸びるものが有り、全体のバランスが崩れますし、反対にトラカミキリやバンプ病で副枝が枯れたり、老化してしまい、結果枝が出なくなるケースも多いです。
ですから常に副枝より先は健全で太い、そして新しい枝に更新できる体制作りが必要です。
副枝がまだ先端だけでなく途中からも枝を出す若い時に更新枝を確保しないと、老化するとおっしゃるように伸びるのは先端ばっかりになって先へ先へと長くなってしまいますね。
葡萄の木の性格上それはやむえない面も有りますから、剪定の努力の結果にもかかわらず、先端ばっかり伸びる樹はもう寿命と思うべきかもしれません。
葡萄の品種改良は目覚ましく、同じ品種を15年も作ると自分も飽きが来ますので丁度新品種に変えるには良いのかなとも思いますね(^^
古枝になると枝傷をつけても新しい結果枝が出なくなり、副枝の更新は不可避ですね。そのため枝の1割程度は10芽残しの長梢剪定をしています
又新しい枝の方が実の太りや色付きも又色付き等も良いように思います。
春からの新梢が出るように施肥なども必要ですね。
とんぼ
【九州】
2013/01/11(金) 20:07:45
ランランさん ありがとうございます!!!!!
すごくわかりやすい解説で、主枝・副枝・結果枝等の言葉の仮定も見事に説明頂いたのですごく理解できた気がします。
今回丸坊主状態!?になって(して)しまったのも、何か更新のチャンスだったのかもしれませんね。
まずは今年伸びる芽、超強剪定してしまったのでたくさん芽吹いてくれる事を期待して、
いろんなケースを想定してちょっと楽しみにもなりました。
今年は主幹だけになっちゃいましたが、主枝・副枝をしっかり作りたいと思います。
といっても・・・カーポートの下の一角・・・主枝はせいぜい3本かな。
1本はキャンベルを残すとして、あと2本をシャインマスカットとクイーンニーナを接いで
それぞれに副枝が出来る様に、いろいろ勉強してみます。
ありがとうございました!
とんぼ
2013/01/15(火) 11:09:17
[[解決]]
今回の質問についてはお応えいただいた内容で大体の理解ができましたので解決とさせて頂きます。
(前回投稿時に解決をチェックしておりませんで、余計な書き込み申し訳ないです)
ありがとうございました。
野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター