芋ヅルについて

[園芸相談センター]の過去ログです

マミマミ 【中国】 2012/10/08(月) 09:03:00
サツマイモの収穫時期ですが、芋ヅルは来年の植え込み用に保存出来ないでしょうか?できるならどのように保存したら良いでしょうか?住まいは岡山の沿岸地です。

たちつ 【近畿】 2012/10/08(月) 14:44:35

サツマイモとは

>芋ヅルは来年の植え込み用に保存出来ないでしょうか
結論として、不可能ではないものの、ムリ&ムダ

不可能ではない理由&ムリ・・・・最低地温、16度以上で管理すれば良い。発根する。若い根を成長し続けないと自然脱水して死滅する。
挿し木し、若い根を活かさず殺さずで管理する。

ムダの理由・・・・好奇心や実験で無い限り、草茎で保管するより芋で越冬するなり、春に苗茎を買ったほうが、手間隙コスト的に遥かに楽。

サツマイモは、好高温植物です。樹木と違って、草ですから、耐久力もない。
9℃以下で冷害を受け、10〜 15℃で休眠状態、16℃以上で発芽、発根を始め、温度が高いほど生育は良いが、35℃ 以上では生育が減退する。 最高温月の平均気温が22℃以上と紹介されています


尚、上記温度は、サツマイモの芋の保存にも関係します。
特に低温障害。芋に傷が付けば、直ちに腐りだすものと割り切ること。追熟は無いものと思い込むこと。

と言うことは、掘り上げるときは、丁寧に、掘り上げたら直ちに加工する。極端な話、皮が剥けたらそれだけで、腐りだす。まして擦過傷などとんでもない。 丁寧に乾かして、軽く土を落とす程度で洗って保管しない。
サツマイモは、長期保存食物ですが、その欠陥は、シミ一筋の変色でも、その芋全体が苦くなり食べられない。切り口が白く綺麗であったとしても、広範囲に苦い。他の食物なら、変色した部分を取り除けば、食べられる。 変色した場合には、苦いの他に、生炊きご飯のように、芯が残って、硬くなる。料理全部が台無しになる。・・・食味食感
と言って、飢餓対策としては、我慢すれば問題なく食べられる。体調異変はない。

と言うことで、温室で保温管理しながら、成長させ続けることしか方法は無い。

一般的に、ジャガイモの凍結保存食品は、沢山あっても、サツマイモの凍結保存は無い。灰汁により変質もする。完全なアク抜きが、料理の決め手。
他の食材は、アクも味のうち。アク抜きは程ほどに・・・

このように、思います


oakland 2012/10/09(火) 09:44:53
普通に花瓶などにさして、室内に置き、冬季も10℃以下程度にならないように管理すれば越冬でき、来年の苗採り用に利用可能。
水を定期的に替えて、腐らせないように注意。


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