イチジクやブドウの潅水と糖度
べっぴー
【近畿】
2012/09/01(土) 10:02:53
たとえば、イチジクの葉は大きいですが、光合成の出来るだけの水分が必要で炭水化物をつくり糖度が上がる、しかしそれ以上に水を吸わせると水分の行き場がないので、てっとりばやくというか、実が水太りになって水くさくなる、こういうことなんでしょうか?他の果物や作物にも同じことがいえるんでしょうか?自然にまかせておけば、雨のおおいときの収穫は水くさくなり、適当に天候の続いたときの収穫は糖度がよくのる、栽培農家ではないから自然でこれが一番かもしれませんが、皆さんどうされているのか教えて下さい。余談ですが、朝夕の水まきが大変で、最近3,000円ほどの自動散水タイマーをつけました。
mutin
【関東】
2012/09/02(日) 15:58:51
水やり3年という言葉がありますが、土の状態、根と葉のバランスが個々に異なり、「乾いた」という判断にも個人差がありますので、結局は木を見て状況を判断しながら、水やりや施肥をすることになると思います。その見極めの期間が、やはり数シーズンすなわち、数年かかるように思います。
少なくとも朝夕に一定量の水を撒けばよいというものではありません。
葡萄に関しては、ネット上に下記のような資料があります。結局は、毎日、一定量の水を与えるということではなく、時期に応じて状況を見ながら水やりするしかないのだと思います。
http://www.asevjpn.wine.yamanashi.ac.jp/JAJ-pdf/JAJ/Vol-10-1999/3/166.pdf
水くさくなるという表現がよくわかりませんが、糖度が上がる時期に過剰の水を与えると、実が割れることの方が多いです。トマトや葡萄がそうです。自然任せにしておいては、食べられなくなる実が増えます。そのため、収穫間際はとても大変です。日照りの時は灌水する必要があるし、豪雨の際は根本にマルチを敷いて、土への雨のしみこみを抑えたりと、ケースバイケースで対応していく必要があります。
べっぴー
【近畿】
2012/09/03(月) 11:09:40
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mutinさん、すごい資料をありがとうございました。開花期までは、軽いストレスで、新根が良く育つ(多分水を求めて根が発達するのか)、幼果期は地面が湿ってるほうが良く育つ、ベレゾーン期ではまた軽いストレスを与えた方が成熟するし、糖度もあがるし、着色するし、実も割れにくい・・・こんな感じですか。私は、栽培農家ではないので、ごく簡単に捉えることにしますが、今まで考えても見なかったことです。植物が水をどれくらい要求するのか、土壌がどれくらい供給できるのか、みきまえるのはむつかしいですが、非常に勉強になりました、感謝します。
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