鰹だしがらの堆肥

[園芸相談センター]の過去ログです

じゅん 【中国】 2012/03/28(水) 09:50:14
岡山南部で家庭菜園をしています。昨年11月頃より、知り合いの蕎麦屋よりダシガラを貰ってコメヌカ、籾殻、牛糞等混ぜて堆肥作りをしています。切り返しは余りしてないので心配なんですが、このまま堆肥として作業して大丈夫ですか?臭いはそんなに臭い臭いではないです。

たちつ 【近畿】 2012/03/28(水) 20:20:46

心配は無いでしょうね。

只、副作用として、有機肥料に付きものの不快虫たる蝿・害獣(鳥や鼠)
などを考慮すれば、畑土とよく混ぜ込んで、更に表面を肥料分の少ない
であろう土で、覆土するとか、堆肥を根に触れないであろう深さに埋め
るのが良いかも。・・・蝿が集まると、蝿を食べるものが集まるし、たんぱく質や脂肪が残ると、それを食べる害獣が集まる。 その癖が付くと、ついでに、種や野菜を掘って齧るかもね。

有機堆肥と醗酵腐敗。
醗酵堆肥は、人的に有益な分解システムで、有害な分解を腐敗とと区別しています。単純に分解する、微生物の種類が違うだけです。
概ね、醗酵すれば、人間には、心地よいアルコールのにおいがするようです。腐敗すれば、オェっと、えずく臭いアンモニア・メタンのがし、気持ち悪い、カラフルな黴が生えたりします。
乾けば、どうでも良いことです。

切返しは、混ぜ込むと言うことです。
なにを混ぜ込むかと言えば、分解されているものと分解されていないもの、を偏りなく均一にすることです。 結果的に、分解菌の食べ物が、均一になり、細菌がまんべなく繁殖し、分解時間が短くなる。
と言うことは、細菌が増えたり、分解すれば、醗酵熱が高くなる。
高すぎても好くないので、切返して、温度を下げたり、酸素の好きな細菌なら、酸素がいきわたり、窒息しない。
酸素の嫌いな細菌なら、余り切返せば、酸素殺菌で、やけどをして死ぬ。
概ね、醗酵・腐敗が進めば、悪汁が出るし、この汁が多すぎると、おぼれて死ぬ。少なすぎたら、のども渇く。
と言うことで、湿度と温度管理も程ほどに注意する。雨に注意し、悪汁の廃棄も必要かも。
脂分は、分解しにくいし、澱粉やたんぱく質は、腐敗臭いがきついものです。 食品も同じ。糖分や繊維質の腐蝕は、香りが良い(悪臭が少ない)。
稲には、酵母菌が多く、枯れ草には、 枯草菌が多い。エタノール発酵糸状菌そんざいするとかいろいろ

鰹節と魚粉の違いは、骨が含まれているかどうかです。
骨は、リンとカルシュームという資源に成り立っています。

という、トリビア的な内容です。

要は、畑利用なら、醗酵でも腐敗でも、ある程度、分解させれば良いだけです。・・・保健衛生は、別の問題です。
後は、堆肥の水分量と施肥量の問題だけです。水分量が多ければ、一度乾かせばよいし。

このように、思います。


じゅん 【中国】 2012/03/30(金) 05:35:52
[[解決]]
たちつさんありがとうございました。昨日畑200坪に万遍なく蒔耕運機で耕しました。後は少し乾燥ぎみにして再度耕して見ようと思います。


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