畑のきのこの駆除
まめまめ
【近畿】
2011/07/30(土) 00:00:18
保育園児の母です。最近保育園のサツマイモ畑にきのこか生えてきます。雨の日の後によく見られるのですが・・・。
これは駆除した方がよいのでしょうか?その駆除の方法はどうしたらいいのでしょうか?また、サツマイモは収穫時期になったら食べてもいいのでしょうか?毎年、焼き芋をして楽しんでいます。
どうしたらよいのか困っています。何か良い知恵はないでしょうか
ばんざいうさぎ
【北海道】
2011/08/03(水) 16:03:20
長文になり申し訳ありませんが、読ませていただき心当たりのある事を書かせていただきますね。
まず、駆除しなければならないかは生えてくるキノコの種類によって違うので画像無し、キノコの特徴も何も書かれていないという質問では的確なアドバイスは誰からもいただけません・・・。まずはご自分で図書館でキノコの図鑑を調べ、見ためと大きさが似ていて、似た環境を好む種類を見つけ「○○キノコに似ている」くらいの情報があれば、駆除が必要かないか程度の判断はこちらにも出来るのですが・・・。
実物を見ていないのであくまでも可能性で決して同じものとは言いきれませんが、畑に漉き込んである未熟のまま入れた堆肥に混ざっていたキノコの菌糸が地中で殖えて、雨後にキノコとして生えてくるのでは?と感じます。生えてから2〜3日後にはすっかり消えてしまう茶色っぽい、軸の細い物であれば、当地で昔は馬糞堆肥などに生える為に「馬糞キノコ」と呼んでいた様な、そういう類ではないでしょうか・・・。
もしその類なら、入れた腐葉土や堆肥が完熟していなかった可能性が高く、おそらくすっかり菌糸が死滅するまでは何度も生えてきますがキノコ本体以外、生えてくる土や植えてある野菜には問題ありません。キノコやカビなどの菌類は堆肥材料を堆肥化する役目があります。生えてくるのが嫌でもほおっておくしかありません。植えてあるのが食べないものなら植物用の殺菌剤を撒く等の土の殺菌などいくつかの方法がありますが、生えている野菜が食べられなくなる可能性があるのでサツマイモを生やしたままでの積極的な駆除というのはないのです。サツマイモを掘った後もまだ出る・今年は堆肥を入れていないのにずっと生えるのなら、殺菌剤の使用よりもまずは客土などの土壌改良が先に必要に成るでしょう。
雨後キノコが生えてくる土と言う事は元々結構水持ちの良い土質、と思われます。有機物が多すぎるのでもう少し水はけ良い土に土壌改良する必要があるかもしれません。毎年堆肥を入れすぎていて、堆肥が過剰な状態と言う事はないでしょうか。特に毎年の牛フン堆肥の入れ過ぎなどで水持ちが良過ぎるという事もあります。牛フンが原因なら、土壌改良後、次からは他の堆肥を使う事。
まずは保育園でサツマイモ畑にどんな堆肥(完熟堆肥かも確かめたか)をどのくらい入れたかを聞いてみて下さい。場合によっては堆肥を毎年多く入れすぎていて地中に窒素分などが過剰に残留している可能性もあるので、畑の管理を頼んでいる農家さんがいないなら、できれば保育園職員や父母の御親戚やお知り合いの農家の方などに頼んで一度キノコの実物を見ていただき畑に生えて問題の無いキノコか、畑土の状態や入れている堆肥量が適切か・肥料の他に栽培状態など見てもらってアドバイスを頂くと良いかと思います。
特に、毎年サツマイモしか植えていない畑だと連作障害が出る可能性があります。連作で痩せた土だとただ堆肥を大量に入れるだけでは土内の成分や微生物のバランスが戻らず何時も特定の成分が多すぎ、別の物が少なすぎるという状態になりがちです。できれば輪作をして他の作物を作ったり、無理なら後作に緑肥など植えて漉き込むなどの工夫も必要ですから、いつでも相談できる農家の方の存在が必要かと思います。
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