ジャガイモの芽
みお
【東北】
2011/07/22(金) 09:44:15
いつもお世話になっております。
山形在住です。
昨日、ゴールデンウィークに植えつけたジャガイモのメークィーンを収穫しました。酷暑の割には、葉はまだ枯れず、花も、ちょっとついている状態でした。
地面に近いところのものから、新芽が出ているものが3割くらいありました。
これを植えれば、秋ジャガイモが収穫できるのでしょうか?
また、植えるときの注意などありましたらお教え下さい。
どうぞよろしくお願い致します。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2011/08/01(月) 17:37:56
これから育てても東北では秋収穫にはもう間に合いませんよ。お住まいが東北南部でもほぼ不可能で、秋には途中で寒さの為生育も遅く成り、芋が太る途中霜で地上部が枯れてしまうかと。生育途中の芋はもちろんガスガスしてて食用にはなりません。新芽が出ている芋は芽を早めに掻きとり食べてしまう事をお勧めします。地面近くにあった芋との事で皮が緑色かかってしまっていれば、その部分はソラニンという有毒成分がありますので部分的なら皮を分厚く剥き、かなりの部分が緑色なら無理に食べずに処分するのが良いかと思います。新芽を掻いているので日持ちはしません。
それよりも新芋から土の中にあるうちから新芽が出ると言う現象は栽培法の何かが良くなかった可能性が高いです。地面に近いところという事から生育途中の土寄せを怠っていた原因も考えられるかもしれませんが、他に何かの条件が悪かった事も考えられますね。
あと、自家産のジャガイモは次の年の種芋としての使用は控えた方が生育中病害虫や生育不良に悩まされたりしなくて済みますよ。毎年種芋を種苗店やホームセンターで買って植えつけた方が、毎年質が良くて美味しい芋が採れます。市販や自家産の食用のジャガイモはそのまま植えつけると病原菌が潜在している怖れがあり、それを植えると全体に病害虫に冒されやすく、酷いと採れた芋の肌が荒れたり形が奇形になります。これは芋に多く病原菌が潜んでいる事ですし、植えていた土自体にも病原菌や害虫が大量に潜伏する危険性があります。そのため、種芋は種芋だけを育てる地域があり、そこの地域一帯ではジャガイモは種芋しか生産しません。私の育った土地の近郊がそういう地区で、生育途中には決められた期間に決められたいろんな種類の農薬を何回も散布し、芋の中にいろんな薬剤をわざと残留させます。これは購入者が植えて後の生育中の病害虫予防の為の処置で、それから採れた新芋には農薬は残らない程度にとちゃんと考えての濃度で育ててありますので、ご安心ください。
みお
2011/08/01(月) 21:35:52
[[解決]]
ばんざいうさぎ様
いつもお世話になっております。
ご回答ありがとうございます。
ていねいな解説で、とても納得しました。
植え付け時に黒マルチをしたので、土寄せはしていません。
地続きの畑の、『トウヤ、男爵、インカノメザメ』は、発芽しませんでした。メークィーンが、土の表面に顔をのぞかせているのが多かったのは、植え方が、浅かったということでしょう。
こちらは海に近く、対馬海流のせいで、結構温暖なところです。枇杷やユズもなるような気候ですが、病原菌には、いかんともしがたいですね。折角収穫できたものですから、無駄にしないで、おいしいうちに早くいただこうと思っています。
野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター