八朔の受粉木は
柑詰
【東海】
2011/05/18(水) 08:39:19
調べた範囲では、アマナツ“など”と紹介されているのですが “など”の具体的な品種をお教えくださいませんか。
それとも「雑柑」のくくりに入る品種ならばよろしいのでしょうか。
当地での開花期については、考慮いただかなくとも結構です。
長くお世話になっていたご近所のナツミカン(人工授粉)、宅地になって以来 試した温州系統 自家受粉では殆ど成果が出ません。
通りすがり
2011/05/20(金) 01:17:05
ハッサクの場合、近い種類の柑橘なら受粉可能。しかし、受粉相手の花粉の稔性に問題がある場合は、うまくいかない。温州系を試してうまくいかなったのは、そこに問題があったのでしょう。
ハッサクの受粉相手にナツミカンをよく使うのは、花期が合うことや、花粉の量が多く、花粉の稔性も問題ないから。別にナツミカンである必然性はないが、上記の点に気を受粉相手を選ぶ必要はあるね。
なお、強毒性のCTVに感染するとハッサクはダメになる。接ぎ木はウイルス病感染の原因になるので、ハッサクに受粉樹を継ぐことはおすすめしない。
柑詰
【東海】
2011/05/20(金) 07:35:16
通りすがり様、どうもありがとうございます
恐縮なのですが 「近い種類の柑橘」 には具体的にどのような品種があるのでしょうか。調べた書籍にはそのあたりの解説が見つけられずお教えくだされば幸いです。
りっこ
【関東】
2011/05/20(金) 10:57:53
調べてみるとやはり「など」言う表現が多いですね。園芸書のなかに甘夏や日向夏(ニューサマーオレンジという呼び名もあります)などとかかれているのもありました。勿論紅甘夏や夏みかん、新甘夏は大丈夫と思います。それにはるかという品種も受粉樹にはなるでしょう。
参考までに数多い柑橘類のなかで自家不結実性が強いのが八朔と日向夏がその代表です。八朔はブンタンとミカンの交雑といわれています。ですからブンタンも受粉が必要です。種が入らないと皮が厚く、実も小さめであまり甘くないそうです。
面白いことに果樹で食べた種をまいて親と同じ性質のものが出来やすいものにビワや熱帯果樹とミカン類ですが、八朔と日向夏(ほかにもあるようです)はできません。単胚性で1本の芽しかでなく、しかも雑種の形質なので育てもおかしなものしか出来ません。他の多くの柑橘は多胚性で1本の雑種(弱い)と親の性質を持つもの数本が発芽します。発芽した親の性質を持つものは優位性が強いので見分けがつきやすいそうです。
通りすがり
2011/05/20(金) 18:50:00
たぶん具体的な品種名をあげて欲しいのだろうけど。
試験場が公開しているインターネット上の資料見ても、柑橘に関しては和合性に関する資料はなさそうだし。あまり研究していないんだろうね。
経験的に受粉樹があった方が、結果しやすいとか、肥大がよいとかはわかっているが、科学的な根拠がない。そこで、「アマナツなど」と言う曖昧な表現しかできない。
個人的な見解を言えば、ハッサクに近い柑橘で受粉能力のある花粉を作る品種なら、なんでもいけそうな気はする。ナツミカンより和合性が勝るか劣るかは、知らんけど。
受粉樹選びで確かに言えることは、ダメそうな品種をあげることはできる、ってこと。例えば、雄性不稔性のキヨミ、セトカとかはダメ。稔性を持った花粉の少ない温州みかんを受粉樹にするのも、既にご存知のとおり難しい。受粉樹を選ぶ時は、これはいいなあと言う品種と稔性でググってから決めたら?甘夏で我慢できないなら・・・・・・
通りすがり
2011/05/20(金) 19:16:45
追伸。「近い品種」とは、レモンとか金柑ほどは離れていない柑橘って意味。あくまで、私的な見解だけどね。他の果樹を参考にすれば、あまりに品種が離れていると、受粉しずらい印象はあるから。
「ハッサクに適した受粉樹の具体的な品種名」なんて言っても、おそらく答えのでずらい種類の質問だね。ちなみに私は、ハッサクの隣に甘夏植えてる。
柑詰
2011/05/20(金) 20:56:29
[[解決]]
りっこ様 通りすがり様 ありがとうございます
つまらない質問をしてしまったようです、これにて解決とさせていただきます。
諸般の事情にて、人のつながりの範囲内で花粉をいただくことで受粉させるしか選択肢が無いものですから 安易な解決作に走ったようです。来年の開花までに八方当たってみたいと存じます。
柑詰
2011/05/27(金) 22:59:27
りっこ様、どうもありがとうございました
「はるか」ら・し・き・ものが見つかりました、なにか高価な苗のようですね。一緒に数種(ザボン系とダイダイ系)の新しい交配種の在り処もわかり、花粉の冷蔵保存やら無理矢理の開花調整しなくとも受粉出来る事成れば幸運です。
家人の実家から小生が接いで残した八朔ですが、とにかく小さく育てねばならないのに四苦八苦続き。再度毎年ただ一つだけの結実とはいへ 収穫への期待が持てそうです。
インターネット利用、好意でお借りしているもの故、このお礼をもって最後とさせていただきます。
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