ブルーベリーが成長しない。(大きくならない)
山ちゃん
【中国】
2011/02/21(月) 22:03:10
畑の一部にラビットアイ系のそれぞれ違うブルーベリーを1m間隔で3本植えてますが、木そのものが大きくなりません。ホームセンターで高さ50〜60センチの3年生を買って植えて3年目です。植える際は酸性土壌にとピートモスも一袋30L?入れ冬には追肥として専用肥料も入れているのですが・・・・昨年夏も実も殆ど取れませんでした。木を成長させ実も多く取れるようにするには どのような作業が望ましいのでしょうか?教えてください。この畑では野菜は十分活躍している土壌です。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2011/02/22(火) 12:05:28
まず確認させて下さい。ピートモスはpH無調整のものと確認の上購入されてましたか?もしその点の記憶があやふやであれば、酸性度が強すぎる無調整のものだったり、中性に調節してある方のピートモスを使ってしまい、土がラビットアイ系には合わない事も考えられます
ピートモスは元々酸性が強いのですが、酸性を好む物以外を植える土壌の改良に使うには酸性が強すぎるので最近は調整済みで売っているものが多いです。ですので酸性のものかどうかを確認するのにまずは購入時に袋の表示を確かめ、書いていない時には購入後にpHを調べて使えるか確認の上使用する事になります
ブルーベリーなんだから、酸性土壌にするのは当たり前だろうと思われていると思いますが、実はラビットアイの系統はブルーベリーの他の系統から比べるとそんなに土壌のpHには拘らず、無理に土壌を酸性に片向けなくても育てやすい系統のはずなんです。今回はもしかすると酸性が強すぎるか、反対に調整済みピートモス+元々の土壌の組み合わせででアルカリ性が強くなっている事も考えられるのです。今からでも土のpH度がいくらなのか確認してみて、もし強酸性やアルカリが強いならちょうど良い数値に調整してみるしか無いです
あと、気に成ったのは冬に追肥を与えているとの事ですが、その方法はブルーベリーの栽培法などで必要だと書かれていたものでしょうか・・・
植物で冬期休眠するものは冬に肥料は施さないのが普通なのですが、根が休眠しているのに肥料を与えると株の負担に成る事も多いのですが・・・
あと、他の野菜などが充分採れるような土壌だとその土地自体がブルーベリーには向かない可能性もあります。ブルーベリーはツツジの仲間です。そんなに土質が豊かでは無い所で丈夫に育ちます。ラビットアイ以外のブルーベリーなら水はけの良い場所に大穴を掘り、鹿沼土や無調整ピートモスを大穴に入れてからそこに苗木を植えつけます。他の土(特にその場所の土)は混ぜずにそこの土地の土とは隔離するように植えるのが良いです。でも、ラビットアイの系統に関してはここまでする必要はないです。でも元々の土がアルカリ性に片向き気味なら影響が有る可能性があるます。また、普通のブルーベリーの植え方であると水はけが良い面がある半面夏には乾きすぎるという欠点もあります。夏に水やりはどのように行っていたのでしょうか?ブルーベリーは夏の乾きが苦手で弱り易いです
あと考えられるのは剪定を行っていませんか?ブルーベリーは他の植物の剪定法とは切る部分や残す部分が違うので(庭木とは反対に残す枝がある)間違った剪定法だと木が大きく育てられません
特にシュートは他の木だと切るべき部分ですが、ブルーベリーだとこの枝が大事でこれを幹として枝を出し開花枝が出来るので切り落とすと実の付きも良くないです
まずはブルーベリーの栽培法の本をよく読んでラビットアイ系統に合わせた年間管理で自分が行っている事で本とは違うところが無いかをご確認下さい。もし栽培本をお持ちでないのなら手元に一冊置いて、それをお手本にして手入れを行うと良いです。ただし本は関東基準で書かれていますのでお住まいの地域に合わせた時期で管理なさってみて下さい
私がブルーベリーを植えていた時はまだ普及していなかったので今では栽培法も変わってきていて、もしかすると今回の事では当てはまらない事も書いているかもしれませんが、少しでもご参考になれば幸いです
ピート
2011/02/22(火) 21:01:35
畑の一部と言う事でその土地は野菜等を栽培する為に石灰など使用していませんでしたか?
ピートモスも一袋30L入れたという事ですが1本に対してその量でしょうか?
ラビットアイ系はPh4.2〜5.5で生長が優れると言われています。
酸度未調整の酸性度の強いカナダ産のピートモスでもPh4前後で、鉢で育てているものはピートモス100%で栽培していますが伸び過ぎて困る位でピートモス程度の酸度ではPhの低さは問題は有りません。
地植えのラビットアイの畑の土壌改良にサンドセットとピートモスを使用しましたが、畑の土と混合して使用するのにピートモスしか使用しないなら相当量のピートモスを混ぜないと、いくらラビットアイ系と言えど畑の土を栽培に適すペーハーにする事は不可能と思います。
しかも、3年前に作業しただけでは好適なペーハーが保てているとは考え難いです。
先ず土壌のペーハーを計る事が必要です。
土壌ペーハーを計るアースチェックがホームセンターなどで入手出来ますのでチェックして下さい。
その結果により酸度調整をしますが目標値はPh4.5程度です。
ラビットアイ系でも一度その程度まで下げておくと後が楽です。
細根で地表付近に根を張りますので株元へのマルチングが必要です。
「冬には追肥」とありますがブルーベリーは冬の施肥はしません。
ブルーベリーは春肥が重要で芽吹きの2週間程前に施肥します。
一般的には3月と5月と場合により9月にも施肥しますが他の果樹と比較すると要求する肥料分は少ないので大量の施肥は控えます。
不調の苗は剪定で樹勢が強くなる事は無いので剪定方法は育つようになってから調べれば良いです。
ブルーベリーは一度不調になってしまうと復調に苦労する場合が有ります。
挿し木で簡単に増やせますので新たに苗を作り直した方が早い場合も多いですよ。
ちなみにブルーベリーは20年程前から栽培しています。
一時は100品種近く栽培していましたが、現在は品種厳選して50品種程度まで減らしました。
山ちゃん
【中国】
2011/02/24(木) 18:24:24
本日ホームセンターでアースチェック買ってきて測定しました。PH5・5位だと思います。ちなみにブルーベリーから離れた位置の畑の部分は6・5位です。PHが酸度調整済のピートモス1袋投入によって1下がっていると考えられます。成長させるのにはも少しPHをピートモスで下げた方がいいのでしょうか?それと、先程観察してきましたが、
2本は元気に若芽?らしき蕾を出してますが残り1本は枯れてはいませんが元気がありません。なぜでしょうか?
ビートさんのおっしゃる挿し木に挑戦してみます。
デブグマ
【関東】
2011/02/24(木) 21:05:39
PH測定は植えられている場所で何か所測定をしましたか?1か所だけではなく3,4か所の測定をしてみることが必要です。場所により偏っている場合もあります。私は土壌酸度計を使ってPH管理をしています。
湿らせた状態の土に差し込んで測定するメータで精度はイマイチですが
十分に参考になります。値段も数千円です。あと植えてある場所の通気性はありますか?ブルーベリーは通気性のある場所を好みます。ふかふかした状態が最適です。肥料ですが私は新芽の葉が展開する時期に硫安の単用をしています。硫安のみの施肥はPHを下げるのにも有効ですのでPH管理をしながら1シーズン数回ばらまいています。
ピート
2011/02/25(金) 19:12:50
PH5.5では上限値ですので調整の必要な酸度です。
根域とその周辺に水を含ませたピートモスを鋤き込んだ方が良いと思います。
元気の無い原因を考えると沢山有り過ぎて、その特定は育てている方しか分からないですよ。
ここでそれを述べても憶測ですので意味が有るとは思えませんし、ご自分の苗の状態は何年も育ててきたご自身でしか分からないんじゃないですか?
興味が有るならこんな所(失礼)で質問するよりご自身で勉強しましょう(笑
弱っているブルーベリーに急効性の肥料は根が負ける場合が有るので使用しない方が良いです。
緩効性の肥料を少しずつ切らさないように与えると復活するケースが多いと感じています。
緩効性の肥料でも量を与え過ぎると葉に枯れ込みが入ったり障害を発生します。
元気な苗で有れば放置しておけば問題はありませんが弱っている苗では枯死したケースもあります。
安全な方法はピートモスを捏ねる時に油かすを1本に付き軽く1握り程度混ぜて一緒に鋤き込んでしまえば良いと思います。
それと、前にも書きましたが有機物のマルチングをした方が良いです。
藁や樹皮のチップ等を最低でも厚さ10センチ以上に積み重ねて下さい。
有機物が分解していくとその中に細根をびっしりと張り始めます。
これがフワフワの土の代わりになっていきます。
ピート
2011/02/25(金) 19:19:54
ブルーベリーは肥料に敏感なので肥効が目に見えて分かります。
(分からなかったら・・観察不足です)
肥料が切れたら少量の施肥を繰り返して1シーズンは生長を促してしまった方が来シーズン以降の為には良いとは思いますが・・頑張ってください。
山ちゃん
【中国】
2011/03/01(火) 11:37:05
[[解決]]
ブルーベリー専用肥料の<専用>の言葉にに頼りすぎた様です。
@ピートモスで酸度を少し調整してみます。
A有機物で覆いフワフワ土になるようにしてみます。
B挿し木もしてみます。
有難うございました。
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