秋じゃがを収穫したところ小粒だったのはなぜ

[園芸相談センター]の過去ログです

じゃがりこちゃん 【東海】 2010/12/21(火) 01:19:06
今週に日曜日にじゃがいもを葉が枯れたので収穫しました。1株でげんこつくらいの大きさのものがひとつかふたつで、親指のつめくらい大きさのちっさいじゃがいもが3つくらいでした。植付が9月の終わりくらいだったと思います。肥料は自分でつくったぼかしを使用しました。
堆肥は牛フンをつかいました。原因は、植付が遅かったのでしょうか?
また、後2畝収穫していない畝があります。葉が枯れてしまっているのですが、収穫せず大きくなる可能性はありますか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2010/12/21(火) 15:42:37
私の住む地域では春植えなので秋植えで遅すぎたのかはわかりませんが・・・

どうやら肥料の与えすぎ(それも窒素分過剰)のため芋の方には充分栄養が回って来なかったのだと思います。ジャガイモ栽培は今回がはじめてですか?
ジャガイモ栽培についてご自分で調べてから植えつけていましたか?
まず、ボカシは肥料では無く牛フン(或いは牛フン堆肥)と同じ堆肥です。今回の場合、堆肥の与えすぎなのはあきらかですし、自作のボカシの種類も成分比もこちらには伝わっていません。落ち葉を利用して作ったボカシ堆肥なのか、ボカシ資材を利用しての稲わらの堆肥なのかコンポスト堆肥なのかによってその働きと養分の成分や比率、植物への効き目は変わってきます。どんな材料や資材を使って、どのように作り、どのくらい熟成させたものかも忘れずにお書き下さいね
また、牛フンは牛フンそのものを乾燥させたものでしょうか?牛フンに他の資材が混ぜられている牛フン堆肥でしょうか?また、それは購入したものですか?どなたかから頂いたものですか?
牛フンそのものだとかなり窒素分が高く、それを与えた植物は葉ばかり茂って育ち花や芋の部分の為の成分は乏しいので育たず、特に根菜であるジャガイモには向きません。牛フン堆肥は牛の敷き藁や腐葉土などを混ぜてあったりしますがこれも窒素分は他の堆肥よりも多めで、そもそも牛フン系堆肥と言うのは窒素分の多さや、与えた飼料由来で塩分や外来雑草の種子)が多かったり、繊維分が分解されすぎで土がべたつく(土がうまく団粒化できない)ので堆肥として多くの量を土に混ぜるのにはあまり向かず、堆肥と呼ばれていても堆肥目的には使わず植えつけ時の元肥として少量づつ使うのに向いています
また、畑の土質はどんなもので、前作には何を植えていましたか?

窒素分が多いものをそれぞれ与えてしまった為に窒素分が過剰になったうえに芋に必要なカリ分が少ないか、吸収に必要なミネラル分などの成分が足りなくてうまく吸収できず芋にあまり養分がいかなかったのでしょう。また、今回芋を植えた場所は窒素が過剰で残留してしまっている可能性があります。たとえ次に葉物野菜を植えても葉の質が軟弱になり葉を食べる害虫が大量発生する可能性がありますので(我が家の畑で体験済み)、次に植えるのは肥料を大量に消費するトウモロコシか、ヒマワリや緑肥植物を植えて余分な肥料分を吸わせ、トウモロコシやヒマワリなら実(種子)を収穫後茎は抜いて排棄、緑肥植物は刈り取って別の場所に漉き込むか排棄しましょう(その場に漉き込んでしまうとまた窒素が戻ってしまいます)。次には葉物野菜を育て、その次は花や実野菜と順々に輪作していき4年目にまたジャガイモなどの根を食べるのが植えられます。輪咲くは出来る限り前作と違う科の食べる部位のちがう野菜を育てて下さい

ボカシなど堆肥の適正量は土の2割くらい混ぜれば充分で、土質によって他に完熟腐葉土を混ぜたり、与える回数や量は変わっていきます。肥えた良い土の畑なら年一度で充分なくらい。肥料は有機肥料や、ジャガイモの場合専用の配合の化成肥料もありますので堆肥とは入れる時期をずらし、決められた量を与えます。でも良質な土に完熟した堆肥を使えば、肥料の消費が少ないものや香味野菜やハーブ(肥料を与えると香りが薄まる)なら肥料は与えなくても良いくらいです
あと、自作ボカシは完熟してるのを確認なさっていますか?堆肥と石灰を同時に入れて混ぜたりなどしていませんか?堆肥は未熟なものを使うと地中で再発酵し、発熱するので作物の根を傷める事もあります。その可能性は考えられないでしょうか?
また、まだ収穫していない芋ですが葉が枯れたのならもう芋は育ちません。芋に溜まるデンプン質は光合成によって作られます。葉が無いのならもう無理です。種芋として使うにも小さすぎるのと芋として熟しているか解らず食べるにも皮を剥けないので使い道が無いのなら処分するか、外で凍らせて潰し乾燥させてから細かめに砕き、堆肥の資材に少ない割合で入れて混ぜるくらいしかないでしょう

自作ボカシを作られる割に肥料と堆肥の区別が付かない、その野菜に必要な養分を多く含む堆肥や肥料を選べていないなど、土や肥料・堆肥についての基礎知識が身についていないと感じます・・・
図書館や本屋の園芸コーナーで「土作り・堆肥・肥料」について書かれている本を数冊読んでみて一番解りやすそうなのを一冊本屋でご購入下さい。それを冬の間じっくりお読みに成って、土質によっての土壌改良や肥料の成分や堆肥がどのように分解されて植物の根に吸収されていくかなども覚えていって下さい。それにより来シーズンには作りたい野菜に合わせた堆肥と肥料の使い方がすぐ出来るようになりますよ

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/12/21(火) 17:04:26
品種名は何ですか。
植え付け時に、芽が出始めていましたか。
植え付け適期は9月上旬とされていますが、今年は、残暑により、9月下旬は適切と思えます。

ゆい 2010/12/21(火) 21:51:06
植え付けが1ヶ月ほどおそかったんじゃないでしょうか。
今年のように暑いと腐りなどの心配もありますが
秋植えは霜がおり地上部が枯れる時期(収穫)までに充分な成長が必要なので
やはり適時にうえつけないと芋の肥大も望めないと思います。
残暑が続くからといってその後の気温がずれ込み
初霜までも遅くなるわけじゃないですし。
植え付けをずらすよりロスを考慮し多少あつめに植え
必要に応じて間引くほうがいいかもしれません。
あとご存知かともおもいますが秋植えは春植えに比べて収量は劣ります。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/12/22(水) 07:45:46
初霜日を30年間記録してきました。今年は、12月11日に微、18日に本格で、近年の平均より1か月遅れました。東海の方のブログでも同様でした。
☆YuukisaikaTanetsugi☆Suginami*TOKYO☆

ゆい 2010/12/22(水) 23:01:36
結果論とまでは申しませんがそれをおっしゃるならタネツギさんのその30年間で初霜が遅れた年の残暑はやはり厳しかったのかどうかが肝心なのでは。。
それよりもわたしが申し上げたかったのは残暑が長引いたからといってたとえば9月が8月の気温並、10月が9月の、11月が10月の・・とずれ込むわけではないということ。
つまり植え付けを大幅に遅らせることは芋の肥大を促進する最適温期間を狭めていることになると思うのです。
わたしは多少気温が高めでもわらマルチや寒冷沙を活用するなどしてなるだけ植え付け期をはずさないようにしています。
もちろんこれはじゃがりこちゃんの小粒であった原因を断定するものではないですし
いわば私の考え方ですので可能性のひとつとして読み流してください。
にしてはちょっと長くなりました。ごめんなさい。
(上記は生育期間が長い作物の場合で、たとえばホウレンソウなどですと今年のような年は早めの種まきは遅らせるべきでしょう。)

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/12/23(木) 21:31:57
植え付けから初霜までの期間が、結果的に例年どおり確保できたので、秋作なりの収量でした。結果論です。
>その後の気温がずれ込み
 この部分の意味を 2010/12/22(水) 23:01:36で初めて理解しました。そういう面もあるのですね。
>初霜までも遅くなるわけじゃないですし
 この部分に反応し過ぎた気もします。朝夕涼しくなったのが1月遅れで、秋が短かろうと危ぶんでいたのに、初霜も1月遅れ、秋の期間が確保されたことに驚き、有難みが強かったです。


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