パセリの越冬の方法
ろんろん
【東海】
2010/12/06(月) 18:11:40
1月ほど前パセリの苗を購入し、植木鉢に植えて育てています。
ネットで調べると「成長期の秋は液体肥料を与え、冬場は成長が止まるので与えない」とありました。
そこで現在は週に1度液体肥料を与えていますが、いつ頃まで与え続けれはよいのかよくわかりません。
たとえば、「霜が降りたら」とか「気温が○○℃以下になったら」など
もし目安があれば教えていただけませんか。
「うちはこうしているよ」というのでもかまいません。
どうかよろしくお願いします。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/12/08(水) 00:07:50
あのー、もうとっくに「冬場」に入ってますがまだ液肥を与えているんですか?
今年は暖かいとはいえ屋外のパセリも流石に休眠期に入っているかと思います。室内で栽培されてはいませんよね?室内だと暖か過ぎて休眠しませんから冬場が無い事になり、液肥も春までずっと与える事になりますよね。でも本来パセリは日光に良く当てないと良いものには育たないので基本屋外栽培ですし・・・
普通は11月に入れば一応「冬のはじまり」ですので、休眠する植物はその頃から肥料は控えます。休眠期に肥料を与えるのはあまりよくありません。例えるなら寝ている人の口を無理やりこじ開けて御馳走を口に詰め込む様なもので、休眠期の植物は根の働きが活発ではないので肥料は土内に溜まるばかり・・・。今時期は水だけで充分なんですよ。3月くらいまでは液肥は与えない方が良いでしょう
また、パセリなどの外国の香味野菜は元々野草なので(ハーブの部類に入ります。普通のパセリは葉に縮れの入った変種)野菜扱いするよりもハーブとして育て、あまり肥料を与えない方が香りよく育ちます。堆肥を少し混ぜた新しい土に植えてあれば土の養分だけでも育ち、ストレスを受けるほど葉は良く香り栄養も殖えます。少しスパルタ気味に育てた方が香りも風味も良くなります。肥料(特に窒素分)が多すぎると葉の質が軟弱になり香りも薄くなり、ハーブ類の香る目的は虫を近づけない役目もありますので香りが薄いほど害虫が付きやすくなります。特に普通のパセリはアブラムシが付いても見えにくくてよく洗わないことには簡単には取れず、知らずに虫ごと食べる事にもなりやすいので、なるべく丈夫に育てる様お気をつけ下さいね
また、パセリは2年草の為秋に肥料を与えてもその養分は主に翌春に塔立ち(花茎)の方に使われ葉はあまり出来なくなります。耐寒性が強いので越冬は出来ますがパセリは塔が立ちはじめると葉も固くなり美味しくありませんので塔はなるべく早めに摘んで下さい。そうやって塔を摘んだとしてももう葉はあまり出てきません。そのまま塔が育てば花が咲き種子が出来れば株は枯れます。そのため美味しい葉を通年食べたいのなら毎年苗を自分で作ったり買って育てるのが一番。元々パセリというのは同じ株から次の年も同じだけの葉が取れる様な植物では無いのです。
できれば、今ある株は春に塔立ちさせて葉も収穫せず花を咲かせて種子を採ると良いです。そして次の年の春に種子を蒔いて新しい苗を作るか、場所が狭く種子を育てられない環境なら毎年新たに苗を買うと良いです
もし、種子を採り毎年苗を作る方法を行うなら来年買う苗はプレーンパセリ(イタリアンパセリ)の方にするのがお勧めです。葉が縮れていない本当の姿のパセリですが、香りも風味も普通のパセリとちょっと違い案外美味しいものです。それを育て塔を立たせ種子を採り、その種子を蒔いて沢山育て葉が2〜3枚の間引き芽(又はスプラウトの様に育て)をそのままスープでさっと火を通して浮き実にするのも緑が映え歯触りも良く美味しいものですよ。プレーンパセリはハーブの種子として売っている所もあります
どちらのパセリも種子は沢山採れますから半分だけを蒔いて、次の年残りを蒔いてと毎年種子を蒔いて苗を作ると良いです。たくさん採れれば葉を摘んで冷凍し、使う時に凍ったまま手で砕けば新鮮なものが使えます
また、残った茎や摘んだ塔も分類して冷凍保存しておき、カレーやシチューの肉の臭み消しのため煮る時に入れると良いですよ。我家でもパセリの茎や塔、剪定したレモンタイム(薬臭くない種類のタイム)と市販のセージや月桂樹と一緒にお茶殻パックに入れてブーケガルニを作って入れてましたが、肉の臭み消しの他風味づけにもなるので市販のルーで作る時に入れるとまた一味違って美味しいものになります
また、普通のパセリはニンニク臭を抑えてくれるのでニンニクを使う炒め物に多めに入れるのも美味しく、加熱すると独特の香りはマイルドに成って食べやすくなりますよ
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