肥料について
TK
【東海】
2010/11/25(木) 04:35:41
こんにちわ、H.Sで鶏糞、牛糞が売っていますが、どちらが、どのような花、野菜に向いているのですか。よろしくお願いします。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/11/25(木) 17:37:06
質問があまりにも簡単すぎますが、ご自分でまずお調べになってからのご質問でしょうか?インターネットの検索機能を利用すれば簡単に成分比は見つかりますし、肥料についての基礎知識があればどんな植物に使えるかはすぐ自己解決できる内容かと思うのですが・・・。肥料に付いての基礎知識がないのに人に聞いた程度の認識でいると、買ってきて使った時に使用法や量を自己判断で与えてしまう為失敗する事が多いですよ。そしてその失敗によってはそのシーズン中やもっと長期に植えたいものが何も植えられない土にしてしまう事もあります・・・
肥料の植物への作用と言うのは化学的な面があり、また植物に作用する時には微生物の助けが必要な為に、一部生物学的な要素もあります。それを覚えずに、ただ鶏糞は何に使える、牛フンは何に使えると覚えただけではどの植物にいつどのように肥料をどのくらいの量使えば良いのかというのが解りません。そのため肥料だけに頼ってしまい与える量を間違えれば植物に大きなダメージが出る事も少なくありません。少ない分には育ちが悪いだけで済みますが(堆肥が充分入っていれば無肥料でも育ちます)肥料を多く与えすぎた時が一番やっかいで、例えば与えすぎた土に植物を植えると根が徐々に傷んできていずれ枯れます(これを肥料焼けといいます)、窒素を入れすぎると花や実が付きにくくなり、葉は急激に育つものの質が軟弱にしか育たないので葉を食べる害虫が大量に発生しやすくなります。肥料が少なすぎる場合なら足りない量を適宜足せば良い事なのですが、多すぎた時には混ぜたものを取り除くことは困難でその成分濃度を薄める為に大量の客土を施したり、過剰な地中の肥料を吸わせる為に肥料喰いの特定の植物(トウモロコシ・ヒマワリ等)だけを数年間育てて(その間目的のものは植えられない)、吸わせた植物は刈り取って他の場所に移したりの大変な手間暇が必要になります。特に適切な量を知らないで毎年窒素を過剰に入れていれば地中に残留し、酷いと何年も目的の植物が植えられない状態になったり、地中の窒素が地下水に溶け込み、その地下水を飲んでいると健康に害が出る事さえもあります(結構農村部で問題に成っています)。化学肥料から見れば有機肥料は土のダメージが少ないですが適切な使い方が解らなければ植えたい植物が植えられないどころか数年は何も植えられない事態に陥る事もあるのです
牛フンは性質上そのまま土に入れるには不向きです。他のものと混ぜ堆肥化してあっても堆肥として使うより肥料として使うのが無難ですが、牛フンそのものだけを熟成させたものを土に混ぜてしまうと植物の繊維が消化されすぎているので土に混ぜれば混ぜるほど雨にぬれるとベタベタ・ネチャネチャになり乾くのが遅いです。また安いものだと飼料に塩が多く含まれていたりで植物には良くないですし、外国産の飼料を食べさせていて飼料の植物と一緒に生えていた雑草の種が消化せずに含まれていて、土に混ぜると沢山生えてきて外国産雑草はしぶといのでまめに取らないと植えている植物に影響があることも。酷いとちゃんと完熟させておらず袋を開けてみると糞の匂いがきつくて使いものに成らないものもありますので、ちゃんと完熟させた牛フン堆肥を信頼のおけるメーカーか確かめ、値段は気にせずに買い元肥としての量を守って使う事をお勧めします
まずは、ご自分で肥料に付いての基礎知識を御勉強なさってください。植物の栽培に失敗したくないのなら必ず覚えなくてはならない事ですし、ご自分で覚えた事は人から聞いたことよりも記憶に残り、いろんな植物への応用も効きます。それからまずは使用場所の広さ分の堆肥を買い、植えたい作物に必要な成分を含む肥料を信用のおける販売店でお買い下さい。ホームセンターによっては質の悪いものも多いので購入する場合の第一条件は価格の安さではなく信頼のおけるメーカーである事にポイントを置いてご購入下さいね
まずは図書館や本屋で「土作り・肥料・堆肥」について書かれている本を数冊読んでみて、解りやすそうな一冊を本屋で購入なさって手元に置き、隅から隅まで読んでみて下さい。写真や図などもありますので解りやすく、読めば一通りの基礎知識が付きます。特に堆肥の重要性が御理解いただけると思います。良い堆肥を入れて良い土にし、植えて作る植物によってオプションで各堆肥をバランスよく(時には混ぜて)使うというのが理想的な肥料の使い方で、肥料だけ土に入れても土が良くなるわけでは無いですし、肥料分の他にミネラルや微細昆虫・微生物を補給しないことには植物も丈夫には育たないのです。堆肥にはこれら肥料だけからでは補給できないものが豊富に含まれ、またこれらが土を理想的な団粒構造に替えてくれますので植える植物によっては毎年、普通でも一年おきに土に対して2〜3割を加えます。牛フン堆肥は窒素分が多いので堆肥としては使わない、腐葉土の方は分解が遅く植物の繊維が固いのでメインの堆肥で使うよりも土の増量目的程度で土に漉き込むのが良くゆっくりと効いていきます。これから育つ植物への即効性を望んで入れる堆肥としては力不足かと思います
土にメインの堆肥として入れるのに向くのはバーク堆肥・稲わら堆肥・馬糞堆肥などです。これらのうちで入手しやすく効き目の早いのはバーク堆肥でこれには少量の鶏糞も含まれています。また、これから家庭の台所の野菜ゴミや、雑草や古い土など使っての自作堆肥を作っておくとわざわざ買わずとも毎年良質の堆肥が使え、しかも生ゴミは減り古い土の再生にも役立ちます。コンポスト堆肥や段ボール堆肥を調べて、出来そうな方法で作っていくと良いです
こちらに投稿なさる前にご自分で鶏糞や牛フンの成分比はお調べになりましたか?これはインターネットで検索すればすぐ解る事で、その成分が植物に何をもたらすかを本で覚えれば、何の植物にどんな肥料をいつどのくらい使えばよいかはすぐ理解できる様になりますよ。ちなみに肥料の成分は、窒素は葉を目的に、リン酸は花や実を目的に、カリは根を目的に育てるのに特に必要として使いますので、植えたい植物の利用目的にこれを当てはめればお知りに成りたい事はすぐお解りになれると思いますよ
シンジ
【関東】
2010/11/27(土) 21:49:29
簡潔に言うと、鶏糞のほうが肥料の3元素である窒素・リン酸・かりが多く、元肥として入れる際の肥料効果が高いです。 牛フンは、鶏糞と比較すると肥料成分は少なめです。 ただ、有機質を多く含んでいるので、土をふわふわにする効果があります。 私は、野菜・花栽培の両方に鶏糞を使用しています。 土壌改良は、自家製の落葉腐葉土+米ぬか+野菜ゴミを利用しています。 元肥として、鶏糞を入れる場合は、乾燥鶏糞か醗酵済鶏糞を、苗植え付け前の1か月前には入れるようにしています。
鶏糞と牛糞の相違は、同掲示板の過去ログがありましたので添付します。
http://botany.cool.ne.jp/logb/200708/07080007.html
TK
2010/11/28(日) 09:29:16
[[解決]]
皆さん、アドバイスありがとうございました。私も剪定葉と米糠、石灰、鶏糞、油粕、土で腐葉土を作っていますが,その時に鶏糞か牛糞の違いが知りかったものですから、
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