種は時期を問わず温度さえあれば発芽しますか?

[園芸相談センター]の過去ログです

ビーンズ 【近畿】 2010/11/11(木) 20:06:14
家庭菜園を借り、 ほんの少々野菜を栽培しています、自給自足を原則に種も収穫後収集し、市販種袋裏の蒔き時を参考に蒔いていますが物によっては芽は出ますが遅くて畑に植え替えても時期が遅れ栽培不能のものが多く特にピーマン、シシトウ、鷹の爪、ネギ等まともに栽培できません園芸店の苗を見てますと、唐がらし系は5月には苗が出ています、ということは季節以外でも適温であれば芽が出て苗が出来るということでしょうかね?(真冬に25度30度前後で加温すれば、少しは発芽するのですか、因みに唐辛子系は何度くらいでしょうか?)常識に近い質問ですいません、宜しくお願いします。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/11/11(木) 21:45:40
温度、水分、酸素により発芽します。唐辛子類は、次のように体温を利用して2月下旬にスタートしています。温度数字は、絵袋に書いてありませんか。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/mendori/mendori.htm

ぶるこ 【甲信越】 2010/11/12(金) 00:42:02
季節外ではありません。
夏野菜はだいたい5月上旬には定植するので
育苗日数を計算しタネを蒔きます。
早いものでは2月下旬から始めますね。
ただ、発芽温度が高めなので
加温か保温の出来る環境が必要になります。
種まきの時期や適温はタネ袋に記載されています。
確認してみてください。
それぞれのタネからの栽培方法の記載されている書籍でも
おおよその種まき時期や発芽適温の記載がありますので
それも参考にしてみて下さい。
また、加温・保温はハウスで無くとも
コンパクトな家庭菜園用のものもあります。
苗が少ない場合はそれを使用すると良いですね。

更に、タネは科毎に交雑しやすいものがありますし
近年はF1種も増えていることから
自家採取での栽培が出来る品目は少なくなっていますね。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2010/11/13(土) 15:06:38
トウガラシの発芽適温は20〜25度ですね。北海道では室内で楽々発芽させることのできる温度ですが、そちらではどうでしょうか?
発芽自体は工夫すればそちらでも可能かと思います。ただ屋外に植えつけるまでの期間、育苗に適する環境を整えるのが大変かと思います
隣町に住む私の伯母は2月にトマトの種子を室内で蒔き、室内で育苗して5月末くらいに屋外に植えつけます。その頃は植えつけてもまだ寒いので肥料袋や市販の苗キャップで風に当たらない様な工夫をします
北海道は、室内にある植物やペットの為にも夜間の微小にして暖房を付けている家が多いです。夜暖房を消せば明け方の低温で耐寒性の低い植物は凍ってしまい、小さな動物だと体調を崩し風邪を引きかねません。ですので24時間どころか一冬ストーブを焚きっぱなしというのも珍しくなく、どんなに積雪が多くても寒くてもこの様な事が出来ます
北海道では玉ねぎは春に苗を植えつけますが、種子を蒔くのは3月です。雪の積もっている中、ビニールハウスのビニールを二重にかけて、中の苗床には下に農業用の電熱線を入れたり、ハウス内に専用の暖房器を入れます。そういう設備がなければビニールトンネルの大きさの違うものでトンネルを二重かけして夜間は古毛布をトンネルの上に何枚もかけて低温に晒されない様工夫します。その中の苗床に種子を蒔き5月までそうやって育苗し、まるで立植え機の様な機械で畑に苗を植えていきます
本州でもビニールハウスを持っている人なら玉ねぎ育苗に似た様な設備で冬に屋外で発芽させ育苗出来るでしょう。発芽適温や育苗適温が低いものなら楽々育ちますが、トウガラシなど適温が高めなものだと内部の温度に気を配り、場合によっては夜間は中で小型ストーブなどを炊いたりなどの工夫が必要でしょうね
室内でも冬は日中燦々と日の当たる場所があるなら、そこに室内用の鉢花などが置ける、保温用のビニール製枠付きのが置けるかと思います。それか植物用のガラスケース(蘭やセントポーリア用)に保温ヒーターや育苗用の育成ライトが付けられるタイプのものがあります。それを利用し、ビニールポットに植えれば育苗は難しくないと思います

私は種子が3ミリ以上のものは大抵芽出ししてからビニールポットなどに植えます。平らなトレイにペーパータオルなど柔らかめの紙を厚めに敷き、水をヒタヒタに入れたら種子を間隔広めに並べます。その上にまた紙を厚めにかけ、上から水を注ぎます。室内の、胸から目線位の高さに置き(室温は高いところほど高温)、種子が水を含んで膨らんできたら毎日めくって根が出てないか確認してから水を足します。根の出てきた種子はピンセットでつまみセルトレイや小さめのビニールポットに土を入れた物に指で穴を開けて根を傷つけない様に入れ土をかけ水を与えて、適温の環境に置いておけば数日から10日くらいで芽も出てきます。これだと根の出たものは大抵発芽するので種子で蒔くよりも発芽率が高いです。双葉の奇形が出やすいものなら念のためビニールポットは大きめにし、穴を3個開けて種子を3粒入れ皆発芽したら良いものを一つだけ残し他は摘み取ります(残ったものの根が傷むので抜かない事)
芽出し時に適温をたもつのが難しいなら、段ボール箱に入れ(出来れば温湿度計も入れて置く)保温します。段ボール箱に入れても低い様なら使い捨てカイロのミニサイズをトレイに触れない様に段ボール内に入れて置くのも良いと思います。この場合は段ボール箱横にいくつか空気穴をあけ、中のトレイには穴を開けたビニールを被せ、トレイ内の水が無くならない様、暖か過ぎて芽も出てしまい徒長しない様に根が出ていないかマメに中を確認すると良いと思います
育苗中は室内で充分育つ場合でも床が冷たいと育ちに響くのでビニールポットの並べた入れ物の下に厚めに新聞紙を敷いたり、夜間室温が下がるなら夜は発砲スチロールのトロ箱や段ボールに入れてビニールをかけて置くなどの工夫は必要でしょうね
日当たりの悪い室内ではおそらく良い苗は出来づらいでしょう。数時間の日当たりが確保できれば薄暗い時には植物の育成ライトなどで補うくらいはできますが、育成ライトを使う時間の方が長い様な環境なら室内で丈夫な苗を作るのは難しいので、屋外での育苗も無理なら寒い時期の育苗は諦めて暖かくなってから蒔いて、育苗・栽培の方でビニールハウスなどを使い高温を保って早く育てるか、春に苗を買って植えるのが良いでしょうね


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