消石灰過剰施肥について

[園芸相談センター]の過去ログです

なおけい 【甲信越】 2010/09/20(月) 23:34:43
夏野菜の苗を抜いた後に、消毒のため消石灰を撒きました。きゅうりのみに根こぶ病が発生したためです。家庭菜園でして、畑の面積は7.6m^2に消石灰10kgを撒き、土を20cm堀り混ぜました。やはり過剰でしょうか。まだpHは測定していません。冬野菜をやるところですので、気をつけるところなどがありましたら、コメントお願いします。気になっています。

りっこ 【関東】 2010/09/21(火) 18:50:33
土壌の種類やPHによりますが、一般的には「 3.3平方メートル(約1坪)当り湯飲み2〜3杯(200g〜300g)」等と記述あると思います。お手持ちの袋に表記があると思います。それにしても10kgは異常に多いです。早急にPHの計測をするべきと思います。野菜類はほうれん草をのぞけば弱酸性でよく育つものが多いです。むしろ石灰の大量投入は後作の生育に悪影響を及ぼしかねません。ネコブ病は酸性土壌で発生しやすくなりますが、他に石灰を入れるときは株周りにいれて栽培しているやり方もあるようです。ネコブ病がどれくらいの症状なのかわかりませんが、石灰では消毒用にはならないとおもいますがどうでしょう。

なおけい 2010/09/21(火) 22:13:59
ありがとうございます。週末にホームセンターで試験紙を買ってpHを測定してみます。良く考えないで入れてしまったのが悔やまれます。
腐葉土を入れて微生物の働きで中和できないものでしょうか。

リトっぷ 【九州】 2010/09/21(火) 23:27:31
こんばんは。
>腐葉土を入れて微生物の働きで中和できないものでしょうか。

降雨などの流失でやがては中和されると思いますが時間がかかると思います。現在のPHがどうかによりますね。
↑この辺りはどなたかにお任せして

実際にネコブセンチュウでしょうか?
当家の畑でも去年の夏に同じ事があり 近くの農協に実物を見て貰った事があり
成育が旺盛だと根の発達がコブ状に肥大する事があるそうです。
ネコブセンチュウなら成育に何か支障が出ると思います。
たいていは栄養状態に敏感なウリ科だとベト病やウドン粉病など耐病性が著しく低下し吸肥力が落ちれば実の肥大にも影響が出ると思います。
抜いて処分したばかりなら画像や現物と栽培環境などを細かく 農業関係機関で問い合わせてみて下さい。
もしセンチュウなら遊走因子が降雨の度にアブラナ科野菜の根からでる誘引物質に引き寄せられ繁殖しますのでかなりのダメージになります。
まずははっきりと病気か確認をお勧めします。

なおけい 2010/09/22(水) 00:16:25
たしかに、きゅうりは根コブ線虫のようです。きゅうりが2本ともうどん粉病になり、実が頭でっかちの奇形になりました。しかし、同じ畝で30cmはなれたところに植えたナスは問題なかったです。
全部引き抜いた後に土を鍬で耕したところ、コガネムシの幼虫が大量に発生していました。大量に石灰をまいたので、線虫はいなくなりますか?石灰の大量散布で生育に悪影響を及ぼすのを防止する方法を教えてください。

ぶるこ 【甲信越】 2010/09/22(水) 17:13:23
石灰窒素であれば消毒効果もあり
センチュウにも効果はありますが
消石灰は消毒剤ではありません。
石灰剤で土の酸度調節のために用いる資材なので
センチュウに効果は無いと思っても良いでしょう。
コガネムシについても捕殺か専用薬剤での殺虫となります。

キュウリのネコブセンチュウは確認済みなのでしょうか?
根に小さいコブが無数についているとネコブセンチュウの被害となります。
うどん粉病や奇形とは別の症状となります。

消石灰の大量投入と言うことで、みなさんの仰るように土壌のpHを測定しましょう。
pHによっては野菜の生育に影響が出ます。

なおけい 2010/09/22(水) 20:55:23
みなさま、ありがとうございます。
ネコブには間違いないと思われます。
pH測定しました。7.5くらいだと思われます。7が中性なので、弱アルカリ性でした。
消石灰で消毒効果ないとすれば、石灰窒素を撒いたほうがいいでしょうか。
コガネムシ幼虫は、取り除きました。

りっこ 【関東】 2010/09/22(水) 22:57:19
失礼ですが、PHが高いのにさらに扱いが危険な石灰窒素をまいてどうされるのでしょうか?PHが7.5ということはもう野菜栽培の限界酸度になっていますよ。おやめになることです。
それにネコブセンチュウの被害状況がまったくわかりません。キュウリ栽培は大なり小なりつきものです。根についたこぶの大きさが親指の第一関節くらいのがごろごろついているのならともかく、1cm程度以下ならほぼ問題ありません。当方のキュウリの根にも小さなものがついていました。1本あたり35本程度は収穫できています。
土の酸度と微生物は密接な関係があります。バクテリア(細菌)、カビ(糸状菌)、酵母、ウイルスなどです。
一般的に、PH6〜7の中性に近ければ有用な放線菌が繁殖しやすくなり、PH5以下では糸状菌が繁殖しやすくなり、PH7以上のアルカリ土壌ではバクテリアである細菌繁殖がしやすくなるといいます。
石灰窒素で土壌消毒しても、次にはどの微生物が繁殖するかは分かりませんし、PHが高いので野菜は非常に育ちが悪くなります。センチュウも悪いのもいればよいセンチュウもいます。センチュウがセンチュウをエサにしているのもいます。土壌の深さによってセンチュウの種類が違うのです。微生物を死滅させては有機肥料や腐葉土をいれても分解するのが遅くなったりしますし、次に勢力を伸ばす微生物がバランスのよい状態で繁殖するとは限りません。工場の中でクリーンルーム状態で栽培する野菜と違いますので微生物と共存共栄で家庭菜園を楽しんでみてはどうでしょう。
土壌改良は長い目で検討すべき課題と思います。天然資材ではニーム核油粕がネコブ線虫対策に効果があるとの事例もあります。他にもいくつかあげられているようです。

なおけい 2010/09/23(木) 21:55:14
りっこ様、色々回答いただきありがとうございました。
長い目で微生物が豊富になる土作りを行おうと思います。将来的には無農薬・無肥料栽培が出来たらいいなと思います。


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