ェシャロット

[園芸相談センター]の過去ログです

ちこ 【九州】 2010/08/27(金) 19:20:32
ェシャロットとらっきょうの区別がよくわかりません。見た目は同じにみえてしまいます。味、食べ方に違いがあるのでしょうか。教えてください。よろしくお願いします。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2010/08/27(金) 20:55:46
ご覧になった(或いはお食べに成った)エシャロットは、もしやスーパーやデパートなどでお買いに成ったものではありませんか?
日本で国産のエシャロットとして売られているものは、ちゃんとエシャロットの品種名が書いて無い限りラッキョウを早採りしたものと思って間違い無いと思います。生産者が外国から取り寄せた種子から殖やし育てた本物だと生産数が少なくまだ普通の流通ルートには載せられないでしょう。フランス料理のシェフなどが特定の農家から直接買うのはおそらく「正真正銘のエシャロット」でしょうが、一般のお店に並ぶまでは普及していないでしょうし、出るなら必ずニセモノであるラッキョウとの差別化を図って出荷すると思います(大手種苗会社の通販カタログで種球を見たことがありますが本物のエシャロットかどうかは不明)。そのぶんお値段は高いと思います。簡単に言うとエシャロットの代用品のラッキョウ(日本産のエシャロットの近縁種)が早く掘られて「エシャロット」と名前を付けられてて売られているという事なので、ラッキョウと同じ味で見分けがつかないのは当たり前ですね
食べ方は、ラッキョウをわざわざ早く採ってエシャロットの名前で売っているのですから、フランス料理など西洋料理に使う目的のみです。どんな食べ方をしたにしても実物は所詮若いラッキョウなのですから普通よりも割高な値段でまだ未熟なラッキョウを買って食べる事も無いでしょう。日本在住の外国人が母国料理を作るのに買っていったり(母国のと味が違うと思っているかもしれません)、日本人の場合でも外国料理の料理人や特別な日にフランス料理を作る習慣のある人くらいしか購入したり栽培したりも無いかと思います。
味は、外国から本物のエシャロットの種子を取り寄せて販売している農家さんから取り寄せでもしない限り出どころのはっきりわかる外国の品種のエシャロットは国内では入手が難しいので、両者の食べ比べは無理かもしれません

ネギ類は日本と外国で互いに良く似た近縁種があるものも多く、アサツキとチャイブも生えている姿では区別ができません。掘ってみるとアサツキには球根があり、チャイブには球根が無いくらいで、それ以外は区別が出来ないくらいそっくりです。でも食べるとアサツキはネギの辛みが強くチャイブは辛みが弱いです(どちらも栽培したことがあります)

エシャロットとラッキョウは学名が違うので本来は違う植物ですがおそらく昔、西洋野菜が全く手に入らなかった時から代用品にと使われ、今現在でもそのままの扱いで、その収穫時期の違いからラッキョウと区別する為にエシャロットの名前のままに成っているのではないでしょうか。強いて言うと「日本のエシャロット」と言うところでしょうか。昔は西洋野菜やハーブが手に入りにくかったので、喫茶店のバジリコスパゲッティにはバジルの代わりにと千切りの青シソが使われていましたし、ススキに似た植物のレモングラスを使う料理には、代りの香り付けにレモンの皮のすりおろしなどを使っていましたが、あの様な代用品よりはラッキョウはマシな方の代用品ですね

ちこ 2010/08/28(土) 00:10:27
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ばんざいうさぎさん、早速ありがとうございます。あさつきのことも、球根なのだとこの間、知ったところでした。ェシャロットも本来は別なのですね。いつか、本物を味わってみたいものです。やっと疑問が解決しました。ありがとうございました。


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