形成層やカルスや出てきて訳が分かりません

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べっぴー 【近畿】 2010/01/06(水) 15:53:17
皆さんの質問欄を色々興味深く読まして頂いておりますが、このような理解でいいのでしょうか?接ぎ木は、木質部と木質部だけ合わしてもダメ、樹皮と樹皮だけ合わしてもダメ、簡単に言えば木質部にもなるし樹皮にもなる細胞分裂の盛んな形成層をサンドイッチにして合わせればうまくゆく。そして、切り口がくっつくのはカルスによる癒傷組織の働きによる。カルスとは万能幹細胞みたいなものでしょうか、言わばノリみたいなものでしょうか?このような理解でいいのでしょうか?

ingilart 2010/01/06(水) 21:07:59
此処に来まして黙秘する訳にも行きませんので、お返事させて頂きます。趣味の範疇ですので私も良く分りませんが、べっぴーさんの申されます「ノリみたいなもの」は余分かと思いますが、そこまでの理解は私もその様なものです。
形成層は木部にも変化しますし、広い意味の樹皮にもなりますので、言い得て妙な「万能細胞」でしょうね。生物学者では有りませんので、表現が違うかも知れませんが、そのように理解しています。

唯、細胞分裂(カルス発生)するのは形成層からだけでは無しに、樹種により違いがあるようです。 例えば桜では、形成層の外側に当たります[篩管部・靭皮柔組織・靭皮組織・緑皮(その外側は木栓層・表皮となる)](この並びはバラでの例)緑皮まで広い範囲でカルスの発生が有るとされています。このカルスの発生細胞範囲が広い植物ほど、接木癒合が容易に行われる事になります。(簡単に言えば初心者でも簡単に接木が出来ると言うこと)
専門家の方から見れば変な回答かも知れませんが、一趣味家の理解です。
一般に接木活着が容易なのは、バラ、梨、桜、柑橘類と言われています。(私が経験したか、聞いた範囲での独断です)

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/01/06(水) 22:20:47
>木質部と木質部だけ合わしてもダメ、樹皮と樹皮だけ合わしてもダメ、
というよりも、
フォルケット芽接ぎ、腹接ぎ、切り接ぎでは、
樹齢が同じなら、木質部と木質部とをあわせ、かつ、樹皮と樹皮とを合わせれば、形成層が合うことが多いです。
T字芽接ぎでは、(面的には台木木部に穂木形成層を合わせていても)穂木周囲の形成層が台木形成層と密着しやすかろうと思います。
 カルスは、挿し穂下端に見られますが、養水分を通し、組織の癒合に先立つ、かさぶた的な物と理解しています。

植木屋 園主 [URL:http://green.ap.teacup.com/oujien/] 2010/01/06(水) 22:41:49
こんちは〜♪
>接ぎ木は、木質部と木質部だけ合わしてもダメ、樹皮と樹皮だけ合わしてもダメ、簡単に言えば木質部にもなるし樹皮にもなる細胞分裂の盛んな形成層をサンドイッチにして合わせればうまくゆく
ハイ!難しく考えないでその様の理解されていて良いと思いますよ

>切り口がくっつくのはカルスによる癒傷組織の働きによる。カルスとは万能幹細胞みたいなものでしょうか
ハイ!こちらもその様に理解されていて良いと思います
あとは接ぐ技術面では如何に綺麗な傷口に施術(接木)できるかでしょうか!
例えば人の切り傷などの時に鋸など切り口が綺麗じゃないものは傷の治りも遅いし傷跡も無残に残りますよね?
逆に鋭利なカミソリなどで切った同じ程度の切り傷は治りも早いし傷跡も見えないくらいに治癒が早いのと同じで、コノ辺りの事が後の活着&生育の如何となるところだと思います

べっぴー 【近畿】 2010/01/09(土) 09:41:47
[[解決]]
お三方に対しまして、感謝の返事が遅くなり済みませんでした。いい勉強させて頂きました。ありがとうございました。


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