来年の花芽のために、どうすべきだったのでしょうか?

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

べっぴー 【近畿】 2009/08/30(日) 11:25:07
7〜8月は、翌年の花芽が付くと言うことで、水も肥料も控えめにということをどこかで読んでいましたが、花木は出来るとしても、果樹は着果していたら、実を肥大させるために水をやらなければならないし、特に鉢栽培では水がすぐ落下してしまうので、夏場は毎回たっぷりとやりましたがいけなかったんでしょうか?オリーブでも乾燥気味に育てることだとありましたが、実が萎びているので水を以前より少し多めに与えたら、うまく肥大してきました。肥料は、カリ肥を主体にして玉肥を控えめにしましたが、こんなやりかたでよかったんでしょうか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2009/08/31(月) 14:31:55
日本では植物の花芽分化がされるのは7〜8月が多いのでしょうが、その時期に水も肥料も控えめというのは、植物全般全部には言えないかと思います。ですので植物の一つ一つの水やりや肥料のやり方などの管理法に従ってあげて下さい。なんでもかんでも皆ひとくくりでの考え方での管理をしてしまうと、その時期こそ水が必要なものや肥料が必要なものだと、返って弱らせ枯れるおそれがありますよ
日本に入ってきている植物の原産地は様々です。中には日本とは全く環境の違う国からきたものもあります。例えば日本原産の木とオリーブの様な外国原産の木では管理も水やりもかなり違ってきます
育てている木や植物は本やネットなどで調べ、それぞれ個別の管理方法で水やりや肥料を与えてあげて下さい。みんな一緒に同じ量や頻度の水やりや同じ時期に肥料を与えるというやり方が一番悪く、必ずどれかが不調に陥りやすいです。まずはオリーブなどお持ちの植物がどんな頻度での水やり、いつどんな肥料をどれだけ与えるのかなどをお調べ下さい。少なくとも実がある時期の水不足は禁忌です。でもかといって水のやりすぎも日本の土に植えてあるのですから良くないかと思います(本来は日本の土質とは全く違う水はけの良い土に生えています)鉢植えのものなら限られた土の量でもありますので特に水やりには気を使うでしょう
また、果樹は鉢植えであるなら沢山は実らせることは木を弱らせてしまう事になるので、自ら育てられる実以外の余分な数を整理落下させているのでしょう。果樹の場合は花を制限する摘蕾や、実の数を制限する摘果を行わないで自然に実を成らせるのは地面に植えていても無理なことで、人間の都合によって改良されつくした果樹は栽培時必ず摘蕾と摘果は行わなくてはなりません。果樹はそうしないと人間が育ってほしい大きさ・味にはなってくれませんし、土が限られる鉢植えの果樹だとすればもっと多めの摘蕾・摘果が必要です

また、カリ肥は何の目的で多くお与えでしょうか?カリは主に根の為の肥料ですが、特に果樹だとカリよりも花や実を作るのに必要なリン酸が重要と思いますが・・・

べっぴー 【近畿】 2009/09/01(火) 09:31:31
ばんざいうさぎさん、いつもご親切に教えて頂いて感謝します。今までの知識による思いこみが、体験的に何か漠然とおかしいなと感じてきた今頃、適切なアドバイスありがとうございます。野菜などでも、最盛期のときなどは、例えばナスやシシトウなどでも水をどんどん要求することは解っていたのですが、今年はじめて果樹のオリーブの体験を踏まえて、レモンもミカンも水で肥る?感じがして、イチジクも水を切らさないよう管理してます。勿論、イチジクは冬場切り戻し剪定をするので、花芽もなにも問題ではないですが。カリ肥のことですが、年間の窒素、リン酸、カリの施肥量の施し方で、寒肥(春肥)、追肥、お礼肥のうち6〜7〜8〜9月の追肥には、窒素を控えてカリ肥を主体にと認識していたものですから。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2009/09/01(火) 13:14:32
私の場合は、その植物の花芽分化時期にこそ根を成長させるカリよりもリン酸を多く与えてあげるのが花芽分化(と、その時期に成っている実)の為には適していると考えているのですが、これは誰に教わったわけでもなく私の経験上の事。実際は私の考えが正しいのかはちょっと解らないのと環境によっても違うかもしれませんので参考程度に考えて下さい。カリは根を伸ばさせるために必要ではありますが、リン酸は花を付けさせるのと実を大きく育てさせるのに必要な養分と理解しています

おそらく「水と肥料控えめで花芽を作らせる」というのは、植物というのは急に環境が悪くなると危機感を感じ、自分はもう長くは生きられないだろうから自分の子孫を残しておかなくてはと感じさせて花を咲かそうとする、本能を利用しての開花方法では?と私は感じるのですがそれを人間が人工的に行うというのは、すべての植物に行えるわけではなく、植物の種類にとっては逆効果なものと感じます

夏は水分が極端に少なくなる環境が自生地の植物や、種の出来る実にあまり水分を必要としない草本の植物や、一年で枯れてしまうもので花の時期の短い一年草とかならそれでもよいのですがその分植物に強いストレスを与えますから人為的に行うと本来よりも短命になることがあります。人間が花を大きく美しく改良した一年草などの草本ではストレスを与えると観賞価値が落ちますので危機感を感じさせて開花を促す方法というのはちょっと無理があると思います

ましてや樹木の場合は一日の葉からの水分の蒸散というのは半端ではないのに(そのために葉の大きい・多いものほど根を広く深く土に張りめぐらせます)、特に果樹では本来は実は小さかったものを人間の都合で自然界では考えられないほど実を大きく水分を貯める様に不自然に改良してありますから、野生の実の小さい原種よりもかなり実に水分が必要な為に、花後からは特に水を多く必要とします。果樹と言うのはほとんど人間に依存して生きている樹木なので(剪定して枝数を制限し、花や実の数を減らして残された実にそれだけ養分が行くように育てるので基本は少数精鋭、出来た実は人為的に大きくされたものなんです)人の手がかけられなくなって長年経つと剪定もしてもらえなくなるので実が多く成って実も小さくなります。実が大きくなる時期に水を控えてしまうと実の成長に影響しますし、摘蕾や摘実を行った後でも実が落ちるのは水分不足が原因かもしれません。地面植えなら根を深い場所に伸ばして深いところの水分が吸収できますが、特に鉢植えの果樹であったなら、根が張る範囲が制限されているのに水を控えられてしまえば人間で言えば慢性的な脱水症状です。もちろん自分の命さえ危ないのに子孫を残す余裕なんてなくなりますから、生き残ろうと成っている実をすべて落としてしまうのはあり得ます

危機感を覚えると花を付けると言う本能は大体の植物で持っているものだと思います。でも、「花芽を付けさせるために水や肥料を成長期に控えさせてしまう」というのは本末転倒。あえて意識的に人為的にまではしなくても良いのでは?と感じます。それをやるとお気づきになったように実の成長期に満足に実が大きくなれませんし花を楽しむものなら良い花が咲きません
もしかすると別の意味で花芽が付きやすくなるので行うことだとか、こういうふうにした方が良く育つ植物があったりする(例えばトマトには糖度を上げさせるために水を控える成敗方があります)のかもしれませんが、夏に水分を控えさせてしまうという方法は多肉植物など夏には休眠が必要なものなど野生に近い植物には必要で行うべきこともありますが、こと、人の都合で改良されてあり、他の時期よりも成長期には特に水分を多く必要とする花や果樹には適さない方法であると思います

べっぴー 【近畿】 2009/09/01(火) 16:18:33
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ばんざいうさぎさん、何度もご親切な回答ありがとうございます。仰ってることが大筋理解できました、今までの考え方を修正します。ただ、リン酸、カリの働きについては解らない部分があるので、もう少し勉強したいと思ってます。


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