ニームオイルの効果は?
リオ
【四国】
2009/07/22(水) 19:13:32
今年もバジルや紫蘇の葉が、虫たちにやられる時期がやってきました。
今年はバジルのみに絞り、葉はすでにあちこちやられているのですが、にっくき虫の姿は見えません。
去年は虫との闘いに負けてしまったので、今年はニームオイルを試してみようと思い、今日、50倍に希釈してたっぷりとスプレーしました。
ところで、このオイルは効くのでしょうか?
ご意見を聞かせてください。
今年こそは勝利したいものです。
また、スプレーした葉は、食しても全く問題は無いのでしょうか?
りっこ
【関東】
2009/07/22(水) 19:35:51
ニームオイルは殺虫剤ではありません。忌避効果があるかどうかですね。かなり効果があるものや粗悪品でほとんど効果がないものなどいろいろです。通常、常温では解けませんので(18度以下では固形油のようなもの)乳剤などをいれて希釈しやすいようにしているのがありますがなにがはいっているかわかりません。信頼できる販売店で購入したものは1000倍〜3000倍に希釈して使用します(20度くらいの水温に海草エキスか展着剤をまぜてそこにニームオイルを入れて希釈します)。というのはあまり濃い液を作ると弊害もあり、又効果も問い合わせると「濃い、薄い」であまり変わらないという話でした。50倍で使用するというのは使用説明でそのように書かれていたのでしょうか?
散布後いつから問題なく食べれるかは、そのメーカーに問い合わせることを勧めます。
リオ
2009/07/22(水) 19:56:02
なるほど、さすがりっこさんですね。ありがとうございます。
ニームオイルにもいろいろあるのですか。
私が使用したニームオイルは、サカタのタネで購入したものですから、いちおう信頼しています。
希釈は50倍と書いてあります。商品名は、「天然活力剤 虫除け ニームオイル」(完全無農薬で虫除けに効果的な植物の活力剤)とあります。
「人体、動物、植物、魚介類に無害で、散布時も防具なしで良い…」と書かれていますので、基本的に安全なのだろうと思いましたが、皆さんの意見をお聞きしたいと思いました。
やはり、いつから問題なく食べられるかは、メーカーに問い合わせるほうが良いのでしょうか?
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/07/23(木) 12:14:14
うちでは食べる植物には使用していませんでした。ニーム自体には害虫が拒食状態になり餓死する作用があります。でも一度や二度の散布だけではあまり効果が無いので、うちでは花の蕾が見え出してから花が咲くまでの期間に定期的に何回も散布しました。おかげで例年なら害虫がついて蕾を枯らしていたのが見事に花が咲きそろい、使ってよかったと思いました
ニーム100パーセントのものだと毒性はないようですが、過去に市販のものに殺虫成分が混ぜられていたものもあったそうなので購入するものによっては他の成分が加えられている可能性があって過信は出来ず、私は食用にする植物には使いません。使用方法さえきちんと守れば残留がなくなるとされている安全性が保証されている農薬などとは違い、製造工程から保証されているのではない(おそらく原産地で現地の人が製造したものでしょうから絶対混ぜ物が入っていないとは言い切れない)ので、観賞用の植物になら心配なく使えても口に入れるものに使うというのは安全性が心配です・・・
市販の農薬は使用方法と時期さえ守れば残留は問題ないとされています。私が同じ立場に成った時には私は虫の種類をつきとめて、その虫の行動に対処して退治できる場合はまずそれを試み、それでも無理なら農薬を使用回数を減らして使うと思います。それで完全に虫の害がなくなるとは思っていませんが、少しの害なら虫の食べたところさえ取り除けば食べられますし・・・
過去に害虫防止にコンパニオンプランツを利用したことがあります。それはキャベツ類に青虫を付けさせない為のものですがかなり効き目がありました。ただしこの方法は害虫の正体が解っていないと効き目自体が望めません
あと、害虫防止に土壌もある程度関係があります。窒素が多い土壌(窒素が残留してたり肥料に窒素が多い場合)は特に、葉の性質が軟弱に成りやすく虫を遠ざけるための精油が少なくなるので(バジルやシソの匂いです)余計に虫がつきやすくなります
バジルとシソはハーブですので、ハーブの場合は土さえ良ければ肥料はあまり与えない方が丈夫に育ち虫もつきにくく香りも良くなります
また、水の与えすぎも水太りのひ弱な植物を作る原因となります
萎れない程度の与え方で充分で、その方が香りも風味も強くなります
土については腐葉土や藁などの植物の繊維分が豊富な土であれば肥料は入れずとも締って香りの良い植物が出来ます
牛フン堆肥だけは窒素分が多すぎるので入れない方が良いです。うちでは過去に先代の牛フン堆肥多用による窒素の残留で葉の害虫が何年も大発生し、あまりにひどいのでそこには何も作らず、数年かけてかなり残留窒素を抜きました。現在は虫もほとんど発生しません
完熟腐葉土や稲わら堆肥などを入れると良いのですが、バーク堆肥は繊維分がとても多いですが(木の皮で出来た堆肥)発酵させるため使っている鶏糞の肥料分が野菜には多すぎるかもしれません。自作の生ゴミ堆肥や市販されているミミズの糞で出来た土などは肥料分がほとんどないので入れすぎることがありません
もし土質に心当たりがあれば、そちらの方から改善すれば害虫が減ることもありますよ
リオ
2009/07/23(木) 14:10:00
ばんざいうさぎさん、詳しく教えていただきありがとうございます。
あなたの文章を読みながら反省することがありました。
まず、ニームオイルは食用に使えるものだったかどうか。
次に、土質など他の視点から虫の対策を考えられないか。
そして、種から育てたため間引くのが惜しいと思い、間引きが足らないためにバジルが密生して風通しが悪く、虫の発生を助長していると思われることです。
すぐにできることは密生を解消することなので、さっそくこの後、間引き及び移植をしようと思います。
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