畑の土は堆肥だけではダメですか

[園芸相談センター]の過去ログです

ひよこ 2009/06/23(火) 03:36:27
庭に5m×10m程度の、家庭菜園用畑を作りたいとおもっています。
しらべてみるど、私の住む地域では、園芸用土を大量に購入することが出来ません。
しかし、同じ町内に牛飼いの方がおり、牛糞と草で作った堆肥が安く大量に入手できることがわかりました。
新しく作る畑で、土ず堆肥だけというのは、野菜にとってどうなんでしょうか?
やはり、土粒子も必要でしょうか?

ぶるこ 【甲信越】 2009/06/23(火) 07:48:51
おはようございます。
元々土があるような場所では
腐葉土や堆肥を投入するようにします。
量については水はけが良いのか悪いのかによっても変わってきます。
ただプランター用の土を投入するだけでは水はけが悪くなってしまうこともありますので。
堆肥については牛糞堆肥が手に入れられるようなので
それで充分かと思います。
その場合醗酵済みであることを確認するのをお忘れなく。

ひよこ 2009/06/23(火) 11:44:11
ぷるこさん、ありがとうございます。

説明不足と、書き込みに脱字がありました。

新しく作りたい畑は、土がまったく無い状態です。
庭にレンガを5m×10mで四角に組み、そこに牛糞堆肥のみを入れた畑を作るということです。
今まではプランターで少し楽しんでいただけなので、新しく作りたい畑に入れることのできる土は、20kg程度です。
つまり、土壌成分が牛糞堆肥だけの畑ということです。
そのような土のない畑でも、野菜は普通に育てることができるものでしょうか?

みけぬこ 【関東】 2009/06/23(火) 14:00:06
わが家とまったく同じ状態ですね。
昨年秋に購入した家は庭が砂利で土がありませんでした。
そこで、砂利を掘って捨てて、そこに市販の牛糞堆肥40Lを100袋
入れて農作物を育て初めました。
うまくいったもの
・ほうれん草
・小松菜
失敗したもの
・ジャガイモ(ツルぼけで芋が肥大せず)
・アスパラ(うまく芽が出ない。出ても枯れてくる)
・ナス(病気が入りました)
・トマト(病気が入りました)
・プリンスメロン(病気が入りました)
生育中のもの
・ニラ
・サツマイモ

堆肥だけですと窒素過多でつるぼけしやすいようです。
葉物野菜でしたら大丈夫のようでした。

りっこ 【関東】 2009/06/23(火) 14:01:58
現状がよくわかりません。5mx10m=50uでそこに土がまったく無いとのことですが、そこはなんでしょう。アスファルトですか?それともレンガ敷きなのでしょうか?また、20kg程度の土(培養土)が1袋しか入れられないとはどのような理由ですか?牛糞堆肥を大量にそれのみでの菜園はお勧めしませんね。まず牛を育てるにはそれなりの抗生物質を投入しますし、飼料もなにを利用しているのかわかりません。菜園に適当数量を混ぜて使用する分には土壌改良には非常に効果がありますがそれだけではそのうち雨などでドロドロに成りませんか?又、害虫の住処にもなると思います。

ひよこ 2009/06/23(火) 16:24:58
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みけぬこさん、参考になりました。
私の家の庭も砂利でして、みけぬこさんのしたことは、私のやろうと考えていることそのものです。

りっこさんのご指摘ですが、ホームセンターの培養土を入れるとすると
5m×10m×0.3m(土の深さ)=15m3
15m3×1.9t(土1トンあたりの重量)=28.5t
28.5t×1000(単位あわせ)÷20kg=1425袋
1425袋×200円=28万5千円
となり、私のお小遣いではとてもとても。
でも地元の牛飼いさんの堆肥は、2tトラック一台で3000円なので、これなら安くできると考えたのです。

もう少し勉強と検討をしてみます。
ありがとうございました。

ばんざいうさぎ 2009/06/25(木) 17:31:29
解決済みになっておりますが、ひよこさんご覧になっているでしょうか・・・

我が家の庭にしている元農地の土地がまさに長年牛フン堆肥を酪農家から購入して入れ続けた土地なのですが、普通の土地に戻すまでがかなりの年月と手間がかかったので、牛フン堆肥の大量使用はなさらない方が良いですよ

まず、牛フンの場合植物の繊維が消化されすぎて用を成しません。亜目が降るとドロドロどころかネチャネチャしたものに変わり保水性が良すぎて水はけが悪くなります。窒素分が多すぎて花や実を利用する植物はうまく育たず花が咲かないで葉ばかり茂ります。またその葉は軟弱で農薬を使用しないで栽培しようとすると何年も葉を食べる害虫の大発生に悩まされました
また、牛の飼料に含まれる雑草の種が生えてきてひどくはびこりました。今の牛は外国産の飼料を食べているので見た事のない外国原産の雑草が多く、駆除しないと毎年何倍にも増えていきます
これを改善するにはトウモロコシなどの肥料食いの植物を数年植えなければならないと言われ、花メインの庭にしたかったのですが今は雑草を生えさせては刈って他の痩せている場所に捨て・・・を繰り返し適度に肥料を抜く事にしています。あまりに年数がかかるので、そこは野菜畑に戻し、家から離れている痩せた土地の方を庭にしてしまおうかとも考えています・・・

結論としては牛フン堆肥は元肥や追肥に極少量を使う程度しか使い道はありません。とにかく窒素分が多すぎて、それを大量に入れてしまうと今農地で問題に成っている窒素残留の状態になってしまいます。地下水に高濃度の窒素がまじってしまい、地下水を水源に使っている地域や個人宅で健康被害が問題に成っているそうですから、土地によっては絶対避けなければなりません

簡単なのは造成地の火山灰土やマサ土、川砂質などの質があまり良くない土で良いですからまずベースになる土を大量に入れる事です。そのような土ならトラック1台分でも安く易く入手できます自宅の土が質が良くないのならそれで充分で、それに植物の繊維質があまり分解されていないものを大量に入れていけばよいのです
今の家の前に住んでいた所は川砂が赤く錆びた凄く悪い土でした。何を植えても育ちません。農家の義父に効くと土を肥やしなさいと言われ、たまたまバーク堆肥(木の皮を発酵させたもの)が安く大量に買えたので。最初は花を植える穴を大きめに掘り、その土にバーク堆肥を30パーセント混ぜてその土で花を植えて、秋に枯れたらそこの土を周りに混ぜ込み・・・を3年ほど繰り返したところとても良い土に変わり大きなミミズが沢山住むようになりました。ミミズが住んでくれればあとは腐葉土やコンポスト堆肥などのお金をかけない堆肥を毎年混ぜておけば手間はなく、見違えるほど良い土に成りました。でも急に引越すことになり、本当は土ごと持っていきたいくらいでしたが公営の住宅だったので諦めましたが10年たった今でもそこの土質はとてもよく、私が土壌改良をした事をご存じの近所の方が「今空き家だから、庭の土をもらいたいんだけど出来るかしら?」とうちの家族に聞いてきたそうです。もちろん役場の所有になるから無理でしょう」と答えたそうですが・・・

年数はかかるものの、最初の3年くらいに少しお金をかければ後は落ち葉や刈ったり抜いた雑草、家庭から出る野菜ゴミをコンポスト堆肥にして完熟したのを土に入れることにより、最初からお金を沢山かけて土を入れるのよりも良い土が保てます

まずはベースになる土は水はけ重視で質が悪くて構いません有害な成分が含まれていなければ良いです
その土にとにかく植物の繊維質を入れていきます。これにより保水性・保肥性が付き微生物のすみかが出来ますバークたい肥は繊維質と微生物がいっぺんに補給できる優れ物です。馬糞堆肥や稲わら堆肥・完熟腐葉土も同じく使えます
堆肥にミミズがいなければ近くから採ってきて放すと良いです。私は熟成中のコンポスト容器に数匹入れておきます。釣り道具屋で売っているミミズが地元で採っているものならそこから購入して放すのも手ですが、余所から取っているものや養殖物は地元の生態系を乱すので使わない方が良いです

ばんざいうさぎ 【北海道】 2009/06/25(木) 17:50:46
途中で送信されてしまったので、続きです

とにかく土作りにはミミズが大事でミミズが植物の繊維質を食べ良質な良い土に変えてくれます。堆肥によってミミズや微小昆虫・バクテリアなどの微生物が補給され、それらがミミズの糞を細かくして植物の根が養分を吸収しやすくしてくれます。その時に必要なミネラル分も含まれています
刈ったり抜いた雑草は害虫や病気や種が付いていなければほとんどが堆肥に出来ますので畑の隅に積んで置いて時々混ぜておくかコンポスト堆肥の容器にいれていくと良いです。その時にEM菌などのぼかしや堆肥促進剤を混ぜると早く完熟します
未熟なものは匂いや害虫の発生を招くので、入れるものは野菜ゴミでも雑草でも一度乾かし、そこらの土や鉢の古土などを混ぜできるだけ水分は抜いて入れて、時々かき混ぜて容器がいっぱいに成ったら寝かせれば完熟に成りますビニールを上に被せ時々土を切り戻すとなお良いです。不快なにおいのない土の香りに成っていてミミズが沢山いれば完熟した良い堆肥の出来上がりで、コンポスト堆肥なら入れすぎても何の害もありません

牛フンは元肥・追肥に少量使うにとどめ、畑にしたい場所の土に初年からバーク堆肥など植物繊維の多い堆肥を植え付け周りだけで良いので入れ、かき混ぜるを3年ほど続け、その間に自家製の堆肥を作っておけば3年以降は堆肥を買うこともなく良い土が保て、おまけに生ゴミも減って一石二鳥です
園芸書の土や堆肥や肥料について書かれた本を本屋や図書館で数冊読み、一番判りやすいものを一冊、本屋で取り寄せてもらってお手元に置き読みながら土づくりをすると良いですよ。特に団粒構造やミネラルの働き、微生物や微小昆虫やミミズの働きなども書かれているものがあればぜひご一読下さいね

ひよこ 2009/06/27(土) 08:44:26
ばんざいうさぎさん、ありがとうございます。
大変参考になりました。
はじめから良い土を入れるのではなく、土を作っていくということは考えつかなかったです。
質のよくない山土なら、私の地域でも安価に入手できそうですので、その方向で考えてみます。
堆肥の勉強もしてみます。
ありがとうございました。


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