長いも

[園芸相談センター]の過去ログです

あんこ 【東海】 2008/12/08(月) 15:00:38
長いもは、連作してもいいのでしょうか

ばんざいうさぎ 2008/12/10(水) 18:25:29
長芋に限らず、大抵の野菜(植物)は連作しない方が次の年の野菜にも土にとっても良いのです

私の伯父が長芋を長年栽培していましたが、必ず毎年場所を変えて最低でも3年は輪作してから植えていましたよ。野菜は同じ科での連作は嫌います。例えば今年トマトを植えて来年はナスというように別の種類でも同じ科が続くと連作障害が出やすく、2年目は野菜に目に見えて障害がなくても土にはすでに悪影響が出てきていて3年目以降は大抵病害虫の被害が出てまともなものが収穫できなくなりますし、その後の土自体の地力も失われ痩せてしまいます
それを避けるため、毎年堆肥を入れなおかつ毎年違う科の野菜を植えて必要な肥料を補い育て、4年くらいのサイクルで輪作します
マメ科で土に窒素を補給し、次の年はアブラナ科の小松菜、次の年は余分な窒素を抜くのにイネ科のトウモロコシ(凄く肥料が好きです)、その次はリン酸多めの肥料を足してナス科のトマトと言うように・・・

どうしてもその場所しか使えない場合は、深さ1メートルくらいの深さまでの植えていた場所と周囲の土の総とっかえの手間がいるでしょう・・・。重機が必要でしょうからその手間ヒマ費用は広ければ広いほど大変になりますね

連作がいけないというのは、必要な肥料分が地中に足りなくなっているだけではありません。植物が自ら排出する物質の蓄積などで土の成分や微生物の種類によっての数などが変化しているので土の性質のバランスが崩れていて、そこに同じ科のものを植えてしまうと余計バランスが悪化してしまいます。植物によって排出する不要物質や特定の微生物の種類や数の変化は違い、数年間違うものを植えているうちにその特定の物質は分解されて消滅し微生物の数も回復してくるのです。ですので新しい土や堆肥を足すのではなく、バランスの悪くなった土の総とっかえがてっとり早い方法なのですが、おそらく無理でしょう・・・
植物によっては一度植えると、次は10年後にしか植えられないくらい土の成分や微生物に対しての反応がデリケートなものもあるくらいです

ですので、土が痩せても良いなら次の年までは育てられるかもしれない(ただし病害虫の発生は覚悟する)できれば毎年堆肥を入れ違う科の野菜を植えていき、4年目以降にまた長芋を植えるのがいいでしょうね

裏ワザ的なもので、支柱を立ててトタン板を2枚立て、その間に土を1メートルほどの高さに盛って栽培するというのもあるにはあります。それだと、収穫後に使った土を全部いったん別の場所に置き、新しい土を盛り直せば同じ場所で育てられます。でも規模が大きく、蔓の為の支柱やネットを立てると凄い高さになりますし、面倒で網を外すにも危険が伴い、そこまで大がかりなのは素人では難しいでしょう・・・

あんこ 2008/12/14(日) 16:51:51
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ありがとうございました。
参考にさせてもらいます。


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