カミキリムシ被害を受けたデラウェア

[園芸相談センター]の過去ログです

ゆき 【近畿】 2008/07/31(木) 08:12:58
鉢植えのデラウェアを今年地植えにしたらたくさんの花が咲き、ネット記載などを参考に、摘果やジベレリン処理もうまくいったと喜んでおりました。
ところが、実も大きくなり後は色づくのを待つばかりと楽しみにしておりましたら、最近になって実がしわしわになって、そのうち、葉や枝も枯れてきました。よく見ますと、所々に木屑のようなものがついていたことと、側のムクゲの木にカミキリムシがとまっていたこともあり、カミキリムシの幼虫であるテッポウ虫が枝の中にいたのだなと思っています。穴はあまりにも小さく、確認できません。
まだ、大丈夫な小枝が2本ありますので、今は、薬剤などを使いたくありません。

お聞きしたいことは、
@剪定時期でない今、枯れた枝は切ってしまってよいでしょうか?
A薬剤散布以外に今、すべきことはありますか?
B来年のために、いつ、どのようなことをすればよいでしょうか?

よろしくお願いいたします。

cat 2008/07/31(木) 11:42:44
今も中に幼虫がいる可能性があるので、加害された枝は切って除去したほうがよいでしょう。

参考

http://www.pref.nara.jp/nogyos/nousou/byoucyugai/budou-i/budou-i.html

ゆき 【近畿】 2008/08/01(金) 15:57:34
catさん、ありがとうございます。
ブドウって、結構つく害虫が多いのですね。鉢植えにしていた時には何もつかなかったのですが・・・
とりあえず、加害された枝は今切ってよいのですね。
その後の処置や、来年健康な実を収穫するための工夫など、もう少し詳しく教えていただけるとありがたいです。

Buntas granpa 2008/08/02(土) 19:52:09
木屑のところに直径2mm程度の穴があります。そこへ私はアリキンチョ−ルまたはキンチョールのコックローチ(これはノズルが太い)のノズルを差込に薬液を注入します。これで大体虫は死ぬが太い木で幼虫も数センチぐらいになると又元気を回復してしまいます。したがって数日後又木屑が出ていないか確認する必要があります。薬液注入に際しては穴から薬液が逆噴射するので、ゴム手袋をして作業をすることをお勧めします。この薬で木が枯れることはありません。ぶどうに対する薬液の
影響は、気になさるなら今年は食べることは諦めたら如何ですか?
食害された枝は虫のいるところを確実に切る必要があります。切口を見ながら害を受けた場所の元のほうに気をつけて虫を残さないようにします。枯れ始めた枝は助かりません。

Buntas granpa 2008/08/02(土) 20:16:33
追記です。ぶどうがなり始め喜んでいると前年入り込んでいた虫が傷口を食い広げ枝を枯らせます。木を切って調べると5mm程度の弱弱しい虫がいて、その穴は前年すでに別の虫(と思われる)が食害しそれに気がつかなくて剪定のときに残してしまったものです。傷口は古くその上にこの小さい虫が食い進みついに枝を枯らせてしまいます。
正しい方法はいずれレスがあるでしょうが私は五月以降つきに一度ぐらいスミチオン(1000倍)を噴霧しています。これで新しく食われる
ことはなさそうですが、去年の古傷の中の虫は死にません。この程度の虫では木屑も出なくて枝が枯れてからあるいは重さで枝が折れ曲がって
初めて食害を受けたことに気がつきます。

pinetree 2008/08/04(月) 00:34:03
 Buntas granpaさんは知らずに書き込まれておいでだとは思いますが,アリキンチョールやコックローチなどは農薬ではありません。
 このような家庭用殺虫剤など,登録農薬以外の薬剤を園芸用作物に使用するのは,農薬取締法上禁止されているようです。特に,食用作物への使用は,罰則規定もあるようです。
 お気を付けください。

pinetree 【九州】 2008/08/04(月) 19:58:55
 落葉は門外漢ですが,お求めの答えを書かずに文句だけ言っているのも何ですので

 ブドウの幹を食害する害虫は,ブドウトラカミキリ,ブドウスカシバ,コウモリガなどが居ます。
 うち,ブドウトラカミキリは,九州南部では8月下旬から9月上旬に成虫発生が多いとされており,脱出口はかなり大きく目立ちます。そちらと発生時期は異なるとは思いますが,見かけたカミキリがブドウトラカミキリである可能性は低いように思えます。
http://www.epcc.pref.osaka.jp/afr/zukan/kanri/kanri.htm
には「糞は外に排出しない」ともありますので,他の二種の可能性もあります。
 以下のHPなども含め,糞の様子などからご確認ください。
http://www.pref.nara.jp/nogyos/nousou/byoucyugai/index-byougaicyu.htm

多少解りづらいでしょうが,防除薬剤は以下の大まかには以下のHPなどでご確認ください。
http://www.jppn.ne.jp/tokyo/New_Folder/yosatu/08mokuji.htm

 被害部位を,先の方から輪切りにしながら切り取っていけば,枯死の境界付近に虫か脱出口が見つかるはずです。

 育てて居るのが一鉢だけなら,発生初期に捕殺するのが一番です。
 ブドウトラカミキリなら,夏から秋にかけて枝の基部付近に産卵し,幼虫が越冬します。越冬部位は表皮が黒変するとありますので,探して千枚通しなどで刺殺します。
 ブドウスカシバは,5〜6月に産卵し,葉柄基部や新梢に産卵します。幼虫は新梢を食べますので,早めに見つけて刺殺します。せん定枝や被害枝は,ゴミに出してください。
 コウモリガは,幼虫が雑草を食べて成長し,6〜9月にかけて主枝や幹を食害します。周囲の除草を行い,敷きワラなどは株もとから離すことです。被害は地きわに多いため,注意して刺殺します。

 ま,いろいろ書きましたが,要は,早めに見つけて千枚通しで刺殺,と言うところでしょうか。

ゆき 【近畿】 2008/08/05(火) 21:21:22
[[解決]]
詳しく教えていただきありがとうございました。
とりあえず、枯れた枝は切って捨てました。
切った枝からは何も出てきませんでした。
木屑と思っていたのは糞だったのかもしれません。被害を受けたのは、基部ではなかったことからも、おっしゃるとおりブドウトラカミキリではなかったのでしょう。まだ、中に虫がいるのか、卵を産みつけられているのか、よくわかりません。
今残っている実が色づき、収穫する事ができたら、早速、さらなる点検・防除したいと思います。虫によって使う薬品が違うのも厄介で、ブドウ作りの大変さが身にしみましたが、収穫時の楽しみはひとしおですのでがんばりたいと思います。
ありがとうございました。

pinetree 【九州】 2008/08/06(水) 00:46:25
 すでに解決ずみですが

>まだ、中に虫がいるのか、卵を産みつけられているのか、よくわかりません。
に関しては,枯れた枝を断層画像のように輪切りにしてゆけば,前述のような食入する害虫であれば,枝の内部に穴が開いていたり,糞が詰まっていたりいるので,それをたどれば虫の本体もしくは脱出口に行き当たります。また,卵の段階であれば,枯れるような被害は生じにくいと思います。
 もし,虫の食入被害が無く枯れていたのであれば,虫ではなく他の病害などの可能性もあると考えます。

 原因が一度わかってしまうと,次に同じ状態になった時に,早く見つけられるようになり,手遅れにならない対処も可能になります。
 すでに枝を処分されておいででしょうが,「枯れてしまって残念」で終わるのではなく,自分なりの勉強の材料に使えたら,あなたのブドウ栽培の腕が上がりますよ。

 農薬は参考までにお教えしただけですが,使わずに済むに超した事はありません。
 家庭菜園の2〜3本のブドウで,トラカミキリなどなら,早く見つけて対処すれば,農薬は使わなくても被害は軽くて済みます。
>さらなる点検
とお書きですが,多分,これが一番大事な事で,今回の事を踏み台にしてステップアップしてください。

 きっと来年は,今年以上の収穫が待っているはずです。


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