暖地桜桃の新枝が枯れる

[園芸相談センター]の過去ログです

ガーデナ 【関東】 2008/04/24(木) 18:00:48
暖地桜桃の新枝の1〜2割が枯れて灰色のカビが発生しております。結実しているので薬剤散布は行わず枯れた枝を取り除いております。発芽前に石灰硫黄合剤を散布したのですが予防できませんでした。有効な予防方法はないでしょうか?

cactus 2008/04/30(水) 16:23:53
もしかしたら灰星病か灰色カビ病かも知れません。いずれにしても糸状
菌と言う菌が原因ですから、感染した葉を取り除かれているのは正しい
判断と思います。
結実しているので薬剤散布は行われていないようですが、糸状菌と言う
菌は感染をしますから葉を取り除いただけでは完治しません。
取り除かれた葉は、どうされていますか。放置は厳禁です。

灰色カビ病の場合は、発病初期にトップジンⅯ、ベンレート、オーソサ
イド、ロプラールなどの殺菌剤を1週間置きに2〜3回ほど散布をしま
す。発病した葉を取り除いたら、根元などに放置しないで胞子が飛ばな
いように袋に入れ、口を固く縛って密封します。
灰星病の場合は、収穫する1か月前までにダニコール1000、オーソ
サイトなどを1週間置きに2〜3回ほど散布をします。発病をした枝は
分かると思いますから、その枝に紐などで印をつけて、落葉期に剪定を
行う時に印を付けた枝は切り取ってしまいます。切り取った枝等は放置
しないで、灰色カビ病の時と同じように処分をします。

石灰硫黄合剤は、何を目的に散布をされたのでしょうか。石灰硫黄合剤
は万能薬ではありませんから、目的以外で使用されると樹木に対し被害
が出る恐れもあります。また絶対に散布しなければいけないと言う事は
ありませんから、目的に応じて使用された方が無難です。

薬剤は使用方法と使用用量さえ守れば問題はなく、食する物でも時期を
守れば食する事に問題はありません。
糸状菌は恐ろしく厄介な病気ですから、適切な方法で確実に処置した方
がいいですね。

ガーデナ 【関東】 2008/04/30(水) 22:00:31
[[解決]]
cactusさん 詳細な情報を有り難うございます。枯れた枝を取り除いているうちに発症が収まってきたようです。枯れ枝の処理ですが放置しておりませんのでご安心下さい。
なお石灰硫黄合剤は早春の縮葉病やアブラ虫による重症化防止のために使用しております。過去に枯れ込むほどの被害を経験し、それ以来梅、桜桃、桃などには標準作業として実施しております。
新枝の枯れ込み予防はできませんでしたが、枯れ込みがおさまったのでとりあえず様子を静観する事に致します。有り難うございました。


[園芸相談センター]の過去ログです

野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター園芸相談センター