シュンギクとノースポール
隠居
【九州】
2008/01/06(日) 12:14:17
庭の畑にシュンギクを植えています(種まき)。この畑の近くには、ノースポールを植えていたので、こぼれ種から、不定期にノースポールが生えて、シュンギクと混在することがあります。大きくなったら、シュンギクとノースポールの識別は容易ですが、数枚葉の時には、かなり苦労します。現在、数枚葉のシュンギクが密生して、間引きをしようと思っている段階です。 次の2点を教えてください。
(1)シュンギクとノースポールを簡単に識別する方法
(2)間引きした菜を食べようと思っています。仮に、間違えてノースポールを食した場合、その毒性は?
たちつ
【近畿】
2008/01/06(日) 20:27:54
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基本的に、野菜・果物売り場にないものは食べるなょぉ〜。(^_^;)
確信のあるもの以外は、食べない・食べてみようなど考えない。
好奇心は、事故の元。一度は大丈夫であっても、そのうちに、事故を引き起こす。
経済的にも、農産物は、割高感がある・調理面にしても、味を引き立てたり、迎えたり、魚や肉・調味料等も必要と面倒。と調理技術やコストも高くつく。しかし、ありふれたものを食べたほうが、医者代より安いものです。
販売されていない理由。(生産数が希薄・流行遅れ・癖が有り過ぎる・採算が合わない・保存期間が短いなどの理由を除く。)
1)一般的には、おいしくない。(珍味を除く、個性的な味や香りがする。)
2)事前処理が必要ですが、その知識・処理方法・必要理由等が総合的に伝授されていない。(実際に手取り足取りと親や祖父母など経験者について、手伝いながら体験しないと判らないものです。)
植物の食べ方(調理方法)は、地方各地の歴史・文化として、言い伝えられた方法が、もっとも美味しく安全な食べ方です。・・・体験的な知恵。
植物毒は、どのような植物にもある。学術的な知識として、特に最近は、情報が氾濫し、便利になったので、表現だけが、誇張専攻している。植物毒以外に、寄生昆虫やその排出物・ばい菌などやその生成物にも、毒がある。毒とは、人体に悪影響を及ぼす性質態の意味。
更に、食する人自身の体調や体質にもよる。とにもかく、毒性成分だけ(化学名)が誇張されている。書いている本人も良くわかっていない。
(例えば、食塩をナトリユウムと塩素に分解すれば、それぞれ超有毒成分ですが、塩化ナトリュウムは、適度に必要な成分で、適度摂取なら無害。このようなもの。)
特に、サラダなど生食する場合には、要注意。
比較的、鳥や家畜が食べるものは、安全なものが多い。(美味しいか不味いかや、樹液によるかぶれなどは別。)
解毒処理。
加熱分解。漬けもの分解(塩・酢・アルコール・醗酵ほか)。水晒し・中和あく抜き。等がある。
さて、本論Qについてですが。
1) 識別は、体験的に区別しないと仕方がない。特に、モヤシ時期は区別しにくい。ある程度大きくなれば、植物それぞれの特徴が出てきます。葉の形状・色・厚み・成長過程等。・・・実は文章による表現が難しい。
2)ノースポールの毒性・食味ほか
食味(生食)・・・歯切れは良い(シャキシャキ感はある。)、舌触りも悪くは無い。(イガイガ感も無い。) 口の中の風味は、やや薬品臭い。味は淡白(苦味も渋みもない。甘みも無い・青臭さもない)
毒性は、無いように思う。・・・・早速体験したところ、(大きそうな若葉3枚食する)、いまだに、症状が無いところを見ればの話です。
来作の対策。 新たに種を買って、筋蒔きし、モヤシの生え具合(分布状態)で、多い種類を残し、それ以外は引き抜く。等完全に、野菜とそれ以外を区別する。とか、区別しやすい野菜を植えることです。
雑草は別にして(撲滅はムリ)、草花(撲滅は簡単)と野菜(毎日の観察保護が必要。野菜は、人為的に奇形去勢されたもので、保護なくして育たない。)は、植える場所を完全に分ける。
未練や両刀栽培は、なくすこと。
このように、考えます。
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りっこ
【関東】
2008/01/06(日) 20:43:37
おそらく見分けは難しいと思います。春菊も品種改良でいろいろな種類があり葉も若干違います。又、ノースポールもキク科ですから同じ様な葉の形状かもしれません。大きくなれば別ですが...ノースポールは中国では食用で欧州では観賞用ときいたことがありますので美味しいかどうかは別として食べても問題ないと思います。野菜で注意が必要なのはモロヘイヤです。これは茎に猛毒が含まれていますので葉しかたべられません。間違って茎ごと馬が食べて死んだこともありますので家庭菜園では植えないほうが無難です。菊の花も食用菊以外食べないようにありますが、女房は野菊であろうが庭に生えてくる菊の花をつんではおひたしにして平気で食べていますよ。
タネツギ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2008/01/07(月) 18:43:07
先ほどから比較観察して、次に載せました。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/chrysanthemum/chrysanthemum.htm
葉の反りが反対である点が、大きな違いに見えました。皆様のは、いかがでしょうか。
なお、モロヘイヤの毒性は、果実(若い莢を含む)にあるのかと思っていましたが、完熟種子にあるようです。専用食用菊のよさは、アク(苦味)の少なさにあり、菊なら、食べられないものはないと、理解しています。
みっちー
【関東】
2008/01/08(火) 08:16:24
ノースポールは食べても問題ありませんよ
以前、大きくなりすぎて(花苗として)出荷できなくなったノースポールをおひたしにして食べたことがあります
香りのない春菊って感じで、美味しいものではありませんでしたが
隠居
【九州】
2008/01/09(水) 14:54:53
たくさんのご教示をいただきまして、ありがとうございます。
毒味(?)実験までしていただいて、恐縮です。
スノーポールは、毒性はないだろう、とのことで安心しました。
シュンギクとスノーポールが混在していると思われる(?)若芽を間引いて、七草がゆの具にしましたが、老夫婦ともいまのところ異状なしです。
シュンギクとスノーポールの見分け方については、タネツギさんのご報告がたいへん参考になりました。私の畑に蒔いたのは、中葉しゅんぎくです。スノーポールは、数年前にホームセンターで入手した苗がルーツで、以来のこぼれ種育ちです。品種ははっきりしていません。両者の形状は、タネツギさんの観察結果と合致します。
葉序が異なるような気がします。シュンギクは対生で、一節に2枚の葉が、スノーポールは互生で、1枚づつ互い違いについています。ただし、スノーポールのばあいには、節と節の間が短くて、対生にも見える不規則なところもありませす。対生と互生の混合のようでもあります。
ただ1例の観察結果ですので、普遍的であるかどうかはわかりません。コメントをいただければ、ありがたい。
隠居
【九州】
2008/01/09(水) 17:02:41
前記事で、スノーポールはノースポールの間違いです。訂正。
タネツギ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2008/01/12(土) 12:01:51
葉序についての観察報告、ありがとうございます。もう少し伸びてきてから再度観察してHPに書き加えたいと思います。
☆YuukisaikaTanetsugi☆Suginami*TOKYO☆
隠居
【九州】
2008/01/27(日) 17:09:29
[[解決]]
シュンギクの葉序は対生である、と1月9日に書きました。数枚葉までは対生のみでしたが、その後生長するにつれて、対生と互生の混成になってきました。我が家のなべ料理に供されているシュンギク(スーパーで買ったもの)をみても、混成です。 葉序によるシュンギクとノースポールの見分けは難しそうです。 訂正してお詫び申し上げます。
いろいろありがとうございました。
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