野菜の育て方についての疑問
鋪囲ン
2007/08/04(土) 17:35:42
野菜についてネットでいろいろ検索していたら農薬はもちろん肥料も全く使わないで育てた野菜は健康的という考え方をしている人に出会いました。実際に育てた野菜やお米の通販もしているようです。山菜と同じと考えれば出来ないこともないような気がしますが、小学生の頃からチッソ燐酸カリが肥料の3要素と教えられ、畑には肥料を入れて作物を育てるものと信じてきた者にとっては野菜作りをどう考えたらいいか分からなくなりつつあります。お考えをお聞かせください。
oo
2007/08/04(土) 19:36:22
<肥料も全く使わないで育てた野菜は健康的
人も飯食わなければ死ぬ、植物も光合成が出来るとは言え肥料分がなければ貧弱、病弱、それ食って健康的か?
後進国の焼き畑農業、土に栄養分が無くなれば次々に焼いていき砂漠化してしまう、 これ健康的?
x
2007/08/04(土) 19:56:18
肥料なしでも出来ないことはないでしょう、森の木々達は肥料なしでも大丈夫ですし。肥料がない場合やはり光合成とかでなんとかなっているのでは?
私は肥料・農薬を使っています、その方が楽ですしね、肥料なしでやってみたこともありますが、貧弱です、楽したかったら肥料を使う。収穫量を増やしたったら使う。それでよいのでは?
それに生産者が全員、肥料、農薬なしで野菜を作り始めたら足りなくなる と思います。人それぞれのこだわりですので、肥料なし農薬なし、と事には文句はありません。
ハシモト
2007/08/04(土) 20:20:59
色々な考え方はあるかと思いますので、「良い」「悪い」は分かりませんが、
「改良」された品種は、やはりきちんと
必要とされる肥料をあげてあげた方が、健康に育つと思います。(植物が)
農薬は、植物が健康であれば、抵抗力があるので使用しなくても大丈夫。
でも、ある程度の規模で、同じ植物を同じところで栽培していると
「害虫」「病気」をよびこみやすい環境になります。
肥料も同じ。同じ植物を栽培すると、ある特別の要素が不足します。
その方は、肥料を全く使わないと書かれていますか?
「有機肥料」・・堆肥や米ぬか、鶏糞、牛糞などで不足している土壌の
要素を補充されているのではないでしょうか?
植物を栽培している経験で言いますと、
トマトやピーマンなど、肥料分が不足すると、確実に色も悪くなり
収量も育ちが悪くなります。
人が「改良」した品種で美味しい野菜をつくるには、
それなりの栄養素は必要なのだというのが、私の実感ではあります。
ハシモト
2007/08/04(土) 20:22:28
↑
ある特別の要素>ある特定の要素
でした
RED
[URL:http://members.jcom.home.ne.jp/takanuma/index.htm]
2007/08/04(土) 20:49:41
植物は肥料分が存在しなければ、生存することはできません。
たとえば窒素やマグネシウムは葉緑体の構成物質なので、これがまったく無ければ、光合成をすることができなくなります。
が、施肥に関しては、作物によって無肥や減肥に強いものがあり、そういった作物は無肥料でも案外栽培できるようです。
この場合の無肥料とは、別段植物が肥料分無しで育つというわけではなく、施肥以外の部分で供給されるという意味で、米などはその傾向が強いとされています。
米の場合大量に供給される水に含まれる肥料分や、流入する泥、藍藻類による空中窒素の固定と供給、土壌に含まれるリンの還元などによる供給といったものが案外多く、NPKの施肥量を0にしても、7割程度の収量があることが農業試験場の行った実験によって確認されています。
なので、無肥で育てた米を販売している自体は、それほど不思議ではありません。もちろんこの傾向は作物によって差があり、麦などは無肥での栽培は商業生産が不可能なほど減収してしまうそうです。
無肥で育てた野菜が健康的かどうかは??ですね。
肥料は過剰でも過小でも植物自体は健康でなくなるでしょう。
しかしこれは科学的な話ではなく、精神論だと思うので、鋪囲ンさんがどう考えるかではないでしょうか。
あ、自然界の植物は、肥料の循環が行われていますので、人が作物を奪い去っていく畑と比較しても意味がありません。とはいえ、自然界も肥料がありあまっているわけではないようで、特に熱帯雨林では文字通り生死を賭けた肥料の奪い合いが行われているそうです。
シンチャン
【関東】
2007/08/04(土) 21:00:00
要は自然と共生するという気持ちでやればよいのではないかと思っています。 確かに農薬・化学肥料をしないで栽培することは、自然にやさしいです。 できれば、こういう環境で栽培したいと思っている一人です。 今は、仕事の合間に畑をやっていまして、畑にかける時間が限られています。 どうしても、農薬・化学肥料に頼らざるをえません。 ただ、できるだけ自然にやさしい環境で栽培したいので、減農薬・減化学肥料にしています。
ですから、菜っ葉類は虫に食べられて穴が開いています。
キュウリは、ウドンコ病になり寿命が短いです。 元肥には、家庭の野菜くず・抜いた草。落ち葉・ぬか・鶏糞を半年以上寝かしたもの使っています。
ながながと書きましたが、要は自然と共生するという気持ちでやればよいのではないかと思っています。
シンチャン
【関東】
2007/08/04(土) 21:02:25
次の文書がだぶってしましました。 失礼しました。
ながながと書きましたが、要は自然と共生するという気持ちでやればよいのではないかと思っています
園芸侍
【関東】
[URL:http://plaza.rakuten.co.jp/engeisamurai/]
2007/08/04(土) 21:43:14
無肥料栽培のことですね。
http://www.h3.dion.ne.jp/~muhi/kantan.htm
賛否両論あるかと思いますが(否の方が多いでしょうけど)、
試してみないことには分かりませんので、
私は借りている畑の一部で今年の春から無肥料栽培の実験をしています。
あと、それ以外の場所も肥料を減らすようにしています。
議論するよりもまず自分の目で確かめてみることも大切かと思います。
ただし、結果が出るまでかなりの年月がかかるかと思いますけどね。
ほかに、不耕起栽培と言うのがありますが、
トウモロコシでこれを実験したら、
根張りが良くなって台風が来ても倒れませんでした。
何事もまず試してみるのも良いのでは?
園芸侍
【関東】
[URL:http://plaza.rakuten.co.jp/engeisamurai/]
2007/08/04(土) 22:18:17
ooさんへ。
>後進国の焼き畑農業、土に栄養分が無くなれば次々に焼いていき砂漠化してしまう、 これ健康的?
奈良の若草山や山口の秋吉台は山焼きが恒例行事となっていますが、
これって不健康でしょうか?
毎年行われているのに砂漠化したという話は聞いたことがありませんけど。
oo
2007/08/05(日) 04:11:47
園芸侍さんへ
<奈良の若草山や山口の秋吉台は山焼きが恒例行事となっていますが、
これって不健康でしょうか?
毎年行われているのに砂漠化したという話は聞いたことがありませんけど
日本の野焼きは食物生産目的で開墾しているわけではない
固定化された畑を技術、や肥料投入などにより生産効率を上げることと
無肥料ゆえ焼いて開墾土壌に養分がなくなればまた焼いて開墾を繰り返し砂漠化、地球温暖化の一因にもなっていることと比較すべきことではない。
ハシモト
2007/08/05(日) 10:11:05
山での焼畑栽培=無肥料
というのは、少し飛躍しすぎな感じがします。
先日NHKでマヤ、アステカ、インカ文明の特集をしていたのですが、
ジャングルの民は、毎年焼畑をする場所をかえて
土地が荒廃するのを防いでいたといいます。
その後、巨大国家ができ、人口が増えすぎて、同じところで栽培せざるを得なくなり、
その結果土地が荒廃し、食料をめぐって戦争もおきたという歴史もあるようです。
現代の、末裔と言われる人たちも、その教えを守って、毎年違うところで
トウモロコシの栽培を行っていると言っていました。
日本でも、定期的に場所をかえて焼畑栽培をしている例を聞いた事があります。
森は、多くの草木の落ち葉などが腐って腐葉土と化し、
栄養分を常に補充しています。
ブラジルなどでは、森の中にコーヒーを植える事で、肥料や農薬を
用いない生産方法を目指しているところもあります。
これは、生態系の中に組み込む方法ですね。
収量は落ちたけれど、コスト面は逆に改善された、とその例では言っていました。
生態系の中に組み込まれる仕組みであれば、特に肥料はいらない
と思いますが、一般的な作物を区切られた畑で栽培するには、
何かしらの肥料分は必要だと思います。
野鴨
2007/08/05(日) 10:18:49
いきなり肥料を減らして(あるいは無肥料で栽培して)、野菜が採れたからと言って、それを無肥料栽培と直結していいかって、難しいですよね。
無肥料栽培の定義ってなんなんでしょうか?
堆肥などの、窒素分を含む有機物を投入した場合、
すべての窒素が分解、消費されるまで20年くらいかかると聞いたことがあります。
今年使う分の窒素はどこから流れてくるのかしら・・・??
地力窒素が多分にある場合、それを吸収(消費)しながら野菜は育つでしょうから、一応収穫はできますよね。でも、今までの貯金を崩しながらの生産活動ですから、「健康」といえるのかしら?
ちょっと疑問です。
ところで、焼き畑について、私からも一言。
結構最近まで、日本でも焼き畑していましたよね。
今はかなり廃れてしまった文化ですが、
私の地元でも、焼き畑によって成立した文化・植物種が残っています。
(実験的に、焼き畑を再現したこともあったような・・・)
環境問題と焼き畑については、焼き畑自体が問題なのではなく、
焼き畑のスパンが短くなり、土地の原状回復が追いつかないことが問題になっているのではないかと思うのです。
タネツリ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2007/08/05(日) 18:42:19
>肥料も全く使わないで
この表現には、幅があります。肥料分をまったく施さない、というわけではない場合が多かろうと思います。
当方では、肥料として販売されている物は、まったく使っていません。次に詳しく載せました。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsgindx.htm
タネツリ
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2007/08/05(日) 18:46:55
>肥料として販売されている物は、まったく使っていません。
次のように補わせてください。
肥料として販売されている物は、育苗時以外は野菜には、まったく使っていません。
無農薬派
2007/08/05(日) 19:48:17
野菜といってもいろいろあります。大豆など空中窒素を取り込める豆類は
荒地でもよく育ちますがその他多くの野菜は荒地ではうまく育ちません。
しかも豆類は窒素を土中に固定化してくれるらしく荒地でも豆類の後なら
どんな野菜も比較的よく育ったりします。このような輪作をすればたとえ
施肥をしなくても家庭菜園としては十分に楽しめます。また水持ちの良い
土地は保肥性にも優れており降雨によって得られる養分などもしっり保持
してくれます。個々の野菜の性質を知りそれぞれに最適な環境を用意する
ことで成り立つのが無肥料無農薬栽培だと思います。肥料たっぷりの野菜
などフォアグラや霜降り牛を食べているようなものです。おいしいですが
体にいいかどうかは疑問です。
バンビのパパ
2007/08/05(日) 21:22:34
肥料も全く使わないで育てた野菜は健康的
布施肥無しで植物は育ちますが肥料無しで育つと言う事自体、誤解を招く。
ただし地球(地球に植物が生まれたのは結構早かったと記憶している)10億年以上の遺産が在っての事。
私の持論自分の食べる分の野菜を無農薬で作る事はいと簡単、家族の分も簡単、親戚の分を作ると苦労、友人の分を作ると大変、ましてや他人の分を作ると市価の10倍貰わないと嫌だ(現状では不可能)これが無農薬野菜作り15年の回答と考えています。
http://www.siretoko.com/mame.htm
このサイトの畑(写真)、無農薬野菜作り15年の経験から言ってありえない!サイト自体商売っ気が見え過ぎ。
誰か見学に行ってレポートしておくれ。
RED
[URL:http://members.jcom.home.ne.jp/takanuma/index.htm]
2007/08/05(日) 22:49:48
この方のレポートは参考になるかもしれません。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/kondotk/agri/agrjinen.html
マナー
2007/08/05(日) 23:11:46
バンビのパパさんへ
「個人または特定の企業・団体を誹謗中傷するような発言」
マナーの所に書いてあります。あなたは軽はずみに発言したかも知れませんが、証拠もなしに、ありえないと決め付けるのはよくないことではないでしょうか?
偉そうなことを言い申し訳ない
RED
[URL:http://members.jcom.home.ne.jp/takanuma/index.htm]
2007/08/05(日) 23:27:34
あ、上記参考URLは、自然農法についての実践レポートです。
中立的な視点で書かれており、参考になります。
スレ主さんも、ご一読してみてはいかがでしょう。
たちつ
【近畿】
2007/08/06(月) 00:25:28
・
前レスは、読み込んでいないですから、重複するかもしれません。
一般的世論は、無機化学肥料が健康に悪いとか、まずい野菜しかできないと言うのが、世間の常識ですが、私個人としては、これは間違いだと思っています。(完全に無害と思うし、免疫解毒能力もある。まずいものしかできないという事にも、誤解がある)
まず、無機化学肥料ですから、硝酸・硫酸・塩酸と窒素・燐酸・カリの化合物ですから、健康に悪くはない。只、これらの化学肥料は、根から吸収されやすいように作られていますから、化学肥料だけでは、3栄養素のみの水太りになってしまいますから、不十分です。やはり、微量栄養素やその他の未解明な栄養素もバランスよく吸収させないと、微妙な風味がでません。コクが有りません。淡白な味になる。水臭い野菜となる。
やはり、微量栄養素などは、自然物を分解して吸収させなければならない。有機肥料も必要。
更に、化学肥料だけでは、微生物もすみにくくなり、肥沃性(ふかふかな土)が次第に無くなり、又、分解残留化学成分により、徐々に土がやせる・悪くなる。結果的に良い野菜ができなくなる。
土が傷んだ分だけ、腐葉土や積層堆肥を沢山混ぜ込めば良い。休耕するとか。
私も、便利なので、農薬ファンですが、農薬は、厳密な意味で、健康に良くないと思う。従って、私は冬場〜初春しか野菜は作らない。
田舎住まいのときなどは、農薬を使わなくても(農薬など使ったことがない。)、食べきれないほどに、結構収穫があった。
化学肥料も使ったことがない。石灰とカマドの灰と人糞とか鶏糞・雑草・敷き藁程度。
都会系田舎では、害虫が多すぎる。農薬無しでは、何も収穫できない。
美味しくないのは、野菜の品種自体を改良して、糖度ブリックス中心主義とか、灰汁苦味や青臭さ(野菜臭い)をなくしたせいと思う。
以上を例えるならば
絵画で、3原色の色彩だけでは、面白い絵が表現できない。やはり、明度(白黒明暗)や彩度も必要ですし、額や展示する場所のスティージ・展示照明等の脇役も必要です。
尤も、絵にしたって、作者名を外せば、贋作も正規版も区別が付かない。TVの鑑定団ではないですが、骨董品など殆どが贋作とも知らずに、大切に保存している。品の良し悪しなど殆ど理解していない。買った金額で評価している。
同じように、野菜の良し悪しも、食べやすいかどうかという事で、美味しいかどうかは別の話。料理方法と気分でしか判断できない。
本物の味? という基準がない・知らない。尤も、本物の味を知ったからと言っても、何の役にもたたない。
当家の子供は、生きたカニの料理より、カニかまぼことマヨネーズの方が、喜んでいます。親しか食べない。どうも良く聞けば、カニを食べたあとの汗の匂いがいやらしい。
極端な話、映画にしても、TVや映画館で、見るのと、ロケーション唐栗を観るのとでは、全く違うようなもの。
私は、すし屋のアルバイトだけはしたくないし、したこともない。
壽司がまずくなる。大抵の料理店でのアルバイトは、試食会があるので、良くしたものです。魚釣りも好き。新鮮な色々な魚が釣れる。
手品も、一度だけ習ったことが有りますが、面白くないので、直ぐに止めた。人には、知らなければならないことと、知ってはならないことがある。
何事も、人の噂・マスコミ・世論しだいです。
その他、栽培環境も悪い。(水も空気も太陽も土も悪くなってきている。) 大阪の水道水と福井小浜の水道水とでは、味がぜんぜん違います。
米などは、銘柄とかより、田んぼによって、味が全く違います。
極端に言えば、炊き立てのご飯と3日経った冷や飯をレンジで暖めたほどの違いですね。
・
鋪囲ン
2007/08/06(月) 17:16:59
[[解決]]
たくさんの方のご意見を一つ一つ噛み締めながら読ませていただいております。迷いがだんだん晴れていくような気がしています。進む道を誤ることなくこれまでと同じに野菜作りに励もうと思っています。みなさまありがとうございました。
野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター