果樹を無農薬栽培に近い方法がありますか

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

端田マリ 【東海】 2007/05/15(火) 09:54:49
果樹に限らず野菜も農薬を使わないで栽培したいのですが、唐辛子などの入ったものを購入しましたが、効果が期待できませんでした。農薬と違うので当然でしょうが、人体に無害で効果のあるものをご存知でしたら教えてください。果樹は柿、レモン、みかん、すだち。野菜は人参、イモ類、葉ものや豆類等各種を育てています。家の庭で日照や灌水は大丈夫です。

ばんざいうさぎ 2007/05/15(火) 12:41:18
ニームオイルという、木から採るエキスが、殺虫剤というよりも害虫の食欲をなくして餓死させるという作用があり、我が家ではバラ科の植物に付いた虫(うちではバラゾウムシ)にかなり効き目がありました
たしか人間には無害な植物のはずですので、害虫の発生する時期に合わせて希釈液を散布すれば効き目があると思われます

果樹にも効果があるか、どんなものにどのくらいの量が良いか等はちょっとわかりませんので検索して調べてみてはどうでしょうか?
ニームにはオイル(エキス)の他に土に撒く粉状のものもあるようです

タネツリ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2007/05/16(水) 14:11:41
 主に品種選択と播種時期によってしのいでいます。柿は困難になりました。

タネツリ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2007/05/16(水) 18:53:25
 書き落としました。特に野菜の場合は、土つくりが第一です。

りっこ 【関東】 2007/05/16(水) 19:56:06
まずほどんど無理と思います。(病害虫に比較的強い果樹を除いては)
桃は寒い地方で育てた苗は落葉期に石灰硫黄合剤を散布しなければ必ず縮葉病にかかります。又、梨はカイズカイブキが近くにあると必ず赤星病にかかります。梅もカイガラムシ、アブラムシ、柿もカキノヘタムシ、スモモ、桃、梅、ザクロ、梨、などはアブラムシが必ずつきます。葉の糖分が高いと異常に発生するというデータもあるようです。家庭菜園ですから比較的肥料を多く投入するせいかもしれませんが...。又、樹木間隔も専業家より狭いでしよう。タネツリさんがおっしゃるように品種によってある程度軽減できます。早生種ほど病害虫にかかるリスクは軽く、晩成種ほどリスクは大きくなります。家庭菜園ではえてしてより美味しいもの、スーパーには販売していないもが実るのを植えたがります(当方は特にその傾向が強いです)その地域の気候風土を無視しても植えたがります。すると大体は病害虫にやられる確率は高くなりますね。ですから最低限劇薬扱い以外の薬剤散布は最小限必要と思います。(必ず使用方法を守って)ニーム核オイルやニーム核油粕、カニガラ粉末の天然資材もうまくいけば効果はあるでしよう。(当方も使用しています)薬剤では対処が難しい飛来害虫に対してはフェロモントラップ等が在るようですが果樹の本数が少ないと高価過ぎて現実性がありません。都合の悪いことに病害虫にかかると半数ほどまともなものが実ればよいというわけにはいかないことです。全滅することがあります。葉菜類も無農薬では比較的レタスぐらいでしようか。人参、春菊、チマサンチエもあまり被害はありませんね。でもそればかり栽培するわけにもいかず難しいですね。今回栽培されている中にはありませんがキャベツの専業家は収穫まで40回くらい薬剤を散布します。減農薬でも20回ほどかけます。ですからキャベツ畑には喋々は舞ません。家庭菜園ではせいぜい多くて2,3回くらいでしよう。当方は植え付け時にオルトランを少々土にまぜるだけです。一時は深夜懐中電灯持参でヨウトウムシ退治をしたものです。野菜ならこんなもんで良いと思いますよ。果樹はだめですね。柑橘るいもカイガラムシ(茶色の小さなやつ)がよくつきます。あまり無農薬にこだわると折角育てた樹が枯れてしまうこともあるようです。

cat 2007/05/16(水) 21:33:38
>人参、イモ類、葉もの

この辺は、昆虫による受粉を要しないので、不織布のトンネルで害虫対策はOKでしょう。

>柿、レモン、みかん、すだち

これらも、果樹の中では比較的無農薬でいける樹種だと思いますが、
どんな病害虫にやられますか?

信濃大路 2007/05/17(木) 09:33:55
木酢(木窄液)是人間が飲んでも大丈夫、遅効で散布してから5〜7日で効果が虫類、アリマキ、天道虫だまし他は経験がない、ただ1年目は100倍今5年目で果樹には張る原液以後50倍、野菜には作付け前に10倍虫が付いたら20〜50倍で使用して段々量が増え果樹園300坪、菜園50坪で年間で50L位必要で今年から炭を焼きだしました。
簡単です炭を焼きましょう。

こがも 2007/05/17(木) 19:41:26
木酢液に関して、過度の安心感があるようなのでひとこと付け加え
させていただきます。木酢液の主成分は水と酢酸(つまりお酢)
ですが、それ以上の殺菌力がある場合、その作用成分はフェノール
とか、ホルムルデヒド(ホルマリン)などです。さらに製品によっては
キシレンとかタールなどの発がん物質も含まれる可能性もあり、含まれ
ているかどうか、発売元でも調べていないことがほとんどです。
ご使用に関しては安全性などについてもよく調べられ、自己の判断で
されるのがよろしいかと思います。少なくとも通常の農薬をまくときと
同じ程度の手袋、マスクなどの防備はされた方が無難かと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E9%85%A2%E6%B6%B2

信濃大路 2007/05/18(金) 08:45:13
^^ですから自分で作りましょ^^
しかし農薬メーカーも大変なようですね。

けいちゃん 2007/05/19(土) 20:54:22
[[解決]]
皆さんご意見いろいろとありがとうございます。参考にさせていただきます。

ちゃっぴー 【甲信越】 2007/05/22(火) 01:04:27
 「解決」だけど質問者と解決者の名前が違うので書き込みします。
 
 柿・・・私の所にはいないけど暖かい地方には刺されるとすごく痛い毛虫がいっぱい付くそうですので消毒でしよう。私は無農薬と言うよりほったらかし、少々見てくれは悪いですが。鈴なりです。
 柑橘・・無農薬。アゲハチョウの幼虫との戦い!!毎日割り箸でつまんで道路に投げる。臭いんだこれが。幼虫を2Lのペットボトルに数匹割り箸2本餌の葉を入れておくと蛹になり羽化する。これも無農薬の楽しみ。
 人参・・・植えっぱなし。商品には到底無理だが食べられる。
 芋・・・・ジャガイモは連作しなければOK、種芋は毎年買う。里芋さつまいもも無農薬。イモ類はどこに出しても恥ずかしくない仕上がり。
 葉もの・・これが問題。キャベツは最悪。りっこさんのおっしゃるとおりで長野の広大なキャベツ畑には蝶一匹虫一匹いない。大型機械で農薬かけまくり。あれを見てから当分スーパーのキャベツが食べられなかった位です。私の場合モンシロ蝶対策はネットをかける。問題はヨトウムシ特に梅雨と秋雨の頃突然大量に発生。気持ち悪いがひたすら取る。特に昼は土の中に隠れているので土を掘ったりして。この時ばかりは1〜2回消毒。今年はマルチを張ってみましたがどうなるか。春菊は臭いから?虫は付かない。その他の菜っ葉は最初のオルトランとネットかけ。
 豆類・・・枝豆はたぶんカメムシに吸われてるがもぐとき選別するので気にしない。それより水遣りしないと実のはいりが悪い。
 トマトきゅうりナスピーマンなどは苗の植え付け時に農薬を入れて植える。虫は気にならないが、特にきゅうりはうどん粉病がすごいので消毒必要。

 農薬を気にするとスーパーの物は何も食べられなくなる。でも知らない所で使われているのと自分で使うのとでは気分的に違う。要は見てくれを気にしなければあるていどは何とかなる。殺虫剤を使わないとアブラムシの天敵てんとう虫の幼虫(気持ち悪いけど)がいたりしてあまり気にならない。でもアブラムシは突然大発生するのでそのときは潔く消毒。虫は発生してからでもなんとかなるが、病気は少々なら良いが重症になると本当に全滅または枯死。品種と病気の相性、収穫の歩留まり外見を考慮し予防的に最低限の農薬は必要です。

 木酢液は私も成分と効果に疑問があるので使っていません。飲むのはどうかと思いますが、ただ木酢液が完全に×だと燻製も食べられなくなってしまうし。木酢液は煙を冷やして出来た液体なので、同じ煙どうしならタバコよりよっぽど安全でしよう。でも20〜50倍で使うなら炭焼きの出来ない大多数の人は費用対効果を考えると農薬ですね。

 遺伝子組替植物が100%安全と証明されると良いんですけどね。でも虫も病気もそれに合わせて進化するかな?

信濃大路 2007/05/22(火) 07:18:06
木酢(炭焼き)とっても簡単、家庭内の庭木、果樹の剪定枝でまず必要分は作れます、特許出そうか迷っているので此処で詳細に説明できませんがやって見る事が大切では何事も。

RED 2007/05/22(火) 08:01:46
 木酢は成分がバラバラというのが問題で、安全性が高いかどうかは調べてみないと(基礎分析で5〜10万)判らない、というのが実情です。
 従って、一概に問題ないかどうか誰にも言えないんですね。そこが最大の問題かと。本当はメーカーがちゃんと調べてタールやフェノール、ホルムアルデヒドの含有量などを明示するべきなんですが・・。

 タバコより安全かどうかも定かではありません。農水省は特定農薬に入れるかどうかで多額の予算を使って調査を行いましたが、市販品の中にホルムアルデヒドを3000ppmも含んでいたものが見つかっています。
 希釈しても基準超えます・・。
http://www.env.go.jp/council/10dojo/y104-01a.html

 常識的な散布をしている限り、多くは実害を生じないとは思いますが、調べないことにはハッキリは言えない。自己責任の下に使うしかない資材ではあります。
 自分で作ったものも同様ですね。タバコ液ほど凶悪ではないにせよ、自然農薬の中では注意が必要な部類に入ると思います。

 ちなみに農薬は、収穫前時期をきちんと守れば、「食べる分」には、安全性に問題ありません。むしろ注意が必要なのは散布するときのほうですね。体内に摂取してしまう量は、作物を食べるのとは比較にもなりませんから、防御と十分な注意が必要となります。木酢散布も同様。上の方で書かれているように、防御はちゃんとすべきです。


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