堆肥系の肥料
初心者ママ
【近畿】
2007/04/08(日) 04:23:29
以前にもこちらに相談をさせていただいた初心者です。 今年の4月から、大阪で市民農園を借りて初めて家庭菜園に挑戦しようと思っています。
先日、『堆肥系の肥料を入れてくださいね』と言われました。 色々調べたのですが『堆肥系』の肥料って種類がたくさんあり、どれをどれだけまぜたらいいのかが解らずにいます。種類をたくさん入れた方がいいのでしょうか?
市民農園では、鶏糞を混ぜる方や牛糞を混ぜる方。バーク堆肥を混ぜる方や腐葉土の方。 お米の籾殻がいい!という方や米ぬかがいい!という方。色々です。
あと、借りる市民農園が昨年まで田んぼをされていたらしく5pも掘ると粘土質のような土が出てきます。 現在は20〜30センチぐらい全体に掘ってみようと思い作業しています。
昨日作業していたら『そんなに掘らなくてもいいのに・・・粘土質の土はそのままにしておかないとダメ!』という方もいらっしゃいました。
場所は大阪で、土地は6坪ほど植えようと思っているのは『さつまいも』や『にんじん』、『ほうれんそう』などです。 よろしくお願いします。
Iwasaki
【近畿】
2007/04/08(日) 06:51:26
根菜類を植えるのであれば、30cm以上は耕すべきです。
実際問題として、田んぼの底土は、水捌けの悪い状態ですから作物に因っては、根腐れ等を起こす可能性も多少は有ります。
鶏糞や牛糞及び米糠等は、醗酵熟成済の物を使いましょう。
油粕等も同じですが、醗酵が不十分な物は、蝿の蛆等が湧く事も多々有ります。
又、悪臭やカビの原因にも成ります。
鶏糞や牛糞は化成肥料等と同じく肥料として考えます。
米の籾殻やバーク堆肥は土壌改良資材と考えます。
初心者ママ
【近畿】
2007/04/08(日) 14:42:20
IWASAKI様ありがとうございます。 市民農園っていろいろな考えの方がいらっしゃるようで・・・(市民農園に限ってではないかもしれません) 30p以上やはり耕さないとダメですよね。もうすでに、ナスやきゅうり、トマトを植えてらっしゃる方もいて、我が家ではそれを横目に見ながら土と格闘している現状です。 もうすこし、頑張って耕してみます。本当にありがとうございます。
またまた質問させていただけたら・・・『米ぬかの醗酵熟成済み』ってどうすれば手にはいりますか? 『米ぬかをそのまま撒いたらいいよ!』といわれたので下調べもなく撒いてしまいました。
ちゃんとこの掲示板で教えていただいてから撒いたらよかったと反省しています。 初心者なもので本当になにもわからず質問攻めばかりですいません。よろしくおねがいします。
たちつ
【近畿】
2007/04/08(日) 16:25:21
・
田圃を一時的に、畑に転用することについて(裏作も含めて)
水田は、ある程度の深さに粘土質の岩盤があって、水の浸透を防ぎ、水を貯める性質があります。そのような2重地質を気が遠くなるくらい長年に渡って作ってきています。そのようにしないと、肥料分も含めて、地下に抜け落ちて・流れてしまい、まずい米しか取れません。
ここで、区画整理(機械化農業の初期に、色々な形の田圃を四角に整地した・水路を広くまっすぐにした)を実施するに当たり随分と意見があった。(区画整理するときに重機で土を掘り返し、地下の防水層を破壊する・かき回す=田圃の土が痩せる・米がまずくなる・収穫量が減るかもしれないという不安)
結果的に、将来の為・国の経費負担ということで、流れに逆らえず了承した農家も多い。
という事で、地下の防水層を破壊しないという暗黙の了解事項・非強制的な注意事項がある。・・・・深く耕さないで欲しい。
次に、防水層を破壊しないで、排水を良くするにはどうするか。
高く凸状山高に畝・尾根を作って其処に植え付け、排水性を高める。
畑の畝は、比較的低く、田圃の畝は相対的に高く作るのが普通です。
>堆肥系の肥料を入れてくださいね
は、誰が言ったのか判りませんが、一般的に昨今のエコブームですから、折角自作するのですから、有機栽培無農薬(減農薬を含む)で、栽培しましょうと言う意味だと思います。特に生ゴミ堆肥を指しているものと思う。
それと、化成肥料は、肥料分密度が多い(濃度が濃い)・安価・手軽・見栄えが綺麗という事で、必要以上に撒きすぎる。市民農園=素人初心者集団=説明書を読まない・勝手に我流で判断する・損得採算節度を考えない思いつかない。肥料を残しておいても仕方が無いので、買ったものは全て一度に使い切る。特に安価(肥料の価格は野菜を1-2個買う値段で、超沢山買える)ことに問題がある。 結果的に使いすぎて、野菜が育たなくなる。
それと、良く混ぜない・耕さない(機械も無いし、体力も無い・しんどくて疲れる。鍬の使い方を知らないので、筋肉痛・腰痛になる。)
結局一度に撒いてお仕舞いとなる。(少なく回数多くを考えない)
その点、有機肥料なら、少々多く撒いても害が少ない。
有機肥料は、化成肥料と比較して、臭い・汚い・量が多いので、沢山まかない。(肥料分の密度が低い)
籾がら・米ぬか・米のとぎ汁は、酵母菌が含まれているので、醗酵して
微生物を集め・培養し土を肥沃にする。「ぼかし」とも言う。
又、色々と使用するに当たり、良い面ばかりか人気先行している。
>市民農園
ですから、正確な知識を持って、それに応じた肥料を使っているというより、思い込み・聞きかじりで好き勝手に使っている。従って、人によりバラバラ・思いつきで、其々がこれが最高の使い方と思っている。
基礎的な知識も、経験も持っていない と割り切って考えた方が良い。
又、農作物というものは、肥料がなくても、少々沢山入れてもさほど変わらない。(大地の内包する自力で育つ野菜も多いものです。1-3年程度は、無肥料でも、上手く育つ。極端な話、河原の砂地でも良く育つし、低開発国の焼畑農業でも育っている)
市民農園一区画程度なら、鶏糞か牛糞1-2袋もあれば、1年は使える量です。殆どの市販品は完熟発行済みです。仮に未醗酵の生家畜堆肥でも、
良く土に混ぜて、2週間程度据え置く(植えつけない)と安全です。
少々ハエが集まっても、広い空間ですから、余り関係も無い。
むしろ蝿が集まって、産卵し蛆が湧けば、有機質の分解も早くなる。
蝿も微生物の一部。これが室内観葉植物なら話は別ですが。
とにかく、施肥は、少量を回数多くが原則。2-3ケ月毎に撒いて、表土をかき混ぜておくとよい。(中耕ともいう)
いわゆる コマメさ。毎日コチョコチョと土いじりをする。の気持ちが大切。毎日観察する。何でも試してみるそのうちに、自分なりの基準か程度が判って来ます。軽重のポイント・使い分けが判って来ます。
素人・初心者は、私も含めて、理屈に合わない屁理屈が上手で、説明も知識ももっともらしく長々と話す。何となく意思が通じるし、理解しやすい・わかったような気がする。
プロの農家は、知識経験も豊富ですが、説明のしかたが乏しい(当たり前のことなので、説明のしかたが判らない。説明以前の問題と無意識に思っているし、余程常識はずれで無い限り説明・注意しない。説明も短い。ここがお互いに意思が通じない・理解できない。) どちらも一長一短です (^_^;)
『さつまいも』は、肥料控えめ
『にんじん』の種蒔きは、肥料控えめにしないと生えない、追肥型
『ほうれんそう』はアルカリ系で石灰を撒く。
と其々栽培の性質が異なります。
詳しくは、JAサイトに野菜栽培のポイントが解説されていますので、一読すれば、安心感もます。
借り入れ年月の関係もありますが、ジャガイモ・玉ねぎなど日持ちするものとか、豆類とか白菜とかトマトとか買えば高いものも少し植えれば面白いかも。キクなど切り花とか。
カラス対策に、頭腹の黒いカラス対策も含めて、畑を蚊帳状にネットを張っておいたほうが良い。(安物て良い)
と考えます。
・
mutin
2007/04/08(日) 16:30:07
田を畑にする場合、通常は客土します。最後にブルドーザーなどを使って整地するので、結果的に土が締まって、耕すのは大変なことになります。
周囲に田があれば、それよりも地面の高さが高くなっていると思いますがいかがでしょうか? もしそうなら、粘土質は田の土ではなく、客土した山土などです。
そうやって作った市民農園をしばらく前から借りていますが、最初は大変でした。30cmぐらいの深さまで掘り返し、1平方メートルあたり、バークおよび牛糞を半〜1袋ぐらい入れいきましたが、土はなかなか柔らかくなりませんでした。
堆肥の使い分けは、CN比が参考になります。一般に下記のように考えられます。土壌改良の点ではバーク堆肥が長持ちします。鶏糞は、化成肥料と同じような速効性が期待できます。
速効性<- 鶏糞 牛糞 バーク堆肥 ->緩効性
なにか参考書があったほうがよいと思います。下記の本は、初心者用に書かれていて読みやすいと思います。
http://www2.shufunotomo.co.jp/webmado/detail.php3?isbn=4-07-240603-1
初心者ママ
2007/04/10(火) 18:03:40
[[解決]]
たちつ様、mutin様ありがとうございました。 毎日のように子供達と農園通いをしているのですが、相変わらず『こうしたらいいよ! こうしないとね!!』と色々云々耳に入る毎日です。 これからは、市民農園では、割り切って聞いていきたいと思います。 本当にありがとうございました。
早速教えていただいた参考書を買いに行きたいと思います。
本当にありがとうございました。
野菜・家庭菜園用掲示板@園芸相談センター